潔ぎよし高橋監督。後継に潔ぎ悪い原だって？

高橋監督が辞表を出した。可哀想だがこれは当然だ。その前の監督はＣＳで負けてシリーズに出られなくても居座ったことを考えると、高橋監督はどれだけ潔いか。

ことわざに「立つ鳥後を濁さず」という。監督業は決して「跡を濁さず」という訳にはいかない。いかないが、長期政権の場合は後継者を育てる技量もいる。

長嶋政権では原を後継者として育てて長嶋は勇退した。しかし、その後継者原は次の後継者を育てることなく、さらには辞任すべき時を横を向いてやり過ごした潔さのない性格だ。

自分の周りに置いた村田や斎藤など生え抜きのコーチが、ずぶの素人高橋を支えることができなかった。そんな技量しかなかったコーチに騙された高橋は哀れだ。

そして、１０月３日、高橋監督は辞任を申し出た。ま、読売のことだから、本人が辞任を申し入れたか、読売から辞任しろと言われたか、大昔の長嶋辞任劇と同じだ。

いずれにしろ、高橋監督はもたなかった。あのコーチ連中ではどうにもならんと思う。それもこれも自分が選んだのだから（球団に押し付けられた？）仕方がない。

問題は、後継に原の再登板というではないか。これはいかん。高橋監督続投よりもいかん。高橋監督辞任で巨人が暗黒時代を脱出できそうと思ったが、原では暗黒時代に突入してしまう。

だろう？育ちかけた岡本にバントって、高校野球が始まるんですよ。そんな姑息野球を本分とする原が巨人を立て直す、なんてできる訳ない。勝てばよい、って訳ではないのよ。

阿部を潰した実績を、今度は坂本や岡本を潰しかねない。何回も優勝したという実績は、考えて見てください。阿部がいたからでしょ？その阿部を壊したのは誰だ。原だけは御免蒙る！