日本文明論への視点―われら何処より来たり、何処へ往くか | |
古田博司 他 | |
展転社 |
筑波大学教授である古田博司さんの名前があったので、図書館で借りた本です。
コリアンウォッチャーのサイトで古田博司さんを知りました。
公開講義の講義録で、質疑応答の模様があり、私にとって興味深い内容でした。
いくつかの本を読んで不思議だなあと思っていたことが氷解したというか。
もともとの中国では、人は死ぬと、魂(こん)と魄(はく)に分かれるとか。魂は上に上がり位牌につく。この位牌についた魂が、飯を食うのだそうです。
魂が飯を食うためには、男の子孫をつくらなければならないという発想となって、現在の韓国の宗族なる男系の一族をつくるようになったそうです。
こういう話がすごくわかりやすく、私にとっては目から鱗みたいなお話もありました。ただそれを書くと本の紹介ブログの意図からずれてくるかもなので抑えておきます。