
エノキ(榎)の実
<ニレ科エノキ属>
山地に生える落葉高木。
昔は、一里塚によく植えられた。
(エノキの一里塚)
樹皮は厚く、
灰黒色で斑点があり、
ざらざらしている。
葉は互生し、
広卵形または楕円形で縁の上部に鈍鋸歯がある。
4~5月、
淡黄褐色のちいさな雄花と両性化が咲く。
雄花は本年枝の上部に集まってつく。
両性化は上部の葉脈に1~3個つく。
果実は広楕円形または卵状球形で10月頃、
赤褐色に熟す。
<俳句歳時記>秋
榎の実(えのみ)
<榎の実(えのきのみ)>
働いて貧乏振り切る榎の実 山上 如水
涙が少し残る榎の実 本宮 富雄
榎の実散る此の頃うとし隣の子 正岡 子規
樹上より幼声して榎の実 廻 富士野
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