旅人

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じょうちゃん

2008-03-05 | 私の本棚
        

絵本童話作家 松谷みよ子さん の自伝です。
題名 ”じょうちゃん”は幼い頃みんなにそう呼ばれていたので
本人も 自分を ”じょうちゃん”と呼んでいたそうです。

子供たちが小さかった頃 松谷美代子さんの本は常に傍にありました。
”いない いない ばあ”に始まり ”ももちゃんシリーズ””ちびっ子太郎”
”ふたりのイーだ””竜の子太郎”と成長と共に変わっていきました。

作品にご縁があったので、作者にも興味がありました。昭和の歴史と共に 
育った人 位の 認識でしたので、とても 興味深く読みました。

父は 当時としては リベラルな弁護士であり、末っ子の作者が 幼い時に亡くなりました。
以後 時代の厳しさもあり 苦労の多い生活が 始まりました。働きながら
坪田譲治の 指導を受け作家として、昭和の童話を書き始めました。

分かり易い昭和史とも 読み取れました。今でも作品を書き続けておられます。