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「専門家」の欺瞞傲慢

2020年01月18日 | シロート考え
 常々、専門家なんて信用できないと思っている。専門家なので、知識は多少多いのだろうとは思うが、人格は言うに及ばず、価値観、さらには理解力判断力など、シロートと同じか、先入観に染まっている分、狭量で傲慢なことが多い。
 別に個人攻撃をしようと思うわけではないが、
 野口悠紀雄なる元大蔵官僚で経済学者を自認する人物のツイート:
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日本の生産性は著しく低い。
日本生産性本部によると、2018年の日本の1人当たり労働生産性(就業者1人当たり付加価値)は、81,258ドルで、OECD加盟36カ国中21位。
https://jpc-net.jp/intl_comparison/
これを引き上げることが重要な課題だ。
特に、中小企業、零細企業の生産性が低い。
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さらに、
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大企業では、人員数を売り上げの増加率(12.2%)とほぼ同率(12.4%)増やしたにもかかわらず、人件費計は11.0%増にとどめられた。経済全体では、人件費増加率が売上高増加率より低く抑えられ、その結果、利益が大幅に増加した。
#野口悠紀雄の経済データ分析講座
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 と言う。何が言いたいのか?まあ事実は述べているのかも知れない。が、
  特にひとつめがひどい。日本の生産性が低いのはそれはそうかも知れない。だが、この場合「労働生産性」というのは要するに売り上げ高を時間とか、あるいは労働者数とかで割ったものだ。つまり労働生産性が小さいのは売り上げが安いということ、大企業が下請けに安く働かせているということだ。
 ふたつめもほぼ同じ。人件費を安く買いたたいたら大企業が儲かったとさ。
「特に、中小企業、零細企業の生産性が低い。」と言うが、そんなはずはなく、もしそうなら、大企業は下請けに回したりせず、自分の所で効率よく生産するはずなのだ。生産性云々ではなく、下請けいじめをしていることが数字で出ているだけだ。
 こういうやからが専門家づらをしてのさばっていると言うことが、日本の生産性を下げているのだと思う。

シロート考え