せろふえ

チェロとリコーダー
自閉症の娘
本と漫画 農と食 囲碁パズル
とっちらかっているので、気になるカテゴリーやリンクを

10ドルだって大金だ ジャック・リッチー

2024年07月16日 | 
 ジャック・リッチーは吾妻ひでおが良いと書いていて、クライム・マシンがとてもおもしろかった。
 これも短編集で、短編しか書いてないらしいけれど、シリーズものも入っていて楽しめる。

妻を殺さば
毒薬であそぼう
10ドルだって大金だ
50セントの殺人
とっておきの場所
世界の片隅で
円周率は殺しの番号
誰が貴婦人を手に入れたか
キッド・カーデュラ
誰も教えてくれない
可能性の問題
ウィリンガーの苦境
殺人の環
第五の墓

 ターンバックルのシリーズが好きだと吾妻ひでおが書いているのだが、彼は誰にも愛されるだろう。
 迷探偵(刑事?)ターンバックルはなかなかするどく推理を働かせ、それをとくとくと語るのだが、たいてい的外れで、でも事件は解決してしまうのだ。こんなふうに書いても「ネタバレ」ではないと思うのだが。

枕魚 panpanya

2024年07月15日 | 漫画
 古本屋で見かけた。こういうのが古本屋に出ていて、それを見つけるとなんだかとてもうれしいなあ。

蟹に誘われて panpanya - せろふえ

同僚に借りた。カオスノート(吾妻ひでお、なんと記事にしていなかった。)を貸したら、不条理ものでこれを思い出した、みたいなことを言って貸してくれた。でもこれは不条...

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 蟹に誘われてが2014年、枕魚が2015年 初犯 いやいや初版のようだ。前に著者は性別不明、文系男子じゃないかと書いたのだが、いややっぱり女だと思う。

古本で漫画2冊

2024年06月15日 | 漫画
 古本屋で見かけておお!と思い買った。

蟹に誘われて panpanya - せろふえ

同僚に借りた。カオスノート(吾妻ひでお、なんと記事にしていなかった。)を貸したら、不条理ものでこれを思い出した、みたいなことを言って貸してくれた。でもこれは不条...

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 S4G 内田春菊
 こちらも古本屋で買ったのだが、ほぼ同じ物だった。

マンガ日本性教育トーク 内田春菊 - せろふえ

図書館に入っていてすばらしい。いつもの内田春菊で、この人の壮絶な人生と健康な精神と作品とが完全には消化できない気もするのだが、ともかく作品はその健康な精神がすば...

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 再読はうれしい。

 昨日は少ーーしチェロ出して練習。こんな書き方するくらいで、ほんとに怠け者だと思う。
 家にひいている光回線を更新して速くした。違う気もするし、あんまり変わんない気もする。電話番号(固定電話)を換えなければならず、釈然としない。ルータの返却とか、まだまだ面倒な手続きがあるなあ。
 運動はほとんどせず、歯医者に自転車で行っただけ。時計はいちおう運動したと認めているが、うーん。
 ここんところ農作業を全然してなくてまずいのだが、もう暑くて何もできない季節だなあ。梅など剪定した枝が放置したままなので、草むしりしながら薪にする作業をしなければならないのだが、本(まんがも)ばかり読んでいて、ほんとに怠け者だなあ。

クライム・マシン ジャック・リッチー

2024年06月08日 | 
 吾妻ひでおがおもしろいと書いていたので図書館で借りた。ほんとにおもしろい。著者は短編ばかり書いているようで、こういうのはユーモア・ミステリ、と言うのか、へー。魅力的なキャラクターのシリーズをたくさん書いているらしく、それがまたいい感じだ。


蟹に誘われて panpanya

2022年05月31日 | 漫画
 同僚に借りた。カオスノート(吾妻ひでお、なんと記事にしていなかった。)を貸したら、不条理ものでこれを思い出した、みたいなことを言って貸してくれた。でもこれは不条理ものではなくて「妄想」だと思う。
 panpanyaなんて全然知らなかったが、このような作品をたくさん出しているらしい。驚きだ。白泉社から出ているのも驚きだ。(と言っても出版社(の傾向?)のことなんてろくに知らないけれど。)
 一瞬西原理恵子を思い出すような横長の女の子と、やたらに描き込んである背景。ワケのわからない話だが、学校文化が濃厚に根底にある。年齢も性別もわからないらしいが、僕の見たところ文系男子。(だと思うがわからないけど)少なくとも僕には理系の脳ではないとしか思えない。
 ともかくおもしろかった。同僚はたくさん持っているらしい。次々読む感じではない。頭がおかしくなりそうだ(ってこたーないか)。たまにまた貸してくれと言った。

菊次郎の夏 北野武

2021年01月20日 | 映画・テレビ

  菊次郎の夏を見た。図書館にあった。吾妻ひでおが良いと書いていて、あまり期待せず見た。期待しないで良かった。たいしたことない。名作を見るのは教養だ。たけしの、自分をこうやって見ていてこうして作品にする精神がすごいと思うのだが、そんなことない?
 具体的にどうとうまく書けないのだけれど、僕の感じ方では細部がいろいろデタラメで全体としてもたいしたことないと思うだけれど、良いと思う人はたくさんいるのだろう。子役が下手くそで、それはわざとそう演出しているのだと思うのだが、それも成功しているとは思えない。でもまあいいか。

