種から芽が出て花が咲き

はまっているあれこれ
(今はFTISLAND、いろいろ)

冷え取りプロジェクト

2012年07月27日 | フォトリーディング(未整理)
ずぼらな青木さんの冷えとりグッズとごはん
青木 美詠子
メディアファクトリー


●ずぼらな青木さんの冷えとりグッズとごはん 青木 美詠子 著 メディアファクトリー

身体を温めることに興味を持って、たまたま手にした本です。 イラストがとてもわかりやすく、実践しやすいです。これの前作「ずぼらな青木さんの冷えとり毎日」も読んでみたい。

この本によれば、絹の5本指靴下と、さらにウールなどの靴下を合計4重に履く方法が薦められています。なぜ4重にして履くかというと、それだけ空気の層ができて、暖かいのだそうです。また、絹にこだわるのは、絹が身体の毒物を排出、吸収する素材だからだそうです。そして、身体の調子の悪いところに対応する足のつぼや反射区などの箇所が、靴下を使用していると傷んでくるそうです。

そういわれれば、最低でも2重にして履いてみようという気になります。家にある5本指靴下はウール素材ですが、ひっぱり出してみました。

この本には、青木さんの7月のオペラ観劇でのお出かけスタイルが書かれています。シルクのフォーマルドレスの下に、厚手のパンツ、ロングスパッツをはき、5本指靴下2重だったかしら。プラスひざかけだそうです。冷房対策と言うよりは、防寒対策だと私には思えました。しかも、舞台を見ていたら、だんだんと底冷えがしてきたので、さらにレッグウォーマーを足したとありました。

薄いひざかけを持参したりすることは、私もやっていましたが、レッグウォーマーはそもそも持っていません。

もしかしたら、自分が思っているよりも私も冷えているのかもと、腹巻きとレッグウォーマーも入手してみました。近所のイトーヨーカ堂は、腹巻きもレッグウォーマーも、夏のこの季節でも販売していて、とてもありがたいです。

同じ頃、VOICEトレーナーの師匠からも、腹巻きを薦められました。おまけに玄米食も。玄米は身体を冷やさないそうです。著書の青木さんも玄米食です。

師匠がお取り寄せされている、有機栽培の玄米を3キロわけていただけることになりました。残留農薬を測定する機械にも反応しない、無農薬のよい玄米だそうです。

発芽玄米は今まで試したことがありました。つぶつぶした食感は楽しいのですが、お味はやはり白米オンリーが好き。そんなわけで、ふつう発芽玄米と白米を1:2のところ、1:3ぐらいのゆるさで食しておりました。完全な玄米食は初めてです。それでも、一晩水につけて朝炊くと、やわらかくおいしく食べられました。

試してみると、腹巻きは、やはり暖かい。というか、季節柄暑いくらい。実は、おなかを触ると、おへその上と下では、線で引いたように温度差がありました。おへその下側がとても冷たかったのです。明らかなそのお腹の冷えは、腹巻きしてからが改善されています。それに、ボイストレーニングのときに、丹田を意識してお腹の底から声を出すということをするのですが、お腹に意識を向けやすくなったと実感しています。

レッグウォーマーも試したら、手放せなくなりました。ふくらはぎと足首が暖かくて気持ちがいいです。薦められたものは試してみるものです。

キル‐オフィス・サエ公演

2012年07月20日 | 世界
私の習っているボイストレーニングのスタジオで、お芝居の公演が開催されるので、ご案内します。
以前、別の公演を観に行きましたが、ボイストレーニングのスタジオらしく、声の響きがとても素敵でした。今回も期待できるでしょう。

テーマは、師匠のライフワークである、戦争民話です。原爆投下された広島を舞台に、人々がどう生きたかというお芝居のようです。今回は、キルという朝鮮人が出てくるそうです。

勉強していると、強制労働で日本本土に連れてこられた朝鮮人は、昭和19年9月から20年3月に来た人々を狭義では指すようで、それ以外の時期に日本に来た朝鮮人は自分の意思で来日したということを知りました。韓国は日本に併合されていたから、日本国内への行き来が簡単だったのでしょうか。ところで、強制労働で連行された人々は、戦後、韓国にほとんどが帰国できているそうです。

それから、必ずしも創氏改名も強制ではなかったということも知りました。台湾は許可制、朝鮮は届出制だったことも知りました。許可制とは、許可されて始めて、日本の姓名を名乗ることが認められるということで、届出制とは、届ければ日本の姓名を名乗れたということです。日本の姓名を名乗りたいという要望があって、創氏改名の制度が作られたという背景も知りました。

通称日韓基本条約という条約が日本と韓国との間で結ばれたのは、昭和40年(1965)だそうです。もう50年近く前になります。ただ終戦は昭和20年だから、戦後20年目にしてようやく締結されたというのは、なんだか不思議な気がします。締結に至るまで、それだけ時間がかかったのか、ほかの理由があるのか。

私の理解しているところでは、日本が韓国内に残した日本資産の返還を放棄した代わりに、韓国人個人への賠償は、韓国政府が行なうことになった。しかし、韓国政府は、補償の対象を韓国国内に在住している国民に限定した。

