ときどき思い出したい大事なこと (サンマーク文庫) | |
ディック・J・ライダー 著 枝廣淳子 訳 | |
サンマーク出版 |
注目の作家のひとりである、枝廣淳子さん関連ということで、この本を手にしました。
枝廣淳子さんは、通訳、翻訳の仕事から、環境問題を発信するジャーナリストとなった人です。
枝廣さんは、ディック・J・ライダーさんの著書をほかにも訳していて、そちらもすごくよかったので、そちらもいずれ備忘録として紹介したいと思います。
そのよかった本の作家ということで、内容は知らずに楽しみにしていたら、この本は、天職についての本でした。大きなくくりでは、生き方ということでしょうか。
主題ではないけれども、私のお気に入りのところは、ベイリー・アラードさんの祖母の言葉です。
「笑えるかぎり、冗談をいえるかぎり、人生には生きる価値があるんだよ」
小さなエピソードです。でも、最も著者が伝えたいことのその真髄よりも、引用など使われる小さなエピソードなどの方が、なぜかわたしの本の印象として残ります。それはほかの本であっても。ほかのエッセンスは忘れても、この祖母の言葉だけは忘れない気がします。心に響いたということでしょう。ちょっと恥ずかしいな。