昨年旅した インドの本に 出会いました。
再び タージマハル を訪れた気分に させてもらいました。
タージマハルは インドのアーグラ市 ヤムナー河の畔に建つ墓廟です。
第五代 ムガル皇帝が 皇妃ムムターズの為に 建てました。(1632)
皇妃ムムターズは 戦場を夫と共にして 18年間に14人の子を 戦地で産んでいます。
無くなった時も(1631) 戦場で 産後の産じゅく熱で亡くなりました。
ムムターズを愛していた皇は、遺言を護り 生涯再婚せず、立派な墓廟を 造りました。
インドには 幾つも 大きな寺院がありますが、
タージマハルは 人種・宗教・カースト・全てを超えた全ての人人に 愛されている場所です。
タージマハルには 人人の心を開放し、癒しを与えてくれるものが 有るのでしょう。
それは その建物の 容姿の美しさだけでなく 祀られているのが
権力者・聖者・英雄でもなく、夫を愛し 多くの子供を産んだ
只の女性だからかも 知れません。 聖母マリア的 存在なのでしょうか。
私の尋ねた時も 大勢の人たちで賑わっておりました。
生存中 皇は 自分の為に 対岸に 黒の大理石で 建てたいと考えていましたが、
当の皇の墓廟は、ついに造られる事無く、このタージマハルに共に祀られています。
今日の日めくりカレンダー It used to be. かってはね。