●ブログタイトル「月うさぎがはねる頃」
最近のいちばん夢中なブログです。こちらのブログは4コマ漫画のキャンディが愉快なブログです。その他に、テリィ派であり、YAHOO会員ID保有のファン向けに、メキシコ人のファンが書かれたファンフィクストーリーを日本語に翻訳されています。これはFINALSTORYが出版される10年以上前に書かれたものらしいのですが、FINALSTORYにリンクするような、漫画のキャンディのその後が描かれているのです。第一次世界大戦で、キャンディはなんと従軍看護婦だし、テリィもスザナ亡きあとに志願兵となっています。二人が戦地で再会する、非常にドラマチックな物語です。
FINALSTORY出版以前に書かれているので、他登場人物の細部がだいぶ違いますが、作者が書かれていない30代半ばを過ぎたキャンディの現在に続く物語の一つの可能性と言っていいと思います。
ブログ主様は長い時間かけて、英語版から翻訳されたようで、現在、定期的にブログを更新されています。丁寧に訳されていて、素晴らしい物語世界です。原作はメキシコ人女性ということで、もともとはスペイン語のお話しらしく、スペイン語で検索したら、YouTubeでは、どうやらこの物語の音読したものが上がっているし、軍服を着た短髪のテリィ(もちろんファンが書いたもの)の画像もいくつも見かけました。ラテンの血を持つファンの熱さを感じました。
こちらのブログで、日本の熱心なファン向けの限定公開になっているのは、原作者のメキシコ人女性ファンの方と連絡がとれていないからだそうです。ファンの原作者と連絡が取れるとよいですね。漫画では、エルロイ大おば様しか、体現していなかったキャンディの時代の欧米が階級社会であることや偏見など、社会の背景が詳しく描写されています。私にとってはそれもツボなのです。
私が子供の頃は、まだ、月にうさぎがいて餅つきをしていると信じられていましたが、今はそうではないですね。貧しい人が現れたときに、森の動物たちはいろいろと親切にします。差し出すものが何もなかったうさぎは、自分を食べてくださいと火に身を投じます。貧しい人は、実は神様で、哀れに思って、月にうさぎを上げるという日本の神話ですけど、今はあまり語られなくなったのでしょうか。