種から芽が出て花が咲き

はまっているあれこれ
(今はFTISLAND、いろいろ)

ガラクタ処分中

2011年12月13日 | フォトリーディング(未整理)
ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門 カレン・キングストン 小学館文庫
ガラクタ捨てれば未来がひらける 風水浄化術入門 カレン・キングストン 小学館文庫

この本を読んで人生が変わったという人が多いと聞いて、お勧めされた本です。風水の観点より、ガラクタを処分して、自分を浄化(クリアリング)してよりよい人生にしようというのが大きなテーマとして書かれています。

ガラクタとは

・あなたが使わないもの、好きではないもの
・整理されていない、乱雑なもの
・狭いスペースに無理に押しこまれたもの
・未完成のもの、全て

ガラクタは

持っていると、疲労感をおぼえ、無気力になる、etcetc


ガラクタを処分することは、人生のクリアリングになるそうです。

これらの定義を見て、今は使っていない古いスケッチブックを捨てることにしました。銅版画の試し刷りや失敗の刷りも捨てられました。昔書いた小説みたいなものも。これらは、未完成のものになります。この本では、日記もガラクタの定義の中に含まれました。私も日記を綴っているのですが、日記ってほとんど読みません。その日そのときのクリアリングのために書いているので、書いたら満足なのでした。幸せな気分で書いた恋愛に特化した日記だけはとっておこうかなあと思いましたが、探すのが面倒です。そのときの気分で必要なものは覚えているはずだから、これは今年中に思い切って処分することに。

使わないものは、いただきものの背の高いシャンパングラス。アルコールを飲まないので感謝して捨てます。本当はフリーマーケットなどで売りたいくらいだけれども、この本には、クリアリング初心者は譲るやら売るやらの選択肢は時間がかかりすぎて、手放せなくなるので薦めないという助言もありました。まったくそのとおりです。

本もだいぶ処分対象にしました。よほどお気に入りでない限り、図書館で借りられるものは大体、処分です。これらは、我が家では狭いスペースに押しこまれたものだからです。新しいものが入ってくるスペースを作るために、思い切ります。

コレクションについても、面白いエピソードが紹介されています。ある未婚の女性は、アヒルのついているものを集めていましたが、それが番いでない1羽のアヒルばかりだったそうで、全部処分してしばらくしたら、縁があって結婚したそうです。処分してできた新しいスペースに入ってきたものが、人生のパートナーとは素晴らしい。

1年着なかった服というのは、片付けの本によく処分と書かれていますが、風水のエッセンスの入ったこの本では、自分の現在とエネルギーが合わなくなっている服のことだそうです。私には腑に落ちて、処分対象にできる服が出てきました。

片付けがテーマの本は、いくつも読んでいますが、そのつど、著者の新しい定義に触れて、すっきり処分できるものが増えるのが嬉しくて、また次の本へとはしごしてしまいます。


銅版画集2011展

2011年12月12日 | 
今年も工房での銅版画展に無事、出品することができました。

今年は、参加メンバー同士で画集を作成する年で、参加人数分の枚数を刷るのが大変でした。
銅版画は、①版の作成、②版にインクつめ、③版の余分なインクをふく、④プレス機で刷るという工程で作成します。
この中の、②から④の作業を参加人数分、繰り返し行うというわけです。

インクのふき取り加減などで、きれいに刷り上ったり、気に入らない出来になったりするので、
必要枚数分プラスアルファ刷ることになります。

できた作品には、ED №(エディションナンバー)と作品名と作家のサインをします。

このエディションナンバーは、数字で分数のように書く方法と、作家保存分という意味の「AP(Artist Proof)」と書く方法があります。
そのほか、非売品という意味の「HC(仏語Hors Commerce)」と書く場合や、刷りを専門家に依頼した場合は、
刷師へ贈呈する刷師のための作品という意味の「PP(Printer's proof)」と書く場合もあるようです。

私は、自分で刷るので「AP」か数字の「1/24」などとしか書きません。
作品に、ED №とサインを入れるのは、とても嬉しく晴がましいものです。
このために、銅版画制作をしているというような瞬間のひとつかもしれません。

今回、出品した作品は、観た人が少しでも幸せな気分になってもらえるように願いをこめて、創りました。
だから、インクつめの後の余分なインクをふき取って刷る間中、私自身が幸せな気分になりました。

もしもお近くいらっしゃることがありましたら、観にいらしてくださいませ。

コバルト画房の店頭ギャラリーで、12月24日まで開催しております。
http://homepage2.nifty.com/kobalt/

譲り合い

2011年12月07日 | フォトリーディング(未整理)
原発はなぜ日本にふさわしくないのか 竹田恒泰 小学館

本の紹介をするにあたって、本の著者の背景も伝えなければならないと思うようになりました。
この本の著者は、「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」というベストセラーを最近著した、明治天皇の玄孫にあたります。

この本の導入部に、素敵なエピソードがありました。

著者の友人が新潟から、震災直後にトラックをチャーターし、米などの支援物資を積んで被災地に向かったときのエピソードです。
行政に預けるのではなく、自分たちでもっとも困っている避難所に物資を届けようと、とある小学校に着いたとき、「うちの避難所はまだ物資が足りているほうなので、もっと困っているところに運んでほしい」と断られたというのです。これが11ヶ所続き、12ヶ所目に、本当に困窮している避難所にたどり着き、空腹の避難民に炊き出しをすることができたとか。

この友人が新潟に帰りついた後でテレビを見たら、「足りている」と断ったいくつかの避難所が映し出されていて、どこも物資が足りないと報道されていたというのです。足りているという状態は、せいぜい1日ひとり当たりおにぎり1、2個の状態のことだったそうです。それでも、より困っているところがあるはずとボランティアの物資を譲り合ったというのです。

