医療幻想 坂部羊

　なんだかあやしい本で、大部分は正しいのかもしれないが信用できない。牛乳を多く飲む人の方が骨折しやすい、というのが何度も書いてあるが、ネットで調べると否定するようなことしか出てこない。この本なのか、他の情報か世間を惑わす情報があり、それを否定しているとしか考えられない。いや、もしかしたら本当にそういう調査結果があるのかも知れないが、原典が書いてないので信用できない。
　これはまったく僕のかってな想像だが、もしかしたら、アメリカあたりで牛乳を毎日1L、2L（あるいは1ガロン（＝3.8L）2ガロン）と、大量に飲む人は飲めば飲むほど骨折しやすいのかもしれない。毎日2Lも牛乳飲むのは体重3桁にちがいなく、骨折しやすいに違いない。しつこいがまったくの僕の想像だ。だが、きっとそうだ。違うというならきちんと原典を書けば良い。
　これもしつこいが、この本の大部分はそうなのかもしれない。健康診断など無駄かもしれない。だが無駄かもしれないことを調べるのが検査、検診なんだよ。

原子力事業者としては安全意識や責任感が、根本的に欠如していた 原発事故裁判

　昨日「東電の経営陣は万死に値する。」と書いたが、
　東京電力福島第一原発事故を巡り、旧経営陣が津波対策を怠ったことで東電に巨額の損害が生じたとして、株主が勝俣恒久元会長（８２）ら５人に会社への２２兆円の損害賠償を求めた株主代表訴訟の判決で、東京地裁（朝倉佳秀裁判長）は１３日、勝俣元会長ら４人に計１３兆３２１０億円の支払いを命じた。（→ 東京新聞）
　13兆なんてあるのか知らないけれど、とっとと資産を没収して欲しい。（13兆くらい持ってるかもしれない。そう思うとまた怒りが湧いてくる。）
　新聞の見出しでは「過失」とあるが、過失じゃないと思う。「地震なんて起こるわけない、そんな対策に金なんか使えるもんかバカめ」と思っていたに違いないのだ。そしてそれはぼく自身も原発怖いなあと思い、東京に原発をと言う主張にまったくだ、と思い、でもそれほど声高に原発反対とは叫んでなかった。いや原発には反対だと言ってはいた。
　
　画期的な判決だ、まだ確定してないけど。どうやら裁判過程も、判決文もすばらしいものだったらしい。裁判官なんてただの官僚だと今でも思っているが、こうして正義のために働いている人たちがいることは本当にすばらしい。この後、不当な人事がなされないことを真に願う。

必見！デモクラシータイムズのyoutube配信

　6/17の原発事故で国の責任認めない判決を受けた番組だが、ともかく必見。
　こういうのって、あきれかえってしまって見る気がしなくなるのが常なのだが、これはおもしろいと言ったら語弊があるが、知らないことが満載だし、希望が見えてくるし最後まで見入ってしまった。

　判決文は50ｐあまりのものだが、最高裁の判決の部分はわずか4ｐ。
　4人中ひとりの反対意見：三浦守裁判官が書いたものが半分以上（！）あり、これがすばらしく妥当なものらしく、第2判決（あるいは裏判決？）と言うべきものらしい。
　残りは下級審の判決のまとめみたいなもの。

　原発事故は本当に僥倖によって（日本が）救われたもので、そのこともあらためて出てくる。これも何度も書くが、菅当時の首相の怒りは当然のものだし、東電の経営陣は万死に値する。

ボヘミアン・ラプソディ （映画）

　やる気なくて、録画してあるこれでも見るか、と見たのだが、とても良かった。
　観客の評価は高く、評論家の評価はそれほどでもないと言う。確かに。凡庸なストーリー？確かにそういう面はあるかも知れないが、きちんと作られた映画はたいてい楽しめる。それで良いじゃないか。
　役者が本人たちととても似ていて、なんていうのか、微笑ましかった。それはどうでもいいのだけれど。

