旅人

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モーツアルトは おことわり

2012-06-22 | 私の本棚

梅雨に合う花 びよう柳も 開花しました。 

本屋に入り目に飛び込んだ本でした。 学校推薦図書の中の一冊です。


   

題名から?? と思いページを開くと ベネチュアで理髪店を営む 夫婦と男の子、古いバイオリン

が、登場します。 実はこの夫婦、アウシュビッツの生き残りのユダヤ人です。

2人は 捕縛中 オーケストラの一員になって 生き永らえました。

そして母は 子供に厳しく言い渡します。”父に決してモーツアルトのことは聞いてはならぬ” と。

 

このオーケストラは ガス室に送る ユダヤ人を安心させる為に 

毎日モーツアルトの曲を、演奏させられていました。

男は 戦後即バイオリンを焼却し 以来手にすることもなく 床屋として生きてきました。

妻は捨てられず 戸棚の奥深くしまいこんでいました。・・・

二人の血を引く男の子が、音楽に目覚めるのも 時間の問題で、隠されていた 母のバイオリンを使って

音楽家に成長していきます。

ドイツの侵した罪は重く・深いとあらためて感じさせられました。 時間で消すことのできないものです。

子孫にこのような負の歴史は 決して残してはならない! とも。

子供達には 是非読んでおいて欲しい本だと 感じました。

今日の日めくりカレンダー  Good going !   よかったね!

 

iPadから送信 皐月