特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

県南保健所抑留場出所犬 仔犬の「バンビ」&高齢衰弱犬「儀助(ギスケ)」

2014-10-16 13:41:11 | 福島県県南保健所 出所動物
昨日、県南保健所より、2頭の収容犬の譲渡を受けました。本日、動物病院で診ていただいたところ1頭は、4か月末程度の仔犬でした。名前は「バンビ」です。



体重は、7.75kg。小さいけれどジャンプ力はあります。とっても甘えん坊で人懐こく、ジャンプしては、顔をベロベロします。



近々不妊手術をします。同時に、里親募集サイトに掲載をお願いし、新しい飼い主様を探します。まだ、シャンプーをしていないので、臭いですが、とっても可愛い犬です。



こちらは、衰弱している老犬です。名前は、「ギスケ(儀助)」にしました。酷い虐待を受けていたようです。とにかく、手を近付けると、「やめて!」というように目を閉じて顔を背けます。ビクッビクッとする姿を見ると、切なくなります。フィラリアは陽性でした。超がつくほどの陽性だそうです。そのためか心臓も悪いようです。最後を看取りたいと出所させました。生きている間に、人を恐れないようにさせてあげたい。今までの過酷な犬生を忘れることはできないでしょうが、せめて愛された思い出を残してあげたいと思います。

抵抗できない弱い命を虐待する人間は、心底卑怯な人間です。この体で、脱走するわけもない。老犬を遺棄する人間が多いという事実に腹が立ちます。

ギスケは、食が細く、殆ど食べないということでしたが、昨日は、着くなりシーマが散らかしたおからサンドを食べだし驚きました。私は、食が細い老犬には、犬用のおかゆを与えます。ドッグフードを熱湯でふやかし、冷ましたものです。先月、出所した老犬カレンは、犬用おかゆで水分もたっぷり摂っているので、今は輸液も必要なくなりました。ギスケも食欲がありますので、どんどん回復すると思います。

2頭は、ベランダ改造温室で一夜を過ごしました。吠えることもなく、朝まで静かに寝ていました。ただ、仔犬のバンビは、朝6時頃になると、甘えたくてキューンと始まります。昨夜は、ケージに容れましたが、バンビはウンチとシッコをしたペットシートを畳んで、キレイな新聞の上に寝ていました。

ギスケの方は、キレイなままでした。庭に出すと、すぐにシッコをして、トコトコ走った後にウンチをしました。排泄の時間を待っていたようです。2頭ともキレイ好きなことがわかり安心しました




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