敗者復活戦、当日。
前乗りして個人的に場の掌握を済ませ、
不安材料は拭ってある。
準備万端、あとは余すことなく演じるのみです。
そして、召集がかかって、いざ出陣。
同じ組の方々と足数の打ち合わせを行おうと顔合わせをしたところ・・・・
「私、立射なので、貴女が大前のつもりでリードしてくださいね」
なんですとー
この直前に、まさかの無茶ぶり!?
全員坐射だと思い込んでいたのは迂闊でしたが。
けど、ここにきて自分のせいで全滅ってのは腹切りモノです。
頭をフル回転して演武を思い描き、急所急所をイメージする。
大前に主導権があるところ。
自分が先導するべきところ。
動きを合わせるための予兆を知るため、立射の作法に
ついて、これでもかという質問攻めをする。
限られた待ち時間の中で、ひととおりの枠組みが描けました。
絶体絶命のピンチ
と顔面蒼白になりましたが。
この短時間でこんなに頭が働くとは・・・と自画自賛。
おかげで、
「今日の私は冴えてる」 と妙な度胸がついた。
練習どおりというほどの自然体ではなく。
かといって、緊張感や焦りに溺れるのでもなく。
“本番に強い” と称されてたのは、こんな一面なのかもしれないと思った。