勝てば自力ＣＳだって。高橋監督にも意地がある？

３年も前、ナベツネを筆頭に読売の悪党たちに脅されすかされてとうとう騙されて監督を引き受けさせられてしまった。まだまだ現役で頑張れる技量と体力はあったのに。

その恨みは心の中に畳み込んで、じっと我慢の３年間を屈辱にまみれて耐え忍んできた。その結果は、「お前らが仕組んできた結果はこんなもんよ。わかったか」って復習が成功した。

松井に振られたからと言って次善の策のないまま、というか「松井がまさか固辞することはない」と驕り高ぶったことを一顧だにせず、その尻をこっちに向けてきた。

そんな非道いやり方で一人の天才的スターを泥まみれにして、その挙句に解任の裏工作をしてまたもや「辞任」を仕向けた犯罪的工作で解任させられた。ように見えるだろう？

実はそうではないのだ。この３年間は高橋監督の怨念が渦巻いた３年間だったのだ。優勝を義務付けられた巨人監督なんか糞くらえ。巨人を根底から壊してやろう。それが本音なのだ。

やりたくもない監督を押し付けられて、補強という名の無茶な選手獲得をしてくれても、そんな選手つかえるものか。若手は可愛いものだから使ってやろう。

結果は思い通りの負け越し。優勝なんかは糞くらえ。お前たちの思い通りにはさせない。どうにもならないコーチ連中を側に置いてくれたこともラッキーだった。３年間の復讐劇はこれで閉幕だ。

さてと、とは言え今日甲子園で阪神との最終戦。巨人監督としても最終戦。だったのに、勝てばＣＳに参戦できる。ということは３位確定。あのＤｅＮＡの上に立つ？

ま、高橋監督にも意地というものがあるだろう。選手たちにも、せめて最終戦を勝って終わりたい、ＣＳにも出てみたいという気持ちもあるだろう。だったら勝とうではないか。

ＣＳ出ても読売に何の利益も及ばない。ヤクルトと広島に儲けが入るだけ。ゼニしか見えない読売へのしっぺ返しにもなる。それならやってやろうじゃないか。

高橋監督にとってＣＳ出場は「有終の美」にもならない。試合が一つ増えるたびに屈辱が増えるようなものだ。だって、ＣＳで戦っても浮き立つものは何もないもの。

ファンは監督の手腕は認めてはいないが、読売の仕打ちには同情している。この３年間は詐欺師まがいの読売に身体を張って意趣返しした高橋監督と捉えれば納得できる。

ま、悪者には悪者監督をくっつければうまくいくのだろう。ＤｅＮＡのラミネスも留任するらしいから、来年はチマチマ野球が花咲くことだろう。へぼ野球で勝った負けたは言って貰いたくない。