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タクシードライバー スコセッシ

2022年08月19日 | 映画・テレビ
 市立図書館にあったので借りて見た。図書館にあるくらいだから名作なのだろうか?ちっともわからない。
 いや、衝撃的な内容というか描写だと思うし、考えさせられる、というのは確かだけれど(そう?)、共感もできないし、逆にこのくそ映画という気にもなれない。それでも暴力事件まではそれはそれでいいと思うのだけれど、事件の事が12歳の売春婦(ジョディーフォスター)の救出劇として新聞記事になるというのがわからない。ただの銃撃事件じゃないか。アメリカってそういう感じなの?その後その売春婦が「普通に勉強に励んでる」というのがわからない。わからないというか、なにも描かれていないから、ちっともわからない。救出されたがまたじきにまた売春婦として戻ってきてしまった、というのならわかるし、いや普通の学生に戻ったことが説得力ある描き方をされていれば納得するのだが、これじゃわからない。こういうのって描かない事が深みを増すということが多いのだけれど、これはだめ。
 事件の後に主人公がまたタクシードライバーとして戻っているのも、これもちっともわからない。わかるように、納得できるように描かれていない。このばあい、わからなくて良い、のではないと思う。共感できるかどうかでもない。
 やっぱり、衝撃的で商業的にも成功した映画だけれど、だめな映画だと思う。ごめん。
 例えば俺たちに明日はないとか、イージーライダーは人間の、あるいは、この世界の不条理をきちんと描いていて、名作だと思う。

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