欲望のバージニア

　　　　　　　1920年　アメリカで禁酒法が施行された時代
　　　　　　　バージニア州フランクリンでは
　　　　　　　密造酒の製造・販売が横行し
　　　　　　　多くの村人が違法行為に
　　　　　　　手を染めていました・・・・
　　　　　　　その中でも一目置かれていたのが　ボンデュランド3兄弟


　　　　　　　密造酒が製造
　　　　　　　売買される事が違法である中
　　　　　　　その上、新任の取締官に多額の
　　　　　　　賄賂を要求される　村人たち。。。

　　　　　　　そして、それを拒む村人たちへの
　　　　　　　補佐官の
　　　　　　　嫌がらせに　真っ向から立ち向かったのがボンデュランド兄弟でした


　　　　　　　何が善か悪かも分からなかったような時代・・・
　　　　　　　彼らが貫き通したのは、仲間たちとの友情を守る事と
　　　　　　　権力に屈しない事でした。



　　　　　　　次男のフォレストは「主義の問題だ。」と
　　　　　　　自分たちの見えないルールを言い表します
　　　　　　　違法行為をしているにもかかわらず、
　　　　　　　ボンデュランド兄弟の姿に引き込まれるのは
　　　　　　　権力と闘う　一貫した、それにあるのかもしれません

　　　　　　　そして、何と言っても　この映画キャストがいい
　　　　　　　個性派ぞろいの上に
　　　　　　　今までの作品イメージを覆すような、演技ばかり。。。





　　　　　　　三男---ジャック

　　　　　　　次男----フォレスト

　　　　　　　ゲイリーオールドマンはもはや
　　　　　　　狂気を演じさせたら右に出る人はいないかも・・・

　　　　　　　ジェシカ・チャスティンは
　　　　　　　「ゼロ・ダーク・サーティ」の主人公
　　　　　　　同一人物とは思えません－－－－美しい！！！

　　　　　　　ミア・ワシコウスカは
　　　　　　　「アリス・イン・ワンダーランド」のアリス
　　　　　　　　こんなにきれいになっていたんですね・・・

　　　　　　　いかれた、補佐官は
　　　　　　　ガイ・ピアース-----怪演です。。。



　　　　　　　そしてフォレスト役の
　　　　　　　トム・ハーディ-----ダークナイトライジングにも出演していますが
　　　　　　　彼もかなりのカメレオン俳優のようです。
　　　　　　　これから　かなり注目のイケメンです（笑）

　　　　　　　この映画の脚本・音楽担当のニック・ケイヴ
　　　　　　　彼は　ミュージシャン・脚本家・作家・画家
　　　　　　　　俳優とマルチな才能をお持ちの様です
　　　　　　　なので、このサントラもとっても気になります

　　　　　　　その上
　　　　　　　こんなにエンターテイメントな映画が
　　　　　　　実在の兄弟が主人公のノンフィィクションだというのですから驚きです

　　　　　　　かなり　衝撃的な惨殺シーンもたくさんあるのですが、
　　　　　　　それに勝るほどの3兄弟の、貫きとおされた　主義から
　　　　　　　目が離せなくなります。。。
　　　　　　　「怖くない訳がない・・・それに負けない事だ・・・」という様な
　　　　　　　　フォレストのセリフに
　　　　　　　この時代のバージニア州フランクリンの英雄を観る事が出来ます。