ザゼンソウ(座禅草)
<サツマイモ科ザゼンソウ属>
低山などの林下や水湿地に生え、
花茎は高さ10~20センチになる多年草。
葉は太く長い葉柄があり、
肉厚で2~7個が根生して、展開して伸びると、
長さ幅とも30~40センチの円心形でつやがある。
花は葉が出る前に咲き、肉穂花序は長さ2~4センチの楕円形で
仏炎苞に包まれる。
仏炎苞は紫黒色で舟形。肉質で先は固く尖り全方に曲がる。
花は4数性で花被片4個、雄しべが4個、雌蕊が1個あり、
葯は黄色。
肉穂花序が4度ほど高くなり悪臭もある。
これは気温の低い時に匂いで虫を呼び、虫の体温を高めて動きを活発にさせ、
効率的な受粉に寄与させるため。
花の姿を座禅を組んだ達磨大師に見立てた名。