種から芽が出て花が咲き

はまっているあれこれ
(今はFTISLAND、いろいろ)

ハルヴァとバクラヴァ

2012年04月30日 | 世界
●旅行者の朝食 米原万里 文春文庫

私がこの本のとあるエッセイを読んだのは、その当時連載中だった新聞でした。米原万里さんが絶品のお菓子と称されていたごまペーストのような口解けのよいハルヴァ。私にとっても何が何でも食べてみたいロシアのお菓子?、ギリシャのお菓子?のひとつと思っていましたら、高橋由佳里さんのマンガに、トルコでの朝食に、「ヘルヴァ」という名前で出てきました。トルコにもあって美味しそう。

●トルコで私も考えた 高橋由佳里 集英社

何年か前に、私のトルコブームで、トルコ大使館の人もよく訪れるというトルコ料理レストランに出かけた時に、ヘルヴァは食べました。それは、小麦粉のセモリナ粉を使ったモチモチのヘルヴァで、求肥というかきな粉というか、なつかしいよいうなお菓子ではあるのだけれど、私が食べたいハルヴァと違いました。

高橋さんのマンガには、米倉万里さんの描写のようなペーストのかたまりようなヘルヴァと、セモリナ粉のヘルヴァの二つともが出てきたので、トルコでは両方ともヘルヴァというらしいです。

それよりも、高橋さんのマンガにはもっと頻繁に出てくるトルコ菓子があります。トルコの代表菓子で、ベトベトに甘いパイ菓子のバクラヴァといいます。マンガを読んでいると、こちらのほうがとても気になり、最近ようやく表参道のトルコ料理レストランでバクラヴァを堪能しました。何層にも重なったパイに甘い蜜がしみこんでいて、噛むたびにジュワっと蜜の甘さが口いっぱいに広がります。

びっくりするような甘さにあきれながらも、もう一度食べたくなり、ネットを調べたら、今は便利で通販で買うことができました。ちょうど会社で推奨された資格試験に合格したときだったので、ご褒美買いしちゃいました。これも美味しかったのですが、現地トルコで、キロ単位で買ってみたいものだとトルコ熱上昇中です。通販で買ったのは、9切れに切られた250g入り。日本で手に入るのはだいたいこの250g入りみたいです。

バクラヴァに気をよくした私は、もうひとつのお菓子、ヘルヴァを通販で買えないかインターネットを調べてみました。でも残念なことに、日本ではちょっと見つけられませんでした。そうだ、ヘルヴァだけでなくてハルヴァでも探そう。

実は、ごまペースト状のハルヴァを一度食べたことがあります。西新宿に出かけたときに、たまたま見つけたトルコ食品および輸入食材のお店で発見しました。直ちに入手。それはどこの国製か忘れてしまいましたが、中近東のとある国の缶詰入りで、いくらだったかしら。米倉万里さんが書かれたように、確かにごまペーストの味わいがありましたが、リピートしたいというほどのものではなかったのです。

ただ、今回調べたら、ポーランドのwedel社製ハルヴァ(ポーランドの名前はChalwa)のバーが絶品だという情報を英国在住の方のブログから頂きました。wedel社のホームページによると、バー状が4種類、ミートローフ(要するにかたまりというか、細長いケーキみたいな感じ)状のが2種類あって、ミートローフのレーズンやナッツの入ったハルヴァがとても美味しそう。

