老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

半夏雨

2015-07-01 09:53:52 | 俳句
 我が町内のささやかな公園。今日は、木立もブランコも七人の小人も白雪姫も雨に濡れている。



  今朝のしりとり俳句で
「り」を繋ながなければいけなかった。(ら り る れ ろ)で 前の句が終わると、なかなか言葉が浮かんでこない。歳時記をを開くと、即座に季語が分かる。が、、これでは面白くない。頭をひねって呻吟してこそ、しりとり俳句の面白さなのだ。
  リリアンが、今朝はすっと浮かんだ。さてリリアンで何を編もうか? ミサンガも言葉としてふっと出てきた。これからが大変だ。どんな季語を持ってくるか?
梅雨! 半夏雨! この2~3日使い古している。 (雨休み)に思い至った。季語としては今の季節感と違うが、これにしようと。。。
 
  💌  リリアンでミサンガ編まん雨休み   

季語から入ってゆき、季語尊重の吾が師からすると、言葉を重ね後から季語をつけるしりとり俳句などは邪道も邪道もってのほかである。




 今日は半夏生だ。夏至から数えて11日目、この日に雨が降ると大雨になると言われているようだ。我が地方はおかげさまで程々の雨だが、九州地方では狂ったように降っている。
被害に泣かされているのを見るのは悲しい。俳句に興じていては申し訳ないが。

     ☆   土に棲むものにも恵み半夏雨   村越化石

     ★   晴耕雨読の鎌の錆つく半夏雨   井上あい

     ☆   半夏生北は漁火あかりして   千田一路

 どの句も日本人の勤勉さ、土着に生きづく者の実直を詠んでいる。私が子供の頃、母から
半夏生は、忙しく働いたお百姓さんが寛ぐ日と教えられていた。うどんを打ち、お団子を作り
色々な心づくしの御馳走を近所のどの家も作り祭り気分だった。
ことに女性に優しく、何があろうと用事はつくるな。ゆくっり休ませろと言っていた。

    昨日のしりとり俳句
   🏡    香水に生活の襞の見え隠れ
      
   🏡    空梅雨や水の神いぬさぬきらし
   
   🏡    滴りや石垣堂々たる山家

           





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