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どうせ死ぬなら「がん」がいい

2015年09月21日 | フォトリーディング(未整理)
どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社新書)
クリエーター情報なし
宝島社



●どうせ死ぬなら「がん」がいい / 中村仁一 近藤誠

タイトルと読んだ印象の違った本です。
がんは、人生の幕引きを、思い通りにできる。たいてい最後まで意識はしっかりしてるから、ゆっくり身辺整理ができるし、親しい人にお礼とお別れも言えるという趣旨の本かと思って手にしたわけです。

ところがそれが趣旨ではありませんでした。

著者お二人の対談で構成されています。
私は著者お二人の本を初めて読みましたが、他の著書もベストセラーになっており、ぜひ読んでみたいと思いました。

中村仁一さんの他の著書
・幸せなご臨終
・大往生したけりゃ医療とかかわるな

近藤誠さんの他の著書
・がん放置療法のすすめ
・あなたの癌は、がんもどき
・抗がん剤は効かない

私は以前、スイスで、90代の長命を全うし、老衰死と診断された高齢者を解剖したら、多数の高齢者でがんが発見されたと書かれていた本を読んだことがあります。タイトルも著者も忘れてしまったけれども、その箇所だけ妙に印象に残っていました。それは問いが与えられたからです。

なぜ、がんになってもがんに気づかず、長寿を全うできたのか。

病は気からというのもさもありなん。そして、この本は私の問いに答えを与えてくれる本でした。

どうやら、がんは切除や抗がん剤治療をしなければ、枯れるように苦しまずに死ねる病気のようです。他の著書や他の著者の本ももっと読んで詳しく知りたいと思います。