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せろふえ

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自閉症の娘
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一汁一菜でよいという提案 土井善晴

2021年05月27日 | 
 書名の「・・・提案」というのが、謙虚?で、おもしろいと思う。ご飯と具だくさんの味噌汁があれば一菜は漬物でもあれば、というもので、食、家族などについていろいろ書いている。あまりうがったことは書いてないので、そうだねえとは思うけれど感心するようなことは書いてない。味噌汁のふところは深いなあと思うし、いきなりベーコンと野菜なんか出てきて感心した。(さっき書いたことと矛盾している。)僕はさらに自由になっていて、味噌汁じゃなくても汁物でなくても、あるいはときどきはいっそちゃんとした食事じゃなくてもいいじゃないか、などと思っている。野菜は煮たのが良いのだ。

 昨日は(も)やる気せず、本ばかり読んでいた。楽器触らず。

自民党という病 佐高信 平野貞夫

2021年05月25日 | 
 政治裏話というか与太話というか僕に言わせれば完全な政治三面記事だ。誰それは何なに派だ、なになに会だ、誰それの娘婿だ、誰それの系譜だ、誰と誰が、いついつ喧嘩してだからなんとか法審議の時にどうした、なんとかの時は、どこそこからの何億がどこそこに使われた、などなど、そんな話。
 政局、という言い方もあるのか。そういうのが大好きな人にはたまらない本だと思うが、ぼくはあまり興味がない。
 あまり興味がないが、こういう人脈というか、トップの「政治屋」(政治家ではない)どもが政治を動かしていると思うと、少しは知っておかなければならないのだろう。これが全部本当のことなら、大部分の政治屋は監獄にぶち込むべきだろうが、それもかなわない。

「昭恵というのは、聖心女子大学付属の小学校から入って」「黙っていててもエスカレーター式に大学まであがれるのにそうでなかったのは、よほど素行が悪かったのでしょうね」・・・「よほど学歴コンプレックスが」
「昭恵の実家である森永製菓から」「選挙資金や政治資金がかなり出た」「だから昭恵が奔放にふるまっても」「強くでられないんだ」
「麻生は初めて選挙演説をしたとき第一声で「下々の皆さん」と呼びかけたという有名な話があります」
 官房機密費が自民党の政治資金や、飲み食いに使われていることが何度も出てくる。
 中曽根のことはぼろくそで、本当なら(いやたぶん本当なのだろ思うが)田中角栄の比でなく監獄にぶち込むべきことをしている。

 ともかく貴重な証言だと思うし、たぶんすべて本当のことだし、怒り狂うが、それはごまめの歯ぎしりに過ぎず、なにもできず、だが、おとなとしては読んでおくべき本かもしれない。

推定相続人 ヘンリー・ウェイド

2021年05月23日 | 
 図書館の廃棄図書から拾ってきた。探偵小説全集なんて書いてあるので、どうかと思ったが、たいしたことなかった。
 イギリスの作家、1987ー1969。ミステリーの黄金時代?のものらしく、現代ではその価値を失いつつあるような気がするなあ。

花の名前

2021年05月22日 | 
 トイレのお供(^^;)なのだが、それは、こういうのは暇ひまに見ることがおぼえることにつながるので。
 花の名前は植物園へようこそ!とか、K'sBookshelfがすばらしい。特に後者は花の色と形から検索できて名前がなんにもわからなくてもたどり着ける。
 今、書きながら感じたのだが、こういう商売とは関係ない、役に立つサイトにたどり着きにくくなっているのではないか?検索エンジンに金を払っていところしかひっかからないのではないか。実にけしからん。

百閒随筆

2021年05月12日 | 
 内田百閒が百閒だと言うこと、門構えのなかは月じゃん、と大人になってと言うか、たぶん四十代か五十代になってから知ったと思う。無教養。
 いまだ随筆(日記)くらいしか読んでない。なんていうか、フラがあってなかなか良いんだよなあ。こういう人とはけっして付き合わないと思うけれど。

すっぴん魂カッパ巻 室井 滋/著 文芸春秋199806

2021年05月07日 | 
 自分でも書いてるけれど、2,3編読んで寝る、と言うようなエッセイ本。こういうたいして中身のない本(失礼!)を読むことが人生の楽しみだ、と言う気がする。