イギリスに行けば、あるいはポーランドに行けば、その絶品のハルヴァは入手できるようです。日本では、どこか輸入してくれてないだろうか、検索が続きます。

備忘録 お世話になりたい病院

2012年04月25日 | 
●分娩台よ、さようなら 大野明子 著 メディカ出版

以前読んで、題名も著者名も失念してしまって、ずっと探していた本が見つかりました。おめでたのときには、この著者の病院にお世話になりたいと思われるステキな産院です。

お世話になる予定は今のところ、まったくないけれど、備忘録として書いておきます。

私が読んだのは、文庫本でしたが、今日見かけたのは、ハードカバーです。ハードカバー版には、勇気ある女性の自宅出産の様子の写真がところどころにあり、驚きました。

この本はインパクトを受けたので、題名も著者名も忘れていたのに、インパクトがあったエピソードはさっき読んだばかりのようにすらすらと思い出せます。

逆子というのは、事前に治せるらしい。胎児が小さいうちは、ときどき逆子になることはよくあることのようで、気がついたら、その本に書かれているある種、逆立ちのような体操を母親がすることで、治せるそうです。その指導をきちんとしているので、その病院では、逆子の出産はないとことでした。

妊娠に対してあまり知識がないので、妊婦は体を動かしたらいけないのかと思っていましたが、この本を読んで、妊婦が歩くこと、しかも山登りのような上りの道が安産によいらしいとか。

自宅出産するときの、上の子供が大好きなお母さんの陣痛を心配している様子の描写が、何と言うか、天使が見守っているかのようなステキなことのように書かれていました。出産は、小さな子供に見せるべきでないとステレオタイプのように考えていましたが、そうでない場合もあるようです。

何の本でしたか、これは別のソースですが、ある村の、ある世代以上のお母さんが亡くなりそうなときは、子供が全員集まって悲しそうにしているが、それより下の世代のお母さんが亡くなりそうなときは、もう少しよそよそしく距離があるという話をしたときに、それは病院で子供を産むようになったからだと、ある世代の女性がたちどころに応えたとか。ある世代というのは、90代以上のことで、それより若い世代は病院出産が主流になったとのことです。

自宅出産だと、生まれた子供とずっと一緒にいることができ、子供への愛情が親に育まれやすく、病院出産では離されてしまうので親の情が湧き難いような書かれ方でした。この本は最近読んだはずだから、題名はきっとすぐに見つけられると思います。

探すのは宿題ということで。

鶏口となれども牛後となるなかれ

2012年04月21日 | 和のこと 日本
日本は、近隣諸国と領土問題を抱える国で、ロシアとは北方領土が、韓国とは竹島が、台湾とは尖閣諸島があります。尖閣諸島の領有について争っているのは、もともとは中国ではなく、台湾らしいとどこかの本で読みました。中国は台湾を「ひとつの中国」としていますから、尖閣諸島も自分達の国のものという感覚だと聞いています。

昨日たまたま観たあるテレビ番組で、銀座にいる中国人観光客100人に、尖閣諸島についてのアンケートを行ったところ、100人が100人とも尖閣諸島は中国のものだと答えたそうです。銀座にいる中国人観光客はいわゆる富裕層のはずですが、中国の教育の単一性というか徹底さに驚かされます。日本はこんな教育していないはずですから、日本人に同じようなアンケートをしたら、100人が100人とも尖閣諸島を日本のものだと答えられるだろうかと気になりました。

領土問題は、日本は周りを海に囲まれているし、自分からは攻撃しないことになっている自衛隊しかないし、ニュースとしてもあまり聞いたことがないのですが、海外ではとても厳しい問題のようです。というのは、戦闘能力を持たない旅客機が、気候の関係かあるいはパイロットの運転ミスか知らないけれども、航路を外れて、うっかり他国を領空侵犯したとしたら、打ち落とされることあるそうです。

学生時代に、海外でたまたまある飛行機に乗るはずだった国会議員が、事情があって乗りそこなったところ、その飛行機が領空侵犯して撃墜されて乗客全員死亡ということがあったそうです。行方不明になったりした飛行機などの事故は報道されますが、こういう事件は日本では報道されているのかしら。これもいくつかの本を読みながら見つけたエピソードです。

東京都知事の石原さんを見ていると、「鶏口となれども牛後となるなかれ」ということわざを思い出します。

尖閣諸島に個人の所有者がいて、所有し続けることに不安というのは納得できます。それを東京都が購入するというのは、話題性があり、日本人への啓蒙という機会になり、面白いなあと思っています。中国を刺激しなくても、という意見もあるそうだけど、中国的には所有者が変わるだけで、ほんとうは何も変わらないはずなんだけど、日本で話題になるだけで刺激なんだなあとニュースの推移を見守っています。