参議院選挙は自民党が大勝

　参議院選挙は自民党が大勝した。自民党は犯罪者集団だが有権者というか投票した多くがそれを含めて容認したと言うことだろう。どこまでも現状維持という意思なのだろう。だからしょうがない。
　いやしょうがなくなくて、本当は犯罪は許されず、不平等は是正されなければならないと誰でも考えていると思うのだが、情報は操作され、いや情報というか広報に左右されなにも考えないということがまん延した結果なのだ。悪人に乗っ取られしまっているテレビに負けたのだ。
　まったく絶望的だが、僕自身が戦争に巻き込まれたり命の危険にさらされるところまでは行かないで済むだろうか。みなそう思っているからまあ良いと思っているのだろう。やはり絶望的だ。
　自民党は犯罪者集団だ。白紙領収書事件に象徴されるように組織として犯罪者集団なのだ。組織的な売買収、モリカケ桜。でもそれでもうるさい「サヨク」は嫌い。それが日本人なのだ。絶望的だ。

2022/07/09

　なんだか昨日は呆けていたなあ。一日一歩も家から出てないかもしれない。
　本も読まず、漫画すら読まなかった。テレビは録画を1個。デモクラシータイムズのyoutube配信は見た。楽器もほとんどさわらず。触らずといっても、昨日はともかくちょっとずつやろうと思い、チェロも笛も10分くらい触ってすぐしまって、ピアノというか鍵盤も数分ずつなんどかさわり、碁も9路盤はすぐ終わるので４局打ち、そういえば19路も打ち、詰碁というか手筋の本を1ページ読み、youtube配信を見ながら鍵盤を触り、筋トレをちょっとずつし、愛読書をパラパラ見返し、録音したFMは古楽の楽しみを2個居眠りしつつ聴き、テレビはろくでもない、すぐ消し、書類整理を5分だけやり、昨日はともかくバラバラの日だった。まあいいか。今日は選挙だがもう期日前投票した。
　写真はひも茄子というらしく、皮が柔らかいなどとネットにウソが書いてあり、皮は薄いが固い。歯ごたえがあって良いとも言える。

元首相安倍晋三殺害される

　元首相安倍晋三が殺害された。びっくりした。このような暴挙は断じて許されない。
　安倍晋三はまだ生きてやらなければならないことがあった。犯罪行為の数々（たとえばモリカケ桜）はほとんどあきらかだ。きちんと裁かれ、罪を償わなければならなかった。
　元首相だろうが誰だろうが、暴力で人を殺すようなことは許されない。戦争はそれを組織的に行う行為だ。特にロシアの、現状を暴力で変えようとする行為、また戦争はしていないが中国の同様な行為は戦争と同じような蛮行でけっして許されない。
　直接殺してはいないが、赤木さんはおそらくまちがいなく彼に命じられて公文書を改竄させられ、自ら命を絶った。このような権力による殺人はさらに罪が重い。
　安倍晋三はそのほかにもオトモダチなら犯罪者をもかくまう悪質な人間だった。まさに昨日山口は裁判でレイプしたことを認められ確定した。今からでも監獄にぶち込むべきだが、そうならないだろう。安倍晋三の罪は重い。だが、公衆の面前で殺すことは許されない。
　アベノマスクやその前の休校要請、漢字の読めなさに象徴されるように戦後もっともバカな教養のない首相だった。だが、殺すことは許されない。
　政治の私物化、民主主義の否定、公文書改竄に象徴される歴史や事実に対する実に不誠実な姿勢、経済の停滞、コロナ対策、海外への膨大な金のばらまき、組織的な売買収の主導、憲法改悪に向けた異常な執着、政治的な面でももっとも愚かな行為を行い続けてきた。だが暗殺しちゃあイカン。
　殺されようがなにしようが正しく評価しなければならない。最悪の政治家（としてだけでなく人間としても）だった。暴力は許されない。

「8月都内で1日5万人感染」はとてもよくない見出しだ

　今朝の東京新聞のトップはコロナ7波入りかで、当然のトップ記事だ。世の中なれすぎているんじゃないか。恐ろしい状況だと思うけど。とはいえ、入院重症者が少ないというなら（本当だろうか？）恐れすぎてもしょうがない。
「8月都内で1日5万人感染」という見出しはとんでもなくひどい見出しだ。これは昨日一昨日先週の2倍以上の感染判明者数で、来週もこのペースで（つまり2倍以上2倍以上）と増えれば何週間かで5万超/日になる、と専門家が言ったのをそのまま見出しにしているのだが、言った専門家も、新聞も不必要に不安をあおるような扇動的な扇情的なものだ。けしからん。
　今の状況は専門家だって先はわからない、というしかないはずだ。専門家も新聞もちゃんと科学的な事実に基づいた言い方、書き方をすべきだ。

