特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

白河版コムキャット3号ジョーと4号八重

2013-10-10 16:19:31 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
先日不妊手術した猫と同じ地域に住む猫2匹の不妊去勢手術をしました。多分、1号のミィケか2号の福、どちらかの子どもだと思います。



生後6か月程度の仔猫。オスです。名前は、ジョー



やはり、生後6か月位。メス猫です。名前は、八重 とても美人です。

この2匹は兄弟だと思われます。

これで、狭い地域の中で、計10匹(うち1匹は仔猫のため手術待ち)の猫の不妊去勢をすることができました。9月20日から本日10日までの20日間の中で10匹です。また、その中の9匹はメス猫です。9匹が増えたら?一度に5匹、年に3回産むとすると、一年後には、

9匹 → 144匹


その多くは、車に轢かれたり、病気になったり、虐められたり・・・幸せになる猫は少ないのです。また、増えれば糞尿も餌も増えるわけで、迷惑だと思う方々も増えるわけです。

今、外にいる猫の不妊去勢をすべて行えば、あとは減るだけです。誰でもわかります。であれば、野良猫がいなくならない理由は?

繁殖させ、捨てる遺棄犯罪があるから。

野良猫問題は、野良猫(遺棄された被害者でもある)と餌をあげる人に非難が集中します。しかし、本当に非難しなければならないのは、産むたびに捨てる犯罪者です。例えば、9匹の猫が、1年間で135匹の仔猫を産むとします。もし9匹のメス猫を飼う人が捨てるとすれば、1年間で135匹もの仔猫を捨てて歩くことになるのです。また、景品のように気軽に仔猫を配ることにより、子どもがアレルギーだとか、世話ができないとかの理由により、数か月飼育した猫を捨てる人がいる。人馴れした1歳未満の仔猫が捨てられているケースは、景品扱いが理由だと思います。もし、ペットを家族と思うのであれば、不妊手術をするでしょうし、譲った相手先に安否確認・成長確認をするでしょう。産まれて困ったから、誰でもイイからあげるという考え方が、更なる不幸を生むのです。

猫を遺棄する人がいなくなれば、野良猫も激減します。となれば、野良猫によって起こる様々なトラブルもなくなります。「野良猫の問題なんて、殺せば済む」とか、「放っておけばいい」と簡単に考える人も多い。しかし、遺棄犯罪者を取り締まらない限り、野良猫は増え続けます。

野良猫問題は、大きな社会問題であり、環境問題であると実感しています。そして、それは人間の犯罪により生み出されている「人間の問題」です。





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さくら耳カットの猫が白河にいっぱい!

2013-10-10 15:43:47 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
神戸市でTNR活動をされているアニマルレスキューシステム基金さんは、飯館村等の避難区域の犬猫たちのボランティア活動を展開されている全国各地の団体と連携し、白河市を中継地点として、不妊去勢手術をされているそうです。

先週末、静岡県からボランティア参加されている獣医師さんに、先日連れ出した猫の不妊手術をしていただきました。また、長年アニマルレスキュー活動をされているアニマルレスキューシステム基金代表の山崎様より、TNR活動へのアドバイス等をいただきました。有難うございました。

皆さまの動物への愛情と情熱を感じました。とても貴重な体験をさせていただきました。

全国各地から、福島の動物たちを救うために、たくさんの団体・個人が避難区域入りをされているそうです。感謝の気持ちでいっぱいです。




桜の花びらのように可愛くカットしていただきました。



皆、美人です。今後、飼い主さんの了解を得て、譲渡先を探したいと思います。下半身に麻痺がある仔猫は・・・譲渡先見つかるか・・・。



レネちゃんと呼んでいます。とっても美人です。



知的なお顔。ブリ―と呼んでいます。



気の強い女の子。リネットと呼んでいます。



生後3カ月ほどの可愛い仔猫。スーザンと呼んでいます。

この子たちの母猫は、授乳中で、4週間程度の仔猫がいるはず・・・とのことでしたが、飼い主からは何も聞いていませんでした。もしも仔猫がいると大変なので、手術翌日戻しましたが・・・家の中から仔猫の鳴き声はしません。どうしたんでしょう。

犬猫を捨てること、殺すことは犯罪です!!!

このご家庭は、その他にも犬の飼い方・猫の飼い方など指導が必要だと思われます。今後、保健所職員にも同行いただき、ご指導いただきたいと思います。

福島県は、仔猫や仔犬を殺す習慣のある地域だと、全国各地から集まったボランティアの方々の間で話題になっているようです。違った意味で、世界のフクシマとならないように、動物愛護法の啓発に力を入れたいと思います。

また、このような風習のある地域は、子どもへの虐待も日常的にある可能性があり、子ども虐待防止の活動にも、以前よりも力を入れなければと思っております。

※耳カットする意味=TNR活動を展開する中で、不妊去勢手術が済んだ猫の目印が耳カット。同じ猫を2回手術することのないように耳カットしています。

6、7年前・・・あるイベントで地域猫活動の啓発をさせていただきました。その時、関係者から大変な暴言を吐かれました。反省会では、「反省してください」とまで言う関係者がいました 今回、全国で先進的な活動をされているボランティアの方々からご指導をいただく機会を得て、やっと白河でも「地域猫」に罵声を浴びせられることがなくなる可能性が出てきました。本当に嬉しいです

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