種から芽が出て花が咲き

はまっているあれこれ
(今はFTISLAND、いろいろ)

再現

2014年01月19日 | フォトリーディング(未整理)
毎日がときめく片づけの魔法
近藤麻理恵
サンマーク出版


片づけてもリバウンドしてしまっていた私は、数回目の近藤麻理恵さんの本を読んだとき、『この本は、「一度片づけたら、絶対に元に戻らない方法」について書きました』という文に釘づけになった。

何度も読んで片づけしているのに、私はリバウンドしている。これは、どういうことだろうかと。

それは、本のとおり、片づけていないから。やりやすそうなところだけ、ピックアップして、自己流に片づけているだけだったのだ。

それに気づいて、こんまりさんの本のとおり、順番通り、本に書かれていることを再現することを徹底的に意識して、片づけを実行したら、まったくリバウンドしなくなった。一時的に散らかることもあるけれど、すぐに片づくし、掃除が楽なので、いつも気がついたら、掃除するようになった。以前の私は、恥ずかしながら、まず片づけてからでないと掃除ができなかったので、掃除すること自体がかなり億劫だった。

本に書かれていることを忠実に再現していったとき、私には、ものを捨てる基準がないという事実に愕然とした。だが、捨てる基準を持っている人なんて、いるのだろうか。私の周囲には、たった一人しか思いつかなかった。その友人に話を聞いたら、親が転勤族だったので、転勤のたびに、ほとんど捨てていた。それこそ写真以外は思い出のものなど、持っていないとのこと。捨てる基準は、ものを持つ基準でもある。

そして、本を読んで、書かれていることを忠実に再現する人は、どれくらいいるのだろうか。書かれているとおりに再現する、しかも自己流のやり方を加えないでという条件もつけたら、私も料理のレシピ本以外はほとんどしてない。料理のレシピだって、ちょっとでもはしょると、出来栄えがまったく違うものになるのだし。

近藤麻理恵さんのこの本は、「人生がときめく片づけの魔法」とその2に比べると、写真のページが多く文字数が少ない分、読みやすいかもしれない。片づけの方法だけでなく、片づけた後に可能になる、片付いた部屋での過ごし方などのライフスタイルが提案されているのが、とても新鮮。


てきとう

2014年01月18日 | フォトリーディング(未整理)
行正り香のはじめよう! ひとりごはん生活
行正り香
朝日新聞出版


母が料理上手だったので、美味しい家庭料理を食べて育ったと思う。
ただし、母は説明が下手で、美味しい味つけの作り方を聞いても、笑いながら「てきとう」というだけ。母から料理を習ったり、母の料理を再現したりすることは、無理とあきらめていた。大さじとか計量カップとか使って教えてよと、文字通り、さじを投げることしばしば。

あるとき、行正り香さんの料理本を手にしたら、なんだか母の料理にそっくり。さっそく煮魚を作ってみたら、果たして、母の味によく似た美味しい煮魚が出来上がった。以来、行正り香さんの本は、私のバイブルになっている。

母は洋風の食材や料理をあまり作らないので、そっくりなのは和食の煮物だけなのだが、大ファンと言えるような料理研究家に出会えて、幸せだと思う。

母の「てきとう」には、実はゴールデンルールがあった。それは、醤油:酒:みりんが、1:1:1というもの。(みりんは、本みりんのことで、みりん風調味料は使わない。)料理によっては、ここに砂糖や酢、だし等を加減する。

行正り香さんのレシピは、わかりやすいネーミングと調味料の塩梅が、素敵な文章で詳しく説明されているのでお薦め。おしゃれなライフスタイルも、ちょっと真似してみようかなとわくわくしてくる。