パラサイト 半地下の家族 ボン・ジュノ監督

2021年01月14日 | 映画・テレビ

 録画してあった「パラサイト 半地下の家族」を見た。とてもおもしろかった。おもしろかったが、なんて言うか完結したちゃんとした物語じゃないのね。後半思わぬ展開でびっくりしたが、たいていすぐれた作品の思わぬ展開は、あとから必然だった思わせるものがあるのだが、これは全然。今もなんでこうなるの?と言う印象が残っているだけだ。
 だが、おもしろかった。

 吾妻ひでおが書いているのだが、萩尾望都スティーブン・キングのことを語っていて「彼の作品には必ず謎の人物がいて、それが最後まで謎のままなんです」と言うのだ。これを読んで思わずスティーブン・キングを読んだり見たりした。
 それを思い出した。

ふつうな私のゆるゆる作家生活 益田ミリ

2020年09月24日 | 漫画
 人気作家らしい。ゆるくて女性に人気のあるのはよくわかる。(わかる?ほんと?ーおれ)
 ふつうと言うが、普通かもしれないが、いや、普通じゃない才能と努力と運があったからこれだけの売れる作家になったのだ。若いみなさん、間違えないように。
 編集者のことがいくつも書かれているが、編集者ってなんなんだろうね?いろいろな働き方があるのはわかるが、ストーリー考えてきて作家にそれを押しつけようという編集者って何様のつもりなの?そういえば吾妻ひでおも「あれは編集者がかってにやったもので、私の作品じゃありません」みたいなことを書いていた。ぼくだけの感覚なのだろうか?自分の書いた文は一言一句かってに変えられたら怒るし、他人の文は句読点ひとつかってに変えるのは躊躇する。(というか許されない行為だと思う、あきらかな間違いだろうと、こうじゃないですか?と本人の了解を取る。)でも身近でも(うちわの集団内新聞など)かってに変えても良いと思っている人が(たくさん)いて、びっくりする。

薔薇はシュラバで生まれる 笹生 那実

2020年04月11日 | 漫画
 薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記 笹生 那実
イーストプレス

 1970年代、ってことはもう半世紀も昔の話か。当時の少女漫画家のアシスタントをしていた体験談。
 大物作家のことがその作家のタッチで描いてある。樹村みのりとか、美内すずえの白目とか、おかしく、すばらしい。
 イーストプレスは吾妻ひでおの失踪日記を出したところじゃないか、すばらしいなあ。

キャリー スティーヴン・キング

2019年12月01日 | 
 恐怖小説とか、超能力とか、念力とか、まったく興味がないし、ホラー映画なんかまったく見る気がしない。怖いし。狂気とか、精神病とかにはちょっと興味がある。興味があるという言い方はちょっと違うかな。まあいいか。
 興味はないのだが、萩尾望都がスティーヴン・キングを読み込んでいる、と吾妻ひでおが書いているもんで、こりゃあ読まなきゃあいかん、と読んだ。まあ、まあまあかな。小説とかこの書き方とか表現方法が、あってないんじゃないか。少なくとも読んでいて、怖い感じは全然なかったなあ。
 シャイニングをこの間録画した。いちおう見てみるか。




沖縄バンド2回目

2019年07月25日 | 音楽
 沖縄バンド2回目
 沖縄バンドで2回目の本番。デイケアで1時間。練習15分(^^;) 
 デビューがまあまあだったので油断した。今回は前回よりうまくいってないと思う。もうすこし図々しくいろいろ聞いて打ち合わせなければならなかった。
 でもまあ、30人ほどの老人の前の演奏なのだが、あっちの方のふたりは碁を打っているし、反対側では麻雀打ってる(感心に演奏中はかき混ぜていなかった)(^^;)こっちは適当にやってりゃあ良いのだ。一部は楽しんでくれたようで満足した。ちょっと遠いなあ、一日つぶれてしまった。
 写真がない。吾妻ひでおのような絵が描きたいのだが描けない。


漫画百冊

2019年03月31日 | 漫画
 もちろんこれは僕にとって(だけ)の漫画100冊だ。最初の10冊は特別。

夢見る惑星 佐藤史生
空の色に似ている 内田善美
テレプシコーラ 山岸凉子
半神    萩尾望都  
ポーの一族  萩尾望都 
星に住む人々 樹村みのり 
藤子不二雄異色SF短編集 
きりひと賛歌 手塚治虫 
童夢 大友克彦
寄生獣 岩明均
 
