
ヴァイオリンソナタBWV1017をリコーダーで
1楽章がシチリアーノで、美しい。
シチリアーノと言えば、フルートソナタのBWV1031のが笛吹きにはとても有名で、ともかく綺麗だけれど、偽作らしい。BWV1035のフルートソナタにもシチリアーノがあって、こちらもいかにもバッハらしく、素晴らしいと思うのだけれど、バッハらしく、少しくすんでいるように感じられる。たしかに1031の方はバッハじゃないかもなあ。
このヴァイオリンソナタのシチリアーノは1031の様に薄くなく、1035の様に晦渋ではない、なんて言ったら怒られるかな、すごく美しいと思う。
他の楽章ももちろんとても美しくて、傑作。
2楽章、アダージョ、付点は三連譜と合わせるべきか、ずらせるべきか、、、チェンバロは三連譜と八分音符を同時にやらなければならない所があるようだし、ちゃんと付点でやるべきなのかな。
4楽章16分音符に三個ずつスラーがかかっていて、ずれて行くところ(後半の最初)が好き。