老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

先人の俳句

2015-07-04 11:38:54 | 俳句

    ☆   起重機の見えて暮らしぬ釣荵    中村汀女
    ★   涼風の裂くばかりなる頁読む

(起重機 、、、) 昭和七年作だが少しも古さを感じない。
(涼風、、、) 昭和15年作
台所俳句の魁の汀女。やっぱり女性の先輩として、学ぶことが多い。俳句においても、生活態度も。

    ★   水無月や青嶺つづける桑のはて   水原秋櫻子

 大正14年作。この句は八王子郊外での作。昔から養蚕の盛んな所で、桑畑が一面にあったと思える。今は、東京のベットタウン化となり(山は高尾山続きの低いもので、青嶺とは少し言いすぎであると言っていた)このような景には殆ど接しないそうだ。

    ☆   山椒魚の水に鬱金の月夜かな   飯田龍太 

 昭和48年作。 はんざき の妖怪のような不気味さと、鬱金色の月夜によって神秘的な美しをあたりに漂わせる、 と句の解説は記している。

 どなたの句も七月に作られ句。先人の句集を紐解くと、年 月 日 の隔たりが感じられない。力強く 骨格の太さ、私が明日からの再読するべき本を今日は探し当てた。



               雨の玄関先
今日も雨。毎日 除湿機を使いっぱなし。2リットルは溜まる。




 
何時もバックの中に入れている、小物入れとポーチ。可愛くて便利。世界でひとつ。。。
今日もこれから。ちくちく、針仕事しようかな~~? 

昨日作った ぼんぼんの匂い袋はこれから入院をすると言う人に、鞄の隅に入れ行ってと渡す。
薬の匂いに厭きた時、手でつまむといい。

       昨日のしりとり俳句
   🐬   内陣に転がりありぬ抱き枕
         
   🐬   背信を重ね重ねて生身魂

   🐬   花茣蓙に拾ひぬ白い貝釦
 
   🐬   湯の華の匂へる町や凌霄花
  
   🐬   胡瓜もむ島の噴火を聞きながら

   🐬   萍や池に流れのあるらしき

              




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぼんぼん 作ろう | トップ | 今日も 雨もよい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