種から芽が出て花が咲き

はまっているあれこれ
(今はFTISLAND、いろいろ)

変わる家族

2013年01月31日 | 
変わる家族 変わる食卓 - 真実に破壊されるマーケティング常識 (中公文庫)
岩村暢子
中央公論新社


この本は、このブログのこれまで紹介していた本と比べると異色な本です。

読んでいて、ええー!?というようなことがいっぱいある本です。そして、そういえばあんなことがあった、こんなことがあったと思い当たる節があり、まさに現代の食事事情の実態をあぶりだしているのかもと思わざるを得ないので、備忘録として紹介します。

私はV社の無水調理ができる多層鍋を愛用しています。この多層鍋との出会いは、ネットワークビジネスで有名なA社製の鍋を知人から紹介してもらったことが、きっかけです。A社の鍋は良い鍋だと思いましたが、安くなかったのでそのときは購入を断念しました。後にデパートでセールした時に、V社製品の似たような鍋を入手しました。

水をほとんど使わずに短時間で野菜を茹でられて、しかも野菜の味が濃いので重宝しています。使い方にコツがあるので、その後、知人の自宅で開かれているA社製の鍋を使う料理講習会に何度かお邪魔させていただきました。

おかしかったのは、講師役の知人が、A社製の鍋がないところでは料理が作れないというのです。ほかの鍋では、応用が効かないというわけです。そんなばかな。普通の鍋だったら、無水調理はできなくても、普通に料理すればいいじゃないと、口には出しませんでしたが、心の中で叫んでおりました。

ところで、私たちは、普段、鍋の特徴をよく見極めて料理しているのでしょうか。適当にデザインなどで使いやすそうだとか選んでいるだけだったりしますよね。

A社の料理講習会では、鍋の特徴や火加減の入れ方など、鍋の使用方法を詳しく勉強します。でも、それを学んだのだから、別の鍋の特徴はA社との違いを理解して、それ相応に対応するということができないのは、どういうことだろうと不思議に思っていたのです。

この本は、そんなエピソードとか消しちゃったエピソードとか、私が違和感を持ったいろいろなことを彷彿させる本です。

一言でいうと、日本の家庭の食事事情の崩壊の様子を集めたアンケートから、家庭の食事だけではなく、家族の在り方が変わってきている現状をあぶり出している本です。私も現在の家庭の食事事情を作り出している同じ世代として、我が事のように危機感を感じました。

ベニシアさんの本

2013年01月29日 | 
ベニシアの京都 里山日記 ―大原で出逢った宝物たち Venetia's Kyoto Country Living
ベニシア・スタンリー・スミス
世界文化社


ときどきテレビで見かけるベニシアさんの著書です。
ベニシアさんは、英語教師をしていると思いましたが、本の裏表紙のプロフィールではハーブ研究家になっていました。本は英語で書かれ、その本の写真とともに日本人のご主人が翻訳されています。テレビでのベニシアさんの雰囲気を伝えるような、柔らかい翻訳になっています。

本の中で、私がいいなあと抜き書きした言葉を紹介します。

高貴な人間であることー。
それは生まれついた身分ではなく、
その人の行動によって決まるのである。

「何か素晴らしいことを見付けて生きていくんだよ。いつも見守っているから」

日記を書き続ける動機のひとつは、気持ちを落ち着かせるため。

こころにいっぱいになったものが、言葉になって出る。

ベニシアさんの現在までの足取りと、日本での日常の様子が伺える素敵な本です。

本質を見抜く力

2013年01月27日 | 世界
本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546)
養老孟司 竹村公太郎
PHP研究所


タイトルに呼ばれて手にしました。対談集です。
表紙に書かれていないけれども、途中から鼎談になり、神戸善久さんが加わります。

対談集(鼎談集)の良いところは、著書よりも会話された言葉が中心なので、平易でわかりやすいところです。編集も入り、書き言葉になっているわけで、どこまで会話が再現されているのかはわからないけれども、より著者の直截で単刀直入な思想が伝わってくる感じが大好きです。

