種から芽が出て花が咲き

はまっているあれこれ
(今はFTISLAND、いろいろ)

母になる

2013年03月08日 | 力づけ
母になる―赤ちゃんのいる人生へ
文・構成 大野 明子 写真 宮崎 雅子
メディカ出版


私はハマるとその著者が出版している、手に入る限りすべての著書を読むようにしています。そうやって同じ著者の本を立て続けに読むと、その著者への理解がいっそう深まる気がしています。

この本は、これから赤ちゃんを生むであろう若い女性を対象に、ひと組のご夫婦の妊娠と出産の模様を通じて、著者が産婦人科医として伝えたい妊娠と出産のあれこれが詰まった本です。

私は子どもを生む予定がまったくないけれども、出産の喜びが伝わってくるこの本に出会えて、幸せな気持ちになりました。

この本の宮崎雅子さんの写真に、「生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんが見つめ合う」という小さな写真があります。本当に生まれたばかりの赤ちゃんがしっかりと目を開けてお母さんを見つめている写真です。

前に紹介した、池川明さんの本に書かれているような、まさにお母さんに会うために赤ちゃんは生まれてきた、その象徴のような写真で、私は目が釘付けになりました。

偶然ですが、池川明さんも大野明子さんも「明」の字が名前にありますね。
明るく世の中を照らすような使命をお持ちなのでしょうか。


ところで、読書ブログに関係ないけれども、WBCは日本が台湾に勝ちました。延長戦になったときに、日本に勢いが向いていると思ったら、その通りになりました。

ママのおなかをえらんだわけは…

2013年03月03日 | フォトリーディング(未整理)
ママのおなかをえらんだわけは・・・。
池川 明
二見書房


何年か前に、自然分娩と帝王切開で生まれた子どもには何らか差があり、自然分娩の子どものほうがよいというような研究結果が報道されたことがあって、私が帝王切開で生まれたことを知らない私の友人に「帝王切開の子どもはよくないみたいよ」などと無責任に言われたことがありました。

その友人に私は帝王切開で生まれたことを伝え、「だから私はダメ人間なのね」などと傷ついた心でのたまうと、友人は「知らなかった。ごめんね」と謝ってくれました。この件で、私は自分がそうだからという思い込みで、皆が皆、多数派であるという仮定による判断をしないように心がけています。

そして、その後、そういうデータをまったく見かけることがないので(あるいは私が知らないだけかもしれませんが)、もしかしたらあまり意味のない研究結果だったのかもしれません。

池川 明さんの著書をずっと読んでいると、赤ちゃんは生まれる時期を自分で決めているそうです。胎児の記憶を集めた中にも、帝王切開という人為的な場合であっても、それを選んでいる場合もあるようで、私も帝王切開を選んできたのかなあと考えるととても力づけられます。

この本は、赤ちゃんがお母さんを選んで生まれてきたことを伝えることによって、母親を力づける本なのですが、まだお母さんになっていない子どもの立場だけの私も、子どもとして力づけられる本なのです。