ずっとやりたかったこと

2012年04月18日 | 
●ずっとやりたかったことを、やりなさい ジュリア・キャメロン サンマーク出版

この本は創造的になるためのレッスンが提供されています。その一部で私が試したものをお話しします。

この本を読んでから、この本に書かれているツールのひとつで、モーニングページというのをやっています。朝30分、早起きして、意識の流れをありのままにつづるというもの。本では、ノート3ページと書かれてありましたが、私が30分で書けるのは、大学ノート1ページ分だけなので、ノート1ページで終わりにしています。

そのとき浮かぶ意識の流れ、考えている考えにもならないような、感じていることをつかむことが大変です。つかんでノートに書けるのは本の一握りですが、それは後から読み返さないルールでただひたすらに書いていきます。

数日やってみて、これは、心のクリアリングだとわかりました。一種の瞑想のような感じです。本には、脳の中を掃除するのが目的だとも書かれてありました。

もうひとつのツールはアーティストデートというもの。自分の中のアーティストを育てるために、週に一度2時間ほどのまとまった時間をデートと称して好きなことをしてすごすというもの。私は、トルコ料理を食べに行ったり、神社に行ってみたりしてみました。ちょっとやりたいけど、しないでいたちょっとした何かで、お金があまりかからないことです。

モーニングページで自分が何を考えているかを知ったら、アーティストデートでその解決策が見えてくると本には書かれています。アーティストデートの効果はまだわかりませんが、楽しいことを自分に許していない自分に気がついています。

日々の生活に流されてしまうから、モーニングページで立ち止まって、アーティストデートで解放してあげるという感じでしょうか。

実はレッスンは12週間に渡って続きます。毎週新たな課題が出て、自分自身の創造性と創造的に生きることを止めているものを見ていきます。

もし、私が創造的に生きていたら、やはり作家にならなきゃ、というか作家になりたいっっっということで、私のレッスンは続いています。

女子力アップ!

2012年04月08日 | 
●運のいい女 悪い女の習慣 愛蔵版 佳川奈未 著 PHP

この本は、最初に文庫本として出版され、その後、愛蔵版という形でハードカバー化した本です。佳川奈未さんの著書の中で、私がもっとも力づけれられている、お気に入りの本の1冊です。

光るものを身につける、愛され続けるピンクパワーを活用する、ピンキーリングをつける、髪型をウェーブがあるものにする、不要なものを捨てるなど、この本に書かれていることをいろいろ実践しています。

要は、女子力アップ、女性性を強めることをすると、ハッピーになるということです。女性であることを楽しもうというわけです。

あまりしていないことだったので、この本を読んだ直後は、この本のノウハウを友達にしゃべりまくり、何人かの友達もネイルをしてみたり、華やかなメイクに変えてみたり、指輪やアクセサリーを身につけるなど、きれいになりました。

実践することで、やはり自分がウキウキワクワクするし、次はあれを試してみようとか楽しくなる本です。

ただ、私のこの本は文庫もハードカバーの愛蔵版(何しろ愛蔵版は、奈未さんのラッキーメッセージおよびサイン入り)と2冊もあるので、文庫はもっぱら友人貸出用になっています。ところがこの友人貸出用の本は、貸した友人から大切に扱われず、とても残念です。読み終わるまでずっと借りていていいから、と貸し出すせいか、ちゃんと返ってきた為しがない。

この間も、女子力アップのために読むといいよと貸していた友人に指摘したら、借りていたこと忘れていて、ようやく今日になって、「やはり借りていました。良い本です。何度も読みました」と連絡がありました。やれやれ。

相手は私の鏡。私のコミュニケーションの反応です。次に誰かに貸すときにはどのように話したらいいかしら。。。