老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   木の実落つ

2019-11-07 00:56:16 | 俳句

  

 

季節も良くなった。朝夕は一気に秋を越して冬の気配もするが。。。。。

小六月なる季語がふと浮かんだ。

まことに久しぶりに屋島の散策。

昼の月が。

写真を撮っていると下校の男の子が話しかけてくる。

「何を写しているんですか?」

指をさして

「ほら、昼の月が出てるでしょう」

「池を見てごらん!」

「お月さまが、水面に写っているでしょう」

 

      

 

「あれ、本当だ、、素晴らしい」

 

    

 

「僕たち何年生?」

「五年生です」

「この池に20年くらい前に子供が落ち込んで、、、知ってる」

「はい。弟を助けようとしてお兄さんと二人が亡くなった話でしょう」

ここは小学校にに近い通学路だ。

「先生から聞いたの?」

「いいえおばあちゃんから」

「僕はお母さんから」  と口々に、、、

「気をつけてネ。道草しないで早く帰って! 家族に心配かけないでネ」

「はーいー さようなら」

 

    

 

外に出るのは気分が晴れる。誰や彼とのふれあい。子供に話かけられるのが一番に嬉しい。

お日様に当たって家に帰るとバッタンキュー。ひどい疲れだったが。

 

     🐣     ここからは猪の領域木の実降る

     🐔     秋乾き今日は病院梯子する

     🐦     お隣の猫呼べば来る小六月

     🐓     何の鳥やらどんぐりを落としてくれ

     🐥     草紅葉軍手片っぽ落としけり

 

 

コメント
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