全体の内容紹介に直接関係ないのですが、私がひっかかったところを、備忘録がわりに記しておきます。養老さんの会話の中で、ブログ炎上という現象について、言われた言葉です。


   言葉には「根っこ」があるということ、つまり表に現れている部分だけではなく、裏に隠れているものがあるということをみんなが忘れているからです。


ここに私が引っかかったのは、最近した友人との会話で、気になったことがあったからでした。なんて説明したらいいのだろうと、そのときは言葉にならなかったその部分がまさに説明されていたからでした。

私は読んだ本紹介が中心のこのブログでも、実は何回も何回も推敲します。自分の意図を、まさに自分の意図通りに伝えたいからで、大きな意味は変わんないよというようなほんの少しの言い回しでも変えたりしています。それはまさに隠れているものが、ニュアンスを変えてしまうことがあるからです。本の主題ではないけれども、共感した部分です。

幸せの発見能力

2013年01月15日 | 力づけ
「幸せとは、幸せの発見能力が高い人のこと。」
「幸せというのは日常のなかにおもしろみや楽しさを発見できる人、幸せの発見能力の高さをいうのでしょう。」

年末に古い雑誌の処分をしようとして見つけた言葉です。
主婦向け雑誌のESSE2012年1月号で、曽野綾子さんのエッセイに書かれていました。いいなあと思ったので、紹介します。

なんの本だったか忘れてしまったのですが、幸せは習慣と言い切ってる人がいたというエピソードがありました。条件とか、状態のことではないのですね。私も習慣と言い切ってみたいものだと思っていましたが、発見能力ならすぐに身につけられそうだし、磨けそうです。

天国言葉

2013年01月14日 | フォトリーディング(未整理)
あなたに「幸せな奇跡」がいっぱい起こる本
高津理絵
PHP研究所


タイトルに呼ばれて、この本を手にしました。有名な斎藤一人さんのお弟子さんの著書です。この本ではないと思いますが、天国言葉と地獄言葉を紹介したことがあります。

天国言葉とは、「ついてる・嬉しい・楽しい・感謝しています!・ありがとう・許します・よかった」等だそうです。
地獄言葉とは、「ついてない・不平不満・愚痴・泣きごと・悪口・文句・心配ごと・許せない」等だそうです。

最近の私は、結構、天国言葉を使えるようになっているなあと感じました。おかげさまで地獄言葉をほとんど発しなくなっています。あら、いい感じ。

昨年の秋ぐらいからでしょうか。大いなる実験をしています。

その実験とは、自分を好きになること。私がつい否定しがちなのは、自分自身なので、まず自分自身を好きになり大切にすることから、ステップアップを進めるというもの。実験の成果がはっきりしてきたら、このブログでも報告したいと思います。

自分ホメ

2013年01月08日 | フォトリーディング(未整理)
自分ホメ 毎日が100%輝く魔法の言葉
谷口祥子
集英社


エピソードが印象的です。

ある高校の同窓会で、生徒のひとりが、高校時代に先生に呼ばれて、「お前は絶対に大物になれるよ。オレが太鼓判を押す」と言われたというのです。この生徒は当時、不良だったのが、上場企業の社長になっていたのです。
それを聞いた同級生たちは騒然とします。というのは、同じ担任の先生にそれぞれ同じことを言われていたからです。皆、不良だったりしたのが、社会的に成功しています。
「ホメること」の力を知る、このエピソードに引き込まれてしまいました。

大丈夫です。
このエピソードに出てくる担任の先生がいなくても、たとえ誰もホメてくれなくても大丈夫です。自分で自分をホメることのノウハウを、この本は伝えてくれています。

ホメてくれる誰かを待つとか、受身ではなくて、パワフルに自分が自分をホメることで、自分のパワーを引き出すコツを教えてくれる本です。