![]() | 母になる―赤ちゃんのいる人生へ |
文・構成 大野 明子 写真 宮崎 雅子 | |
メディカ出版 |
私はハマるとその著者が出版している、手に入る限りすべての著書を読むようにしています。そうやって同じ著者の本を立て続けに読むと、その著者への理解がいっそう深まる気がしています。
この本は、これから赤ちゃんを生むであろう若い女性を対象に、ひと組のご夫婦の妊娠と出産の模様を通じて、著者が産婦人科医として伝えたい妊娠と出産のあれこれが詰まった本です。
私は子どもを生む予定がまったくないけれども、出産の喜びが伝わってくるこの本に出会えて、幸せな気持ちになりました。
この本の宮崎雅子さんの写真に、「生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんが見つめ合う」という小さな写真があります。本当に生まれたばかりの赤ちゃんがしっかりと目を開けてお母さんを見つめている写真です。
前に紹介した、池川明さんの本に書かれているような、まさにお母さんに会うために赤ちゃんは生まれてきた、その象徴のような写真で、私は目が釘付けになりました。
偶然ですが、池川明さんも大野明子さんも「明」の字が名前にありますね。
明るく世の中を照らすような使命をお持ちなのでしょうか。
ところで、読書ブログに関係ないけれども、WBCは日本が台湾に勝ちました。延長戦になったときに、日本に勢いが向いていると思ったら、その通りになりました。