種から芽が出て花が咲き

はまっているあれこれ
(今はFTISLAND、いろいろ)

スピーチ

2011年08月08日 | フォトリーディング(未整理)
ものは試しということで、会社の朝礼時の短いスピーチを2週間チャレンジしました。その間、スピーチやプレゼンの本等を読んで、実践したりして、いろいろ学びました。

学んだことの1つめ。スピーチは、オープニング、本文、クロージングという構成でつくるとよいということです。例えば1分スピーチの場合は、オープニング10秒、本文40秒、クロージング10秒という構成になります。
オープニングでは、挨拶とそのスピーチのテーマなどを配達します。本文では内容によりますが、印象深いことや結論を先に話し、その詳しい説明をします。クロージングでは、話したテーマの再配達と締めの挨拶です。

2つめは、スピーチに偉人の言葉やことわざを入れるとそれらしくなるということです。引き締まるというか、とても便利です。もちろん普段から使えるように気のきいた名言等をストックしている必要があります。

3つめは、具体的な数字の事例があるとよいです。例えば、ポイントが3つあるとか、400字詰め原稿用紙が1分相当であるとか。テーマに即した数字の具体例はわかりやすく印象に残りやすいです。これもストックがあるとよいです。

スピーチしてわかったことは、これは私の場合ですが、用意した内容が10だとするとその6割しか話せないということです。人前に立つと舞い上がってしまったり、雰囲気にのまれたり、一人で練習するときとは勝手が違います。

リラックスするコツもつかみました。逆複式呼吸をします。息を吸うときにはお腹をへこませ、息を吐くときにはお腹を膨らませるという呼吸法で、数回、行なうと体が緩んで緊張がとれます。
そうしてもなお、用意できた6割になります。用意できた内容が5なら、3になるということで、事前の準備が大切だと実感しました。

そして、最も重要な気づきは、スピーチは聴き手がいないと成り立たないということです。話し手ではなく、聴き手の方たちこそ主役なのでした。聴き手の視線は緊張も誘いますが、熱心な暖かいまなざしは話し手を力づけます。聴き手の方たちに感謝の気持ちを込めて、スピーチすることで何かギフトを差し上げることができたとき、そのスピーチはよいスピーチだと言えると思います。

●うまい、と言われる1分間スピーチ 晴山陽一 土屋書店
ほか多数