特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

追悼 天国へ旅立った野良猫たち

2014-11-24 18:05:26 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
不幸な猫をなくすために、TNRを開始したのが、昨年の9月。記念すべきTNR第一号は、9月20日に誕生しました。そして、11月には、寺周辺に大量の野良猫が繁殖しているとの情報をいただき、一年前の11月下旬にTNRをしました。

その後、近隣住民及び土地管理者のご理解をいただき、啓発看板を設置させていただき、不妊去勢を行いながら世話をしております。

TNR活動は、市内数カ所で行っております。その中で、亡くなった猫たちもいます。把握している猫たちは・・・



昨年10月にTNRした「ジョー」。TNRから数か月後、車に轢かれて亡くなったそうです。即死ではなく、非常に苦しみ、どこかに隠れて亡くなったようです。約1歳。可哀想に。



TNRした時、すでに老猫でした。「ゴリエモン2世」です。歯が殆どないために、猫缶を与えていました。ある日姿を消しました。多分、天国へと旅立ったのでしょう。



寺猫キャシーです。保護中でしたが、突然体調を崩しました。エコーしていただいたところ、腹部に異物があるとのことでしたが、すでに治療に耐えられる状況ではありませんでした。



病院に行く前に、古巣で皆と久々会いました。



この時、すでに太郎も体調を崩していました。お薬を与えたりしましたが・・・突然天国へと旅立ったようです。



こんなに可愛かった太郎。大好きな猫でした。私はヒマラヤンが大好きなので、太郎には特別な想いがあり、今も写真を見ると涙が止まらなくなります。太郎もキャシーも、1歳半程度。



母猫と一緒にTNRした猫「里美」です。ある日、里美の行動範囲にある駐車場に死体がありました。多分、車に轢かれたのでしょう。餌を与えている人によれば、最近元気がなかったけれど毎日見ていた・・・そうです。母猫は今も元気のようです。約1歳半。

他にも、私が把握していないだけで、亡くなった猫がいるかもしれません。野良猫の平均寿命は短い。仔猫の場合は、5匹産んでも、1匹か2匹しか成長しません(野良猫は)。その後も、車に轢かれたり、病気になったり、3年から5年で天国へと旅立ちます。TNRをすれば、必ず野良猫問題は解決します。それを阻むのは、繁殖をさせ遺棄する人間と、不妊去勢もせずに餌付けだけを行う者です。

短い「生」を、充実したものにしてあげるために、今後も頑張りたいと思います。天国へと旅立った猫たちは、痛みも飢えもない世界で、きっと楽しく遊んでいることでしょう。

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城下町白河の地域猫活動 ~一年間で一番辛かった出来事~

2014-11-22 11:39:51 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
一瞬の栄光だとは思いますが、皆さまの応援のお陰で、先日より地域猫ブログランキング一位です。

クリック応援してくださる皆様、本当に有難うございます。
地域猫活動は、実際には辛いこと悲しいことの連続です。この1年で一番辛かったは、一番大好きだったヒマラヤン系の寺猫太郎が、姿を消したことです。体調が悪かったようなので、多分、死んだと思います。その直前には、兄弟らしいメス猫キャシーが天国へ旅立ちました。キャシーは保護中でした。最後には、ノドをゴロゴロして私を頼りにしてくれました。何度も病院に行きましたが、助けることはできませんでした。太郎も無理矢理保護するべきだったのか・・・。太郎の写真を見ると、今も涙です。本当に可愛かった。



左からキャシー・次郎・太郎・チャコ、後ろマーブル・キリリ。

キャシーと太郎は、約1歳半で天国へ逝きました。野良猫の生は短い。せめて、その短い生を、虐待を受けることもなく、殺されることもなく、飢えることもなく、楽しく暮らせますようにと願って過酷な活動をしております。

その他、TNRした猫が意地悪されている姿を見ると切ない。連れて帰りたいと思うけれど、全部飼うことは無理です。

そして、これだけの苦労をし、莫大な出費をしているのに、理解がない。推進地では、行政職員自らがTNRをしていると聞きます。ぜひ、福島県の職員の方々も自費でTNRをしてみてください。ご自宅の周囲の野良猫をTNRしていただければと思います。

動物愛護先進県・自治体は、HPを見ればわかります。地域猫推進委員を募集していたり、地域猫に関しての説明会があったり、虐待や遺棄に関しての啓発も行われているように思います。福島は・・・・・残念な限りです。



そんな中、地域猫活動の一環で、ゴミ片付けをしています。ゴミは、当日の朝、活動場所のゴミ捨て場に置きに行きます。



もちろん、分別もしています。



寺猫メイサ。



この猫は・・・デーブ?



