老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

四谷シモン人形館  ②

2024-07-13 11:34:23 | 老人日記
          

受付の女性が大きな金庫があります。
開口一番に、そこを開いてご覧になって下さいと言った。


      
       (目前の愛 1) 1995年作

重い扉の金庫を開くと、このような象が設置されている。
その横に

     
      (キリエ。エレイソン3)1997年作

まか不思議な表情の胸象が。

ここで展示をされている象の顔は概ねこんな顔ばかりだ。


       

それを撮っている、何も理解のできてをらぬ田舎の婆さま。

淡翁荘には、まるでシモンの人形を迎えるために存在していたかのようだ。人形たちは、昔からその場所に飾られることが決められていたように、ぴったりと洋館の内部に納まっている。
金庫の中のお人形も然り。

        

この若い男性の人形は常識的で私も理解ができそう。
妖しさの中のクールさに大人の美学を感じさせると、 「三上 満良氏 (宮城県美術館副館長)」が評をしている。

       

髭もじゃの原始人のような人形にもきっと魂が籠っていて、夜な夜な歩きだしたり、飾られた人形同志がおしゃべりに花を咲かせていると想像をすると楽しくなる。



     @   シオン人形闇に蠢く男梅雨











今日のしりとり俳句

    @    ラッパ吹くからくり人形大夕焼    ラッパ
    @    あっぱぱ元気印の老夫人    元気
    @    陵へ古き鳥居や時鳥     鳥居
    @    よつぱらい如き夏蝶ひいらひら   ひらひら
    @    雲一つ無き空蚊遣火のけむり    蚊遣火
    @    雨粒につややかなりぬ七変化    つややか
    @    炎昼の横断歩道に立ちすくむ     炎昼 


    









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