旅人

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この子を残して

2008-02-07 | ニュース
               

戦後多くの人に読まれた本です。≪ この子を残して ≫
長崎で被爆した 医師 永井隆博士が 自分の亡き後の 2人の子供達を 案じて書いた本です。
当時の人達はみんな涙しながら読みました。私もその1人でした。

《 一日でも一時間でも 長くいきたい。 この子が一人でボタンを はめる事が出来るようになるまで生きたい。》 

と願った父も、原爆による脾臓肥大で 間もなく亡くなりました。

新聞の死亡広告に、その子供の一人 当時3歳だった 茅野さんが癌で亡くなったと報じておりました。享年66歳。

直接被爆はしなかった彼女も やはり癌でしたね。私は60年前の この本を 即 思い出しました。

まだまだ 戦後は終わって無かった と思いました。

      

≪ 娘よここが長崎です ≫ 筒井茅野著