エロイカより愛をこめて 青池保子
Z 青池保子
失踪日記・アル中病棟 吾妻ひでお
カオスノート 吾妻ひでお
あだち充 どれもみんな同じ
百姓貴族 荒川弘
ぼのぼの いがらしみきお
Sink いがらしみきお
かむろば村へ いがらしみきお
I(アイ)いがらしみきお
うえぽん いしかわじゅん 
至福の街 いしかわじゅん
もやしもん 石川雅之
茶箱広重 一関圭
百鬼夜行抄 今市子
私たちは繁殖している 内田春菊 
ひぐらしの森 内田善美
草迷宮・草空間 内田善美
星の時計のLiddell 内田善美
蟲師 漆原友紀
エイジ 江口寿史
火消し屋小町 逢坂みえこ
グーグーだって猫である 大島弓子
AKIRA 大友克彦
ダーリンは外国人 小栗左多里
中国いかがですか 小田空
悪い子 樹村みのり
夕凪の街桜の国 こうの史代 
この世界の片隅に こうの史代 
がんばれ元気 小山ゆう
おれは直角  小山ゆう
あずみ 小山ゆう
ゴルゴ13 さいとうたかお
石の花 坂口尚 
バジル氏の優雅な生活 坂田靖子
パエトーン 坂田靖子
ライラ・ペンション 坂田靖子
おたんこナース 佐々木範子
シリーズ春と夏と秋と冬 ささやななえ
七生子シリーズ 佐藤史生  
カムイ伝 白土三平
百日紅 杉浦日向子
百物語 杉浦日向子 
絶対安全カミソリ 高野文子
るきさん 高野文子
るーみっくワールド 高橋留美子
人魚シリーズ 高橋留美子 
私もトルコで考えた 高橋由佳利
ペリリュー 楽園のゲルニカ 武田一義 (著), 平塚柾緒(太平洋戦争研究会) (著)
事件屋稼業 谷口ジロー
明治時代シリーズ 谷口ジロー
孤独のグルメ 谷口ジロー
遙かな町へ  谷口ジロー 
キャプテン・プレイボール ちばあきお  
あしたのジョー ちばてつや
のたりひねもす日記 ちばてつや
舟に棲む つげ忠夫
つげ義春 の ねじ式以外
ブラックジャック 手塚治虫
時計仕掛けのリンゴ 手塚治虫
アドルフに告ぐ 手塚治虫
はだしのゲン 中沢啓治
神聖喜劇 大西巨人原作・岩田和博脚色・のぞゑのぶひさ画
波津知子もみんなおんなじかな 
刑務所の中 花輪和一 
朱雀門 花輪和一
アロイス 萩尾望都
銀の三角 萩尾望都
11人いる! 萩尾望都
残酷な神が支配する 萩尾望都 
メッシュ 萩尾望都
訪問者 萩尾望都
ヒカルの碁 の途中まで ほったゆみ(原作)と小畑健(漫画)
ダンシングジェネレーション−ニューヨークバード 槇村さとる
裂けたパスポート 御厨さとみ
あぶさんの12巻まで 水島新司
野球狂の詩の水原有紀が出てくる前まで 水島新司
風の谷のナウシカ 宮崎駿
クライマー列伝 村上もとか
垣根の魔女 村野守美
私家版鳥類図譜・「私家版魚類図譜 諸星大二郎
陸奥A子の短編
日出処天子 山岸凉子
山岸凉子の一連のこわい短編 
大家さんと僕 矢部太郎
テルマエロマエ ヤマザキマリ
それではさっそくBuonappetito! ヤマザキマリ
C級サラリーマン講座 山科けいすけ
夢見る頃をすぎても 吉田秋生
海街ダイアリー 吉田秋生

銀河と銀河系の違い

2018年12月08日 | 科学

 理科の先生がわけのわからないことを言うのだ。
 銀河と銀河系は違う、銀河というのは宇宙に存在するたくさんの銀河(そのうちの我が銀河も含む)のことで銀河というが銀河系とは言わない。
銀河系というのは我が銀河のことを言う。
 え?そんなことないんじゃない?
 ネットだけれど見てみると確かにそんな感じで書いてあるのね。これははっきり間違っていると思う。もしかしたら日本の地学あるいは天文学の先生 and/or 文科省の役人? がみんな間違っているのかもしれない。間違っている。
 英語の the Galaxy が我が銀河系あるいは我が銀河をさしているのは問題ない。そして galaxy は一般に銀河のことだ。日本語の「系」に「the」とか「この」とか「我が」と言う意味はけっしてない。そういう意味に使ってはならない。もし例えば日本天文学会がそう定義しているとしたら、それは間違っているから訂正すべきだ。
 他の銀河のことも銀河系と言っていいし、我が銀河のこともこうして銀河と言ったり実際「天の川銀河」という言葉もあるじゃないか。
 系というのは系統とかシステムとか構造とかそういう意味を持つ。だから銀河系という言葉はその構造とかあるいは銀河系を作る星々のことが頭にあるから「系」というのをつけることがあるのだ。ま、銀河は星々の集まりだ、銀河も銀河系もたいして意味の違いはない。繰り返し書くがたいして意味の違いはない。
 言葉というのはコミュニケイションの手段だ。だから意味が通じればいいとは思う。だがわけのわからないことを決めつけて他人(あるいは生徒)に押しつけないでほしいものだ。

 右上は吾妻ひでおの「カオスノート」(傑作!)から。宣伝になるでしょうから、著作権とか言わないで。