おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

久々の帰省。

2009年12月11日 19時11分58秒 | 
 昨日の最終あずさで塩尻に帰省した。その間、国際有機農業映画祭があったり、国際シンポジウムがあったり、などなど大きなイベントが終了した。気が付けば12月。ここ2~3ヶ月は本当に忙しかった。

 帰省する前に、霜里農場の研修生の先輩と話し、自分を振り返るいい機会になったし、お互い有機農業に対して同じような考えを持っていて、さすが霜里農場門下生だな~と改めて納得した。

 今回の帰省はゆっくりで、日曜日までいることができる。まだ夏野菜の片付けもできていないというだらだらぶりを発揮していて、周りの畑を見渡しても、どこの畑も片付けは終わり、野菜は保存しているのに、僕の畑だけが賑やかだ。

 明日12日の午前中に間に合うように野菜をダンボール1個分詰めて送らなければならず、今日は午後からせっせと収穫作業。が、しかし、今日はあいにくの雨。あまり、弱くもならず、野菜を収穫するにはなんとも辛い天候だ。外で作業しているのは僕だけ。

 寒くなってきたので、葉物もあまりなく、土壌もまだまだ肥えていないので、大きくならず、葉っぱの外側から黄色くなっているものが多い。タアサイにホウレンソウ、冬菜など。

 だけど、この季節しては、野菜はあるほうだと思う。コカブ、大根、金時人参、3寸、5寸人参、木曽紫カブ、ひだ紅カブ、ネギ、高菜、ホウレンソウ。なんだかんだで10種類の野菜を送ることができた。他にもゴボウやサツマイモ、ヤーコン、大根も煮物用の短いもの、聖護院大根、ラディッシュなどがある。

    

 金時人参って赤くてこんなにも細くて長いんです。途中で折れてしまったりして、収穫が大変。だけど、生で食べてみたら、噛めば噛むほど甘みが出てくる。今日の夕食はシチューだったが、それでもピッタリだ。

    
  
 赤カブも詰めた。間引きが全然できておらず、本来ならもっと大きくなってもいいのだが、間引き感覚で収穫。漬けなくてもスライスしてサラダで食べてもいける。

    

 これに高菜やホウレンソウも詰めていざクロネコヤマトへ。雨なので、家の廊下を開放して、荷造りをしていた。いとこのおばちゃんが大根の漬物を届けに来たので、はねものの人参や紫カブをあげた。物々交換。

 少ない量だが、代わりに野菜を売ってくれるとは有難い。場所は東京の神楽坂。今週末13日(日)の9:00~16:00だそうです。http://kisetsu.me/

 明日は晴れるようだ。頼まれた原稿や論文、来年から行く大学院の書類を書いたりと雑務は多いが、合間を縫って畑に出ることが出来て、少し気持ちが落ち着いた。

 


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