なかなか捕まらないラッタッタママ。この場所では約30匹の猫の手術をしてるので、残った猫を捕まえるのは難しいです。でも、頑張ります。



1年間、一日も休みなく、お世話に通ってます。手術は、10月までの分は、全額個人負担で行いました。私個人の貯金を野良猫のために取り崩して手術しました。この他の場所でもTNRしていますので、かなりの負担です。

それに餌代本当に大変です。

こんな大変な活動をされている方々が、全国にはたくさんいらっしゃいます。皆が想いを共有してるのに、野良猫はなくなりません。どうして、行政は遺棄や虐待の啓発に力をいれないのでしょう?不妊去勢の啓発に力をいれないのでしょう。殺処分をゼロにするという方向に向かうのであれば、何をすべきかは誰でもわかるはずです。環境省は、地域猫活動を推進すると言ってます。どんどん先進地と発展途上地の差が開きます行政は、私たちの声に耳を傾けなければ、土地の問題が理解できない。問題を集約しなければ、解決法を生み出すこともできない。現時点では何もありません。そのため、多くの方々が、地域猫ではなくTNRを推進しています。

福島県で過酷なTNRをしている者同士が、問題を共有し、県担当課に陳情する必要性を感じます。なぜなら、各保健所によって、理解度に大きな開きが生じているように思います。

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お墓で猫を捕獲!?猫オジサンの妨害!!城下町の過酷な地域猫活動

2014-11-15 19:58:25 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
全国の地域猫活動に励む皆様、本当にご苦労様です。中でも、補助金も助成金もなく、自腹覚悟の活動をされる皆様、ご苦労様です。きっと、使ったお金は、天国に貯金されてることでしょう。また、行政の理解も少ない地域の皆様、共に頑張りましょう。全国には、先進地域もあれば、発展途上地域もあります。それでも、頑張る方々がいる。とても励みになっております。

実際、過酷ですよね

現在、野良猫に餌付けをしている男性2名からTNRの妨害をされています。近隣の方々は、迷惑をしているそうです。しかし、TNRをしようとすると、1名は猫を収納したようで、野良猫の姿を見かけなくなりました。仔猫を連れた母猫の姿を見ると近隣から情報をいただいたのですが・・・。同じ町内の、別の場所では、設置した捕獲器を鍋で叩きに来た男性がいました。


遠縁の墓地に捕獲器を設置。白河には寺がいっぱい!

この男性は、市内のアチコチで餌付けをしているようです。例えば、私が毎日お世話に行く場所、市役所敷地、神社や民家等など。世話をしているので餌を与えないでくださいと看板を立てても、その脇に大量の餌をまきます。毎日ではなく、週に数回といういい加減さ。深夜や早朝と時間も決まらず、結果として、それを待って猫がウロウロします。与えなくても大丈夫ですからと説明してもダメ。どうも、自分が野良猫をかまいたいようですね。

高齢の男性が問題を起こすケース、多いです。



問題の男性の飼い猫だそうです。といっても外にいますが。「自分の猫だから去勢はしないで」と言われました。この男性の部屋の前後には、ズラーと猫餌をいれた皿が並んでいます。不妊去勢もせずに餌を大量に置きっぱなしにすれば、市内中から野良猫が集まるかもしれません。それを喜んでいるようです。

飼育できる環境にはないのに、適当に餌付けをし、飼い猫だと言いながら外に置く・・・かなり身勝手です。無責任です。強い猫が来れば、弱い猫は追い出されます。飼い猫が追い出されるわけです。飼い猫であれば、不妊去勢をし、できる限り室内で飼育するのは当然です。それが、殆どの時間を外で過ごすわけです。外飼育の猫=野良猫ではないでしょうか。

この日、長時間説得の末、首輪をした2匹のオス以外は不妊去勢をすることに納得いただきました。また、捕獲器を設置することにも了解を得ました。しかし、嫌な予感がして戻ると、シッカリと妨害されていました。

この日、他の場所でもTNRを試みましたが、早朝4時に大量の餌をバラまいたそうで、猫はお腹いっぱい。姿を見ません。餌も残っています。これでは、近隣の迷惑になりますし、TNRできなければ、せっかく減ったのに、また増える可能性もあります。

いったい、この人は何がしたいのでしょう?猫が好きだと言いながら、何の責任もとらず、猫の「生」を守ることもしないのです。週に2,3回、深夜や早朝に大量にばらまく。結果として、猫が悪者になります。この人が餌を与える場所は、すぐに貼り紙がされるそうです。すると別場所を探して餌をまく。家庭環境などから推測すると、孤独感や社会性の欠如が原因ではないでしょうか。



こちら耳カット猫八重ちゃんです。深津絵里さんに似ています。とても美人です。いつもお母さん猫と一緒に行動しています(TNR済)。



新型の猫トイレを協力家庭に設置しました。使ってくれるといいのですが。



昨日は、1時間ほどゴミ片付けもしました。寺猫たちのトイレコーナーを作るためです。相次ぐ妨害とゴミ屋敷片付けと・・・このボランティア、本当に大変全国の地域猫活動をされる方々、ご苦労様です。誰にも理解されなくてもイイ。

ただただ猫のために、頑張りましょう

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寺猫しょぼん&キリリ、その名前の由来は・・・

2014-11-13 13:07:21 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
昨年の11月、市内某寺に30匹近い野良猫がいるとの情報をいただきました。偶然にも同時に二人の方から情報をいただき、現場に行くと、本当にいました。ゾロゾロ・・・。近くには「無責任に餌を与えないでください!!迷惑してます」というような貼り紙がありました。これは、問題がある・・・と誰でもわかりますね。

