特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

城下町白河の地域猫活動 ~一年間で一番辛かった出来事~

2014-11-22 11:39:51 | 城下町白河の地域猫活動コミネコ
一瞬の栄光だとは思いますが、皆さまの応援のお陰で、先日より地域猫ブログランキング一位です。

クリック応援してくださる皆様、本当に有難うございます。
地域猫活動は、実際には辛いこと悲しいことの連続です。この1年で一番辛かったは、一番大好きだったヒマラヤン系の寺猫太郎が、姿を消したことです。体調が悪かったようなので、多分、死んだと思います。その直前には、兄弟らしいメス猫キャシーが天国へ旅立ちました。キャシーは保護中でした。最後には、ノドをゴロゴロして私を頼りにしてくれました。何度も病院に行きましたが、助けることはできませんでした。太郎も無理矢理保護するべきだったのか・・・。太郎の写真を見ると、今も涙です。本当に可愛かった。



左からキャシー・次郎・太郎・チャコ、後ろマーブル・キリリ。

キャシーと太郎は、約1歳半で天国へ逝きました。野良猫の生は短い。せめて、その短い生を、虐待を受けることもなく、殺されることもなく、飢えることもなく、楽しく暮らせますようにと願って過酷な活動をしております。

その他、TNRした猫が意地悪されている姿を見ると切ない。連れて帰りたいと思うけれど、全部飼うことは無理です。

そして、これだけの苦労をし、莫大な出費をしているのに、理解がない。推進地では、行政職員自らがTNRをしていると聞きます。ぜひ、福島県の職員の方々も自費でTNRをしてみてください。ご自宅の周囲の野良猫をTNRしていただければと思います。

動物愛護先進県・自治体は、HPを見ればわかります。地域猫推進委員を募集していたり、地域猫に関しての説明会があったり、虐待や遺棄に関しての啓発も行われているように思います。福島は・・・・・残念な限りです。



そんな中、地域猫活動の一環で、ゴミ片付けをしています。ゴミは、当日の朝、活動場所のゴミ捨て場に置きに行きます。



もちろん、分別もしています。



寺猫メイサ。



この猫は・・・デーブ?



なかなか捕まらないラッタッタママ。この場所では約30匹の猫の手術をしてるので、残った猫を捕まえるのは難しいです。でも、頑張ります。



1年間、一日も休みなく、お世話に通ってます。手術は、10月までの分は、全額個人負担で行いました。私個人の貯金を野良猫のために取り崩して手術しました。この他の場所でもTNRしていますので、かなりの負担です。

それに餌代本当に大変です。

こんな大変な活動をされている方々が、全国にはたくさんいらっしゃいます。皆が想いを共有してるのに、野良猫はなくなりません。どうして、行政は遺棄や虐待の啓発に力をいれないのでしょう?不妊去勢の啓発に力をいれないのでしょう。殺処分をゼロにするという方向に向かうのであれば、何をすべきかは誰でもわかるはずです。環境省は、地域猫活動を推進すると言ってます。どんどん先進地と発展途上地の差が開きます行政は、私たちの声に耳を傾けなければ、土地の問題が理解できない。問題を集約しなければ、解決法を生み出すこともできない。現時点では何もありません。そのため、多くの方々が、地域猫ではなくTNRを推進しています。

福島県で過酷なTNRをしている者同士が、問題を共有し、県担当課に陳情する必要性を感じます。なぜなら、各保健所によって、理解度に大きな開きが生じているように思います。

福島の地域猫活動を応援してください





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