種から芽が出て花が咲き

はまっているあれこれ
(今はFTISLAND、いろいろ)

韓流それから

2014年07月07日 | 韓流
奥さまは愛国
北原みのり 朴順梨
河出書房新社


韓流ブームに乗って、いくつかの韓国ドラマを観たり、イベントやkpopのコンサートに行ったり、 韓国旅行も行ったりしたので、韓流ファンということになると思います。
そのなかで気づいたことは、日本に何らか憧れなどの想いを持ちながら、韓国全体としては反日であるということ。ただし、これは私の感覚的な印象なので、正しいのか間違いなのか検証するために、政治や社会、文化などを調べるようになりました。
その一環で、この本も私にやって来ました。
一言でいうなら、新鮮。その立場側の意見や考えは初めて聞いたと言えるほどに違う視点からのアプローチが斬新と言えます。

惜しいかな。著者の嫌悪感が先立ち、引いてしまっているような箇所が見受けられるのが残念です。もっと踏み込んで本質に迫ってほしかったと思います。

熱心な韓流ファンだったことがある私の感想として、ちょっと面白いと思ったことがあります。
愛国活動は韓流ファン活動とはまるで違うことのようなのに、たまたまこの本で取り上げられてインタビューされている人たちは、向けるものが、愛国という主張であるだけで、韓流ファンのスターに向けるファン活動と関わる雰囲気や態度が似ているような気がしました。

内容はあるので、違う意見を知る観点からはおすすめです。

わたしのはたらき記事

2014年07月04日 | フォトリーディング(未整理)
わたしのはたらき
西村佳哲
弘文堂


この本は、美味しいおむすびを創りたくてずっと著者を読んでいる佐藤初女さんつながりで、私のところにやってきました。佐藤初女さんを一番に9名の方のインタビューで構成されています。

佐藤初女さんのインタビューはもちろん素敵でしたが、川口有美子さんのインタビューが私にはインパクトがありました。

川口有美子さんは、一言でいうなら、お母様がALS(筋萎縮性側索硬化症)になり、その看病、介護に関わって、お母様の死後も同病の患者や家族の支援をされています。

インタビューを読んでいると、身内が深刻な病気になったことがわかったときの受けとめ方が明るいのです。もちろん介護は大変なことできれいごとではすまされない困難な状況があったことも明かされますが、川口有美子さんの持ち味や雰囲気が軽やかなのです。

人は受信できれば生きていける

印象的な言葉がたくさんあります。