11月末、20匹近い野良猫の不妊手術をし、現在までに30匹近くの野良猫を不妊去勢手術しました(この場所では)。住民の方々からは、仔猫の姿を見かけなくなったと声をいただきますが、それでも、時々仔猫が出現します。この地域は、広大な土地を所有する寺が、いくつも並んでいます。また、公的な土地もあります。その上、同じ町内には、野良猫に餌付けをしている人が、少なくとも二名はいるようです。ある情報によれば、私がTNRした場所では猫が減ったが、同じ町内で不妊去勢をせずに餌付けしている場所では、ドンドン増えている・・・そうです。皆さん、餌は与えますが、人馴れした猫でも、不妊去勢はしません。これを説得して払うように導く必要があるわけですが、それ以前に、自分の飼い猫の不妊去勢もしない住民が多い。この啓発は、行政にお願いしたいものです。まずは、自分の飼い猫の不妊去勢をする。仔猫を殺すことは犯罪であることを啓発する。これが大切。でなければ、誰が野良猫の不妊去勢手術代を負担しますか?

先進地域と違い、飼い犬猫の産んだ仔犬猫を自分で殺す人がいる地域です。本当に大変な場所です。
先日、自称猫好きの女性と電話で話しました。猫を9匹飼っているそうですが、メス4匹のうち2匹は手術していないそうです。もちろん、オスもしていません。産まれた仔猫は、目が明かないうちに殺すそうです。全く罪悪感はありません。「警察に通報します!」と私が強く言っても平気。それから、会う人ごとに「福島では仔猫や仔犬を殺す人がいるって知ってますか?」と聞きます。皆、「農村では目が明かないうちに、土に埋めたり、川に流して殺すと言うよね」と言います。

福島県では、当然のこととして皆が知っていることになります


しかし、仔猫仔犬を殺すことは犯罪です。先の人にも、懲役2年以下、罰金200万円以下の犯罪だと教えましたが、平気でした。逮捕されなければ理解しないようです。思わず、

「江戸時代じゃないんだから!動物病院あるでしょう?」

と言いました。このような地域で、野良猫の不妊去勢を行うのですから、ある意味セレブな活動です。



寺猫です。名前は、「しょぼん」&「キリリ」です。どちらがしょぼんで、どちらがキリリがわかりますか?



マーブルちゃん。



鼻黒メイサ。個性的な顔してます。



ママと呼んでます。唯一未手術猫ですが、なかなか捕まえることができません。野良猫がたくさんいる地域は、間違いなく、餌付けする人もたくさんいます。私は、毎日来る猫の分しか餌を与えません。足りないはずですので、本当に不思議。

時々、餌をバラまいて行く人がいます。発見した時は片付けています。注意書きをするべきか?悩むところです。なぜなら、過去、このような人たちのお情けで生き延びたのかもしれません。場所はお寺。この慈悲を・・・私が判断するものか?管理者にお任せするべきなのか?悩みます。

別場所でも同様。刺身やら焼き魚やらをまく人がいます。過去、他人の土地にまいた人が「迷惑だ」というので、「貴女もやってたよね?」と言いました。野良猫問題は間違いなく人間が巻き起こす問題です。不妊去勢を怠り、気軽に遺棄する犯罪者により起こされます。生き残った猫が、情けで生きる。けれど、誰も責任をとろうとはしません。餌代は払うが、不妊手術代までは・・・となります。

しかし、全国には私と同じように、野良猫も飼い猫も同じ命だと考える人たちがいます。今の時代、ネットで活動を知ることができます。皆様の活動を励みに、私も頑張っております。

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白河中の猫をさくら耳に!TNR活動推進中 オス猫パンツ―(パン2)

2014-11-10 13:59:25 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
一昨日、朝から野良猫の捕獲を試みまして、捕獲したのですが耳カット有でしたので解放。この猫は、昨年TNRした「トム」でした。暴れる姿を数匹の猫が見ていたため、猫の気配がなくなり、持久戦になりました。数時間後、白黒の猫を捕まえ、動物病院に搬送。夕方、去勢手術を終えて戻りました。



繁殖遺棄家庭の飼い猫で、家出をして放浪中の白黒猫「パンダ」に似ています。パンダは、もっと貫録がありますし、一応は飼い猫ですので人馴れしています。この猫は、全く馴れておらず、パンダに似てますがパンダではない。ということで「パン2(パンツ―)」と名付けました。



昨日、リターンしました。元気でね

ここは、餌付け宅の協力が得られず、何匹いるのか不明です。近隣の話によれば、仔猫もいるらしく、あと数匹のTNRが必要です。

私は、餌付け家庭と友好関係を築きたいと考えています。ここは、迷惑をしているご家庭に協力をいただいてますが・・・。ボラさんの中には、喧嘩しても手術代金を餌付け者に支払わせるという方もいらっしゃるようです。こうなると、餌付けを止めてしまうかもしれません。となれば自分が世話に行く・・・餌代かかります。毎日のことですので、労働が増えます。この心配がない方が楽という考え方です。合理的にいきましょう身体は一つしかありません

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