特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

放射線数値2,3マイクロシーベルトの土壌改良実験 in shirakawa

2011-05-09 08:49:57 | 放射能問題・除染
県発表の放射線数値では納得できず、ガイガーカウンターを購入しました。

 早速、室内を測定すると、0.1マイクロシーベルトでした。私の自宅より標高の低い年貢町の木造家屋1Fでは、0.08。屋外も同じく標高が高い地域が放射線数値も高いようです。

 しかし、100坪ほどの敷地内でも場所によって大きく数値が違います。数メートル、数十センチ違う場所で大きく違うことがわかりました。
 また、ビニールハウス(農家ではありませんので家庭菜園用の小さなハウス)やベランダの軒下などの雨・雪の影響がなかった場所は室内並みに低い数値です。土を耕した後に測定しましたが、ビニールハウス内では、0.1(マイクロシーベルト)でした。物置やプレハブの軒下の数値も同様に低いものです。我が家の南側は、日曜大工でセメントを敷いた狭い通路となっています。南側ということもあり、通路の半分は雨も雪もかかりません。ここの数値も低く、0.2~0.3程度でした。ここをデッキブラシで洗い、ホースをジェットにして洗い流しました。その後、測定すると・・・





 ビニールハウス並みに数値が下がりました。

 家の東側に小さなビニールハウスがあります。数メートル横の地面で測定すると・・・





 一瞬、2.3マイクロシーベルトを超えました。驚きました。

 今、数値に影響を与えているのは、セシウム137だと思います。セシウム137は、半減期が30年だそうです。私より長く生きるつもりです。
 私たちは、「いつかどうにかなる」「誰かがどうにかしてくれる」と考えてしまうことが多い。でも、誰も何もしてくれなければ自分でするしかありません。自分と家族の健康は、自分で守りましょう。

 驚くほどの数値を下げるために、地面の土を2~3センチ程度削りました。それで、大きく数値は下がります。その上に購入した腐葉土を被せましたが、これでは数値は変化しませんでした。今度は、土を軽く耕し、腐葉土を混ぜ再度耕しました。すると・・・





 削った時よりも数値が下がりました。削っただけでも大きく変化しますが、耕せばこれだけ下がります。今回は、ニンニクを植えてある場所でしたので、大きく耕すことができませんでしたが、もっと大きく土を耕せば。より効果も大きくなると思います。また、地面から放出するので、地面の数値が高く、上にいくほど低くなるようです。屋内でも1Fと2Fでは2Fの方が数値が低いようです。

 単純に考えると、ピンク色の小さな砂が降ったようなイメージ(実際には見えませんし無色透明のようですが)。土に降ったものを取り除けば影響は殆どなくなる。でも、2カ月も過ぎてますので、少しは地面に残ってしまう。それを耕せばピンクの砂は殆ど見えなくなる・・・ということだと思います。今後も実験を続けたいと思います。また、ヒマワリはセシウムを吸収するそうですので、今年はヒマワリをたくさん植えたいと思います。

 昨日、花壇にいると蜂の大群が来ました。5メートル位の円を作り、円のまま皆で北の方角へ移動していきました。自衛隊のヘリが来たかと思うほどの音。怖かったけれど刺すことはありませんでした。蜂は環境の変化に敏感な昆虫だそうです。その蜂の異常行動の先には、小学校の校庭があり、子どもたちが泥だらけになり運動をしていました。名著「沈黙の春」を思い出し、蜂が人間に何かを訴えているように思えてなりませんでした。

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