旅人

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あと 何回行けるかな~

ミミカキグサ

2005-12-17 | 私の本棚
”ミミカキグサ ” こんな名の草花 この小説で、始めて知りました。

湿地に咲く花で、ひょろりとした茎の先端に、黄色い花が咲きます。
花が 散った後の実を、包み込むように、萼が大きくなり、
その形が、耳掻き に 似ているのです。

60歳過ぎた 女性が、始めて書いた 小説 『白骨花図鑑』
を 図書館で見つけました。
作者名 「甘糟幸子] お名前も 引っかかるものが、有り 読んでみました。

作者は 年齢を疑うほど、瑞瑞しい感性、細やかな情緒を、お持ちで、
近頃の 荒々しい、ギスギスした世相に、うんざりぎみの 私には、 
心地よい 清涼剤 になりました。 

毎日の 暮らしの中の、何気ない事件を、ある距離をもって、静かに、知的に、
語りかける 作者の 感性が、大好きです。

同じような 感想を、持った本 昔読みました。誰だったかな~
向田邦子 か? な~。 いや もっと 静謐な感じがする 作家です。


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