外国人旅行客

新幹線移動エピソード、その２。
私の場合、弓を乗せるために必ず最後部席を予約して
特大荷物スペースに置いているのですが。
途中の停車駅で外国人観光客が乗ってきて、荷物スペースに
かなり大きなキャリーケースを３つ、入れ込んでいました。

あちゃー、せっかく空いていた車内だったけど。
隣に大きな体格の方が座られるから、トイレとか行きにくくなるなぁ。

すると、てっきり隣にくるかと思っていた人たちが前列の座席に座った。

ちょっと、ちょっと
そこの席なら、特大荷物スペースに置いちゃダメでしょ。

海外の方だからシステムを分かっていないかもしれないし（英語での
案内表示はあるものの）、目くじらを立てるのもなぁとモヤモヤしていたら。
十数分たって、車掌さんが巡回に来られたので目配せをした。
座っている人数とスペースにある荷物量が見合っていないし、
明らかに長期滞在サイズのキャリーケースだから、車掌さんは
すぐに状況を察知された様子。

まずは切符を確認して、荷物スペースは最後列の予約席専用であることを
説明するんだろうなーと成り行きを見守っていたら、衝撃の事実が発覚。
なんと、全然違う新幹線の指定特急券だったようで。
博多まで行かないこの列車が比較的混んでなかったから乗り込んで、
勝手に空いている席に座ってたみたい。

次の停車駅で強制降車させられる運びとなりましたが、言葉が通じない
ことを逆手に知らんぷりしないようにと、英語が堪能なスタッフが
ドア付近で待機している念の入れっぷり。
私に被害がいかないようにと、件の車掌さんも見守ってくれました。
コロナ禍があけて、こういうことも日常茶飯事になってるのかなと思うと
関係の皆様のご苦労が推し量れて、痛み入りました。