 昨日はチェロ弾いた。シエラザードの練習。ちょっとみて、難しいけどとりあえずOK、できないところはいつになってもできないのでしょうがない、弾ける可能性のあるところはとりあえずさらった。そう思って放っておいたら、弾けるはずの所も弾けず、音をいちいち確認しなければならないところが多数。まったく怠け者だ、反省。

ハリネズミの願い トーン・テレヘン著 長山さき訳

2021年05月04日 | 
 「自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたち、招待状を書き始める。でも、手紙を送る勇気が出なくて…。」という図書館の紹介。妄想ぐるぐるをぐるぐるのままぐるぐる書いたもの。1/3ほど読んで、もういいや、最後のちょっと読んだ。これで充分。
 サマセット・モームの「読書案内―世界文学」を読んだのは20歳の頃か。「名作もつまらない部分がある、飛ばせばいい。でも自分も飛ばして読むのはへただ。」と書いてあるのを感心して読んだおぼえがあるが、僕も飛ばして読むのはヘタだ。だが、最近はだいぶ自由になって、本を途中で放り出すことも、飛ばすことも、躊躇はなくなった。うまい飛ばし読みができているかどうかはよくわかない。


 結局次女と「こうそく」に乗ってドライブ。なんて混んでいるんだ。みんな政府の言うことなんか全然守らないのね。あきれかえったが、それはもちろん政府の無能無策と半々だ。車に乗っているだけ(とSAで買って飲むコーンスープ)が楽しみなので、早々に帰ってきた。満足したようだ。

 ここ何日かチェロ弾いてない。まあよくあることか。昨日はリコーダー(プラスチック)でオール 24の調による練習曲など遊んだ。変な調性で、曲になるとうれしい。(自己満足)
 

ジョゼットねむたいパパにおはなしをせがむ ウージェーヌ・イヨネスコ

2021年04月20日 | 
ジョゼットねむたいパパにおはなしをせがむ ウージェーヌ・イヨネスコ著 谷川俊太郎訳 角川書店197909
 ネットで見ると、不思議な魅力とあり、別の所では、子どもにはもったいないとか、谷川俊太郎が訳したくて売り込みに行ったとか、あるいは衝撃的な内容とあったりするのだが、ちっともわからない。
 ときどきある、西洋のワケのわからないセンスの絵本、だと思う。僕にはちっともわからない。少なくとも、日本の子どものための絵本でないことだけは確かだ。


 日曜にはひさしぶりにガットを引っ張り出したが緩んでもなく、丈夫だなあと感心。マッセを少し弾いたが難しくて。チェロピッコロの方はe線が切れてた、やっぱり。もうdamianがなくなってしまって、手に入らない。ガムトガット(あるいはギャムト?)のはどのくらいもつかなあ、心配だ。

ゼロからトースターを作ってみた

2021年04月17日 | 
 ゼロからトースターを作った話。なにがすごいって、ゼロからのゼロって、鉄鉱石から鉄を作る、原油からプラスチックを作る、というそこまでゼロからと言うところがすごい。鉄を溶かすのには電子レンジを使い(^^;)、後者は挫折して廃プラスチックを融かして型に入れ(-_-;) 、ニッケルはニッケル硬貨を鋳つぶした(犯罪!(-_-メ) けれど、それにしてもすごい。石油会社に電話して、ゼロからトースターを作るというプロジェクト中だ、だから、油田まで連れてって、バケツいっぱい原油をくれ、ヘリコプターに俺の席1個くらい空いてるでしょう?と言うその熱情とずーずーしさがすごい。



 昨日は(も?)元気出ず、Bf:プラスチックちょっと トラベルソ:蛍光灯ちょっと チェロ弾かず Pfも弾かず

山口晃大画面作品集

2021年04月16日 | 
 すずしろ日記で知った山口晃の作品集。これもすごい。なるほどこういう作家だったのか。全然知らず、すみません。


 この表紙からして、拡大するとこんな感じ。







 次女の言っている作業所仲間のPCR検査の結果は陰性だった。そして今日から作業所は再開。よかったのか、よくないのかさっぱりわからない。親の病状が心配だ。重症化しないと良いのだけれど。本人が本当に感染していないこと、だから無症状でまわりの感染させる、というようなことがないことを祈る。次女は作業所に行けてほんとうにありがたい。