感染状況がとんでもないことになっている

　感染状況がとんでもないことになっている。（→東京新聞）ところが世の中全然騒がれていないように感じる。
　同僚のひとりが週末に発熱し、検査しなきゃと発熱外来を調べて受診し、検査してくれと云ったら「本当にPCR検査するんですか？抗原検査もありますよ」と言われ、それでもすると言うと「陽性なら何千円、陰性なら2万いくらですけど、それでもしますか？」と言われたというのだ。
　こんなバカな話ある？PCR検査の医療報酬は今年になって下げられている。国をあげてPCR検査のを妨害している、いまだに！
　だから昨日の東京は8000人の新規感染判明者（先々週は1000人ほど。1000人切ったこともあったっけ？）だが、もっともっといるに違いない。

与太郎戦記 春風亭柳昇

　とても良かった。テレビに出ていた柳昇しか知らなかったが、そのフラのある感じがとても好きだった。こんなすばらしい本があるなんて知らなかった。
　これは柳昇自身の戦争体験記で、笑えるし戦争のひどさにあきれるし、感動的でもある。一部は高座にもかけていて、それもyoutubeで見える。高座のも良いけどこれを読むべきだ。

期日前投票に行ってきた

　　昨日はひさしぶりの雨でありがたかったが、それを言い訳になんにもしてない。イチジクは雨の前のもので、ちゃんと熟れていてうれしいが、一つはパサパサだった。
　やる気なくて期日前投票してきた。
　昔と違い期日前投票のハードルが低くてありがたい。投票は投票日に行っても良いし、特に理由なくとも期日前に行っても良いのだ。少しだが自転車を漕いで、活性化した。でもすぐ冷えてしまったが。
　政治も、マスコミも、世の中の雰囲気もあきれかえる状況だと思う。よのなかすこしでも変えなきゃあ。
　何度でも書くけれど、政治は生活と直結しているのだ。それから、あらゆる事に関してわれわれはいろいろ読んだり聞いたり話したりして考えがかたまるのだ。投票は誰にも左右されない。もちろんそうだが、なにも読まず聞かず、話さないととんでもない間違いにおちいりかねない。いろんな意見を聞き、すくなくとも事実かどうか確かめないといけない。

　国民民主も立憲民主も略称が「民主党」っていったいどういうことなの？制度として間違っている。

茄子 黒田硫黄

　漫画同好会の同僚が貸してくれた。かなりおすすめと言ってくれたが、たしかに相当良い。「茄子を共通の話題とする」とwikiにあるが「共通の話題」かなあ。なんて言えば良いのか、この場合共通の話題でもテーマでもないと思うが、いや、たとえば複数の作家に
「テーマは茄子です、なんでもいいから茄子をテーマにした作品を書いてください。ちょっとでもなんでも茄子が出てくれば良いんです」
　と言ったらこうなるかもしれないなあ。
　でもテーマではないし、このばあいもちろん通奏低音でもドローンでもない。共通の脇役と言えばいいのか。人間だったらわき役の名優の主演ではない、作品集かもしれないなあ。（なぜ名脇役のことを「性格俳優」と言うのだろうか？）

　ちょっと一ノ関圭を思い出した。

昨日は沖縄バンド

　昨日は2年ぶりに沖縄バンドでNPO法人のイベントに参加というか演奏をしてきた。沖縄もの以外が増えてきてポピュラーソング満載。いいかげんで良いとはいえなかなか思うようには行かない。思わず元同僚に会えてとてもなつかしかった。コロナウイルスはたいへんなことだなあ。がんばって少しずつ外に出なければいけないなあと思ったことだ。

もやしもん再読

　もやしもんを再読している。おもしろい。これはひまひまに手に取って、欄外などをちょっとずつ読む本だと思う。トイレのお供にもいい。すばらしく良い。

→漫画百冊

暑くて農作業なんてできない

　暑くて農作業なんてできない。茄子キュウリをとったら汗だくだ。もうひやしるの季節だ。ひやしるはひやじるじゃない。すったてなんて誰も言わなかったよ。今思いついたが、茄子を塩して入れたらどうだろう？味噌は強いからなかなかいいんじゃないか？うちは茗荷なんて入れないが、そもそも茗荷は8月も末にならないとできない。