わたしはこのエピソードにぐっと捕まれて、原発反対という著者の本題に引き込まれてしまいました。

読み終えた読後感は、堤未果さんの「ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書)」を彷彿させました。
堤さんの本では、高待遇の研究所に勤めることのできた科学者が土壌調査を行っていたら、そこは核実験で放射能汚染された場所だったなどと、アメリカの知られざる暗い部分をあぶりだすような本でしたが、この本も同じです。

日本でも、社会の弱者である失業者やドヤ街に暮すホームレスに、高待遇の仕事を斡旋したようにみせかけて、実は被爆の可能性のある原発の除染作業にあたらせているという実態があるというのです。原発は定期的に検査を行うため、その検査のたびに科学者等が入れるように、弱者が除染作業に駆り出されているとか。使用済みウランの処理方法についてや、日本はウランを輸入していますが、輸出国ではやはり原住民などが発掘しているなど、社会的弱者の犠牲によって支えられている原発の事情が明らかにされています。

著者の意図をおおざっぱにいうと、弱者の犠牲に成り立つ日本の和や美に合わない原発は、日本にふさわしくないので、日本が世界に先立って、原発を廃止していこうというものです。そういう未来もいいかもと考えさせられる本でした。

カルチャーショック!

2011年12月06日 | 韓流
愛されたがり屋の韓国人-「恋愛の法則」で深韓流がわかる
朴倧玄(パク・チョンヒョン)
講談社


●愛されたがり屋の韓国人「恋愛の法則」で深韓流がわかる 朴倧玄(パク・チョンヒョン) 講談社

韓タメDXというテレビ番組の司会をされていた法政大学教授のパク先生の本を読んでいると、韓国ドラマで謎だと思っていたことが氷解することがあり、著書を楽しみにしています。この本も読んでいてびっくりすることがありました。

韓国にも千羽鶴があり、贈り物にするそうです。その意味が日本と韓国では全然違うのだとか。

「日本では、病気の回復を祈って、周りの人が「元気づける」という意味で千羽鶴を贈る場合が多いが、韓国では、「恋を実らせる」ために恋人に千羽鶴を折って贈る」のだそうで、韓国女子が、大好きな日本の男子に贈ったところ、病気でもないのになぜ?とまったく感激していない表情に、がっかりして物別れになったエピソードが紹介されていました。

千羽鶴は広島の原爆投下以降に韓国に伝わったそうです。その千羽鶴が、韓国では恋人に想いを伝える贈り物となっているなんてびっくり。カルチャーショック!

数年前、当時夢中になっていた韓流俳優の弟が海外で急死したので、日本のファンがお悔やみの気持ちを込めて、白の千羽鶴を贈ったことがありました。ファン仲間から、口コミで千羽鶴を贈る計画があるのを聞いて、私も白の折鶴を数羽折って、取りまとめ先の熱心なファンの方に郵送したのでした。韓国での葬式に届けられた日本のファンからの白の折鶴だけで作られた美しい千羽鶴を、イ・ドンゴンさんやご家族関係者はどう感じたのでしょうか。韓国ではファンを家族というけれど、日本のファンも心から悲しんで、慰めになればと贈ったのでした。

その葬式のとき、俳優の元カノ女優が号泣姿で弔問に来ていたのにも驚いたものです。カルチャーショック2!。韓国では、葬式では大泣きするのがよいと聞きました。日本の感覚では、元カノ女優の出現自体にびっくりだし、その号泣姿もなぜそんなに目立つの?くらいな印象で、日本のファン仲間における元カノ女優の評判は、交際中もアンチでしたが、ますますアンチ度急上昇でした。(女優のファンの方、ごめんなさい。本当は、私自身はその女優が大好きです。フォローになっていないけど)

しかし、おそらくこの女優は、韓国ではこの件で株を上げたと思われます。だから、韓国のマスコミがこぞって女優の号泣場面を報道したわけで、その後、よいドラマに続けて出演していました。日本と似て否なる韓国を感じた日本の一韓流ファンの思い出です。

あれあれ、本の紹介はどこへやら。

本の内容で、ちょっと物足りないと思った箇所がありました。フランスに行った韓国人のエピソードになぞらえて、著者はどうやら日本女性に恋をして日本に来たと窺わせる記述がありました。無責任な野次馬の読者としては、著者ご自身の物語をぜひお聞きしたいと興味津々になりました。いつか別の著書で紹介されるのでしょうか。それとも、もう既に紹介されているのでしょうか。とても楽しみです。

楽しみなさい

2011年12月04日 | フォトリーディング(未整理)
食べ物や音楽、旅行などの趣味、人との出会い、生きる事、ありとあらゆる事すべて。
人生を楽しみなさい。

ある日の内側からやってきた言葉です。

「私は私を愛するために生まれた」

「そのために、生きることを楽しみなさい」


「不思議の国の千一夜」1~6巻 曽祢まさこ著 講談社文庫(今はおそらく廃刊)

この本は、子供の頃に読んだ大好きな漫画で、最近大人買いして夢中になっています。

王子様が神馬に出会い、冒険する物語。やがてお姫様と恋をするのだけれど、王子様には秘密があって、というようなイソップ、グリム、アンデルセンの童話や神話や伝説のパロディがてんこ盛りの、剣と魔法と異世界の楽しいファンタジーです。大人になった今でも、素敵でおかしくて笑えます。

廃刊の古本がインターネットで簡単に検索できて、ポチッと入手できる便利な世の中になりました。楽しみましょう。