似顔絵物語 和田誠

2021年04月04日 | 
 おもしろかった。
 感銘を受けたことは、和田誠でも、これだけ努力というか研修というか修行していること。若いときのことを思い出して、下手だとか技術がなかったとか振り返っている。あの和田誠が!
 僕もあまりテレビを見ないし、教養もないし、ちょっと昔のことだったりして、似顔の元がピンとこないことも多いが。ともかくおもしろく読めた。

 怪我したら運動する気になれず、すぐ太るようだ。昔はそんなことなく、何十年も同じ体重だったのだが、年取ることはこういうことか。キズパワーパッドの信奉者なのだ。もうじき治るはず。
 マンチーニをヴォイスフルート、いやそうじゃなくてテナー(モダン)をアルトだと思って吹いた。チェロは弾かず。カブを蒔いたのだが、芽が出ない。もう一度自然農はやめてふつうに蒔いてみたがどうかな。

えげつない! 寄生生物 成田聡子

2021年04月02日 | 
 寄生生物をおもしろおかしく、あるいはその恐ろしさを紹介したもの。カッコウとかハリガネムシとか知られているもの、知られていないもの、いろいろわかりやすく紹介してある。寄生された生物目線の短い一節(ショートストーリー?)はいらないなあ。漫画的イラストはわかりやすくて良い。人間もふくめて、その精神あるいは神経は生化学的なつまり物質的というか即物的というか、ぜんぜん形而上的でも崇高なもんでもないなあというのが恐ろしいところだった。


 出勤前のゴミ捨ての帰り、あせっていて、庭の縁のブロックに足をぶつけて怪我をした。スラックスを破いてダメにした。まいった。キズパワーパッド信奉者なのだ、帰宅後に張ったのだがどうかな。ちょっとなにかあるとすぐめげる。運動もせず、楽器もさわらなかった。今年度の仕事はどうだろうか。年度が変わっていろいろ楽しみのような不安のような。

そらいろ男爵 ジル・ボム/文 ティエリー・デデュー/絵 中島 さおり/訳

2021年03月27日 | 
 とても感じのいい絵本。名作?らしい。絵も良い。でもそうねえ、別に悪くはないけれど。
 例えば詩なんかでは、気づかなかったけれどなるほどそうだ、とか、もしかしたら気づいていたかもしれないが言葉にできなかったことを表現してあるとか、そういうのが真の価値だと思う。すぐ思いつくのは谷川俊太郎で、年頭の誓いとか「朝のリレー」(地球は自転しているから、次々朝がくる。朝をリレーしているのだ、というとても美しい表現)とか…。絵本だったら、ヨシタケシンスケなんてものいいよね。
 この本にはそういうのはなかったなあ。言ってることはおっしゃるとおり、まったくそうなんだけどさ。


 サッカーなんかやってるもんでつい見てしまって、まあ良いんだけど、楽器触らず。
 サッカーはオリンピックなのか、オリンピックなんてやれるのかね?きのうも新規感染判明者2000人ほど、東京376人、埼玉135人、大阪300。
 所属する市民オーケストラは練習を再開することになったが、僕はもうしばらく自粛することにした。

字が汚い 新保信長

2021年03月23日 | 
 おもしろかった。なぜ読もうと思ったか全然おぼえていないのだが、僕も字はうまくない。気持ちはわかる。
 どっちが正しいかわからないけれど、僕と著者とはうまいへたの感覚が相当ズレているようだ。この人の目指すうまい字はうまくないと思う。味のある字はいいと思う。
 著者のような努力をして字をうまくなりたいとは思わなかったし、今も。後半の政治家とか、丸文字のこととか、ゲバ字(っていうんだっけ?)とか、そこらへんのあれこれがおもしろかった。

 実に関係ない話だが、オーストラリアでは選挙で候補者に番号を振る方法で投票すると書いてある。(→「多数決を疑う」社会人なら誰でも読むべき本だと思う。)そうか、だからオーストラリアは政治がまともなんだと思ったことだ。