これが、在日朝鮮人に冷たい仕打ちになりました。在日朝鮮人は、終戦とともに選択の自由も無く、日本国籍を奪われ、母国からは見捨てられたということになります。これはとても気の毒だと私も思います。戦後の補償は、日本人においても、所属の差などにおいて、不平等や不公平があったそうだから、仮に国籍が日本のままだったとしても、在日の人たちに十分な補償が与えられたかは、わかりません。

実は、今回のお芝居は、もしかしたら私の今まで学んできたことと違う描かれ方をしているかもしれないと考えています。作家は、ご自身の体験や、生の声を集めて戦争民話として脚本を創作し、ボイストレーニングの師匠らはそれを再現されているのだから、そのお芝居をただ楽しめばよいとも思っています。

「歴史は現在と過去の対話である」E・H・カー



生きがいの創造

2012年07月10日 | 
生きがいの創造 Ⅳ
飯田史彦
PHP研究所


●生きがいの創造 Ⅳ 飯田史彦 PHP研究所

「生きがいの創造」のⅠからずっと読んでいます。「生きがいの創造」では、前世を覚えている子供たちの話が出てきて、それを読むとなぜか、今の人生を大切に生きていこうと力づけられました。その感動は、私の心のなかでいつもいつも再創作され甦ります。

生きがいシリーズは対談集も含め、ほとんど読みました。そこから、新しい作家さんを紹介いただいたりして、新しいものが出るのを楽しみなシリーズです。ただ、最近はずっと読んでいませんでした。著者の飯田史彦さんが、脳出血を起こし、生死をさまよった経験が書かれている「ツインソウル」から読んでいなかったので、その「ツインソウル」もさっそく読んでみようと思っています。

その後、健康を回復した飯田史彦さんは、お住まいが福島県だったので、東日本大震災で被災されていたのでした。「生きがいの創造 Ⅳ」は、その被災された後のことが書かれているのです。

どの著書からか忘れましたが、驚くべき内容が書かれるようになり、それはまあ、真実なのだろうけれども、受け付けない人には受け付けられないだろうと心配していました。だから、この本には、注意書きがありました。その人のレベルで、フィクションとして読んでもらってかまわないというような。でも、私はとても力づけられ、心がほっとしたのでその部分を紹介したいのです。

この本には、被災して津波に巻き込まれて命を失った方からのメッセージが書かれているのです。それによると、地震と津波は単なる自然現象であったということと、被災して津波に飲み込まれたりして命を失ったときに、苦しんで死んだ人はいないそうなのです。

死を受け入れた瞬間から、おそらく肉体が感じたであろう苦しみの情報は、脳が遮断する生命の仕組みがあるようなのです。

本にも書かれていましたが、これは福音です。

私は、大勢の人が大津波で苦しみながら死んでいったと思っていましたから、この箇所に救われた想いがありました。死が決定的な状況の時は、肉体の苦しみを味わうことなく魂が体から離れる仕組みがあるのは、死は怖ろしいものではないという情報になります。信じるかどうかは、読者個人個人が決めることですが、この情報に触れられただけでも、この著書を読む大きな価値があると私は思います。

料理自慢

2012年07月02日 | 
●はじめての、和食BOOK 行正り香 文化出版局

はじめての、和食BOOK―料理上手は読んではダメよん!
行正り香
文化出版局


私の母は、料理自慢でした。母に何度か料理を習いましたが、母の説明は「てきとう、てきとう」が口癖で、「それじゃ、わからない!」と困る私。結局、母の料理自慢は受け継がずに今に至ります。

実は、母の味付けは、酒、みりん、しょうゆを1:1:1というのが基本なのです。それに、砂糖を加えたり、味噌を加えたり、みりんを多くしたり、しょうゆを多くしたりと、さまざまなバリエーションがあるのです。母は、大さじとか小さじとか計りを使わずに、調味料を直接鍋に回しいれていたのですが、私への説明はいつも「てきとう」だったわけです。なぜそんなふうで味が決まるのか、魔法をみているようでした。

今では、料理学校にも通い、料理の本やレシピもいくつも見たりして、いくらか料理の年季が入ってきました。でも、料理本て、ピンと来ないものが多いです。家庭の数だけ、料理の作り手の数だけ、同じ料理でもレシピがありますから。好みの味という相性があるのですね。

この本は、簡単でしかも私の母の味にとても似ているのです。魚ちゃんは水の分量が違いましたが、まさに我が家の味付けそのもの。どの魚介でもその味付けなのに、魚介の持ち味で味が変わってくるところも一緒です。

魚ちゃんというのは、魚の煮物の味付けの愛称のこと。ほかに、六ちゃん、七ちゃん、八ちゃんとかいろいろあって、そちらもとても参考になります。「料理上手は読んではダメよん!」という副題も笑えます。

最近朝のテレビでつい見ちゃうのが、速水もこみち君の大胆なクッキングです。たぶん、私には味が合わないかもなあ。オリーブオイル使いは参考になります。

もうひとつ身に着けたいのは、料理の味付けよりもその手際のよさです。これは、料理にいくらか年季が入ったいまも、身につかず。もこみち君のあの大胆さに、あこがれます。