オレンジリボン運動公式ホームページ
白河花里倶楽部は、子ども虐待防止のオレンジリボン運動に支援団体として参加しています。現在は、白河市役所・白河市図書館・白河市中央公民館に常時配布箱を設置しています。
この運動は、里親と里子から始まった運動です。毎年たくさんの子どもが虐待により死亡しています。また、死亡に至らなくても本当に苦しい思いをしている子どもがいることでしょう。逃げ場のない子どもたちを救ってあげたいと思います。しかし、この問題は「保護」で終わりではありません。この世で一番頼れるはずの親から虐待を受けた子どもの心の傷は深い。現在、日本は施設偏重主義であり、殆どの子どもが児童養護施設で暮らすことになります。私たちは、児童養護施設にも何度も訪れ現状を知る機会を得ました。そして、「保護」では終わらない現実を見ることになりました。社会の多くは、保護されたことをニュースで知ったところで終わる出来事かもしれません。しかし、十分な栄養を得られなかった子どもはどうなるでしょうか。集中力を養えなかった子どもはどうなるでしょうか。その子どもたちが社会に出た後はどうなるでしょうか。問題は山積みと言えるのではないでしょうか。残念ながら他の分野には政治や行政を動かす力(票)があります。しかし、この分野は行動してくれるはずの親が加害者なのです。誰かが代わりに声をあげなければ何も変わらないのではないでしょうか。
今週末に行われるイベント会場内でオレンジリボンを配布したいと考えています。関係者の皆さま、よろしくお願いいたします。