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病む人、癒せぬ人 永井明

2018年10月15日 | 
 偶然永井明を図書館で見かけて借りてきた。昔永井明はよく読んだのだ。これははっきり言ってあまりおもしろくなかった。前半はあやしい、演劇の演出家崩れの鍼灸師とのパレスチナへの旅。僕に言わせれば最初からあやしく、最初からあいいれないだろうなあ。
 後半は週刊朝日のルワンダへの旅。結局医療ボランティアへの漠然とした疑問が書かれているのだが、内容はない。エイズのアフリカ起源説は西洋人の傲慢さの表れではないかというのはとてもおもしろかった。

「エイズ=中央アフリカ起源」説は、西欧の権威ある医学者たちによるかなり恣意的な情報操作によって「定説化」されたと言うことだ。「具合の悪いこと、わけのわからないことは未開発地域に押しつけてしまえ」そうした意識が働いた結果と考えざるを得ないのである。

 というのだ。すごい話だ。「仕組まれた恐怖」講談社 と読んでみようと思う。

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