巨人ファンだが、内閣御用新聞読売と原は大嫌いだ。デタラメ補強で2軍は不良債権がうじゃうじゃ。若者の未来が淋しい。

読売の知恵ってこんなもの。お札が空を舞って、胴上げできず。躍動の若き巨人はどうも見られそうにない。せめて高校野球の上を。

よしッ!岡本を認めよう!

2018-10-10 | プロ野球
3割・30本・100打点は立派な4番打者の証だろう。田舎っぺ大将もよくぞ大成したものだ。これをもって「育成の巨人」の旗を上げろ。

ゲレーロに途方もない無駄金を使ったけれど、岡本が取り戻してくれたみたいなもの。2年契約のゲレーロをどうするつもりか知らないけれど、来年も岡本に穴を埋めてもらうつもりなのか。

巨人以上に世代交代がままならなかった阪神には申し訳ないが、ただ一人、それも巨人の4番として若者が大きく覚醒した。その姿を金本監督は尋常の勝負として最後に見せてくれた。

何日か前、広島対DeNA戦をテレビで観た。ラミレス監督は丸を徹底して歩かせた。反対に緒方監督は筒香もソトにも尋常の勝負を命じた。

ホームラン王を争う広島・丸とDeNA筒香とソト。全員が一線に並んでの争い。作戦とは言え、ラミレスの性格そのままに丸との勝負を避けた。日本人的感覚からすれば尋常ではない。

広島緒方監督にも、自軍の主砲・丸にタイトルを取らせたい気持ちは大いにあるだろう。それでも、タイトルは自分の力でもぎ取るものとして、非情にみえるが尋常勝負を投手に命じた。

結果は知っての通り、ソトの本塁打が丸を勝り、タイトルをほぼ手中に収めたようだ。昨年、緒方監督はラミレスにCSで手痛い下克上にあっている。それでも尋常勝負で臨んだ。

そんな光景を昨日の阪神金本監督に見た。8回の岡本の最終打席。投手は若い望月という投手。走者は2塁。1塁が空いている。7-4と3点ビハインド。敗戦濃厚での場面だ。

ラミレスならそんな場面でも迷わず岡本を歩かせただろう。尋常勝負という文化がない外国人だからだ。金本は純粋な日本人ではないが、日本育ちだからサムライ文化がわかるのだろう。

若い望月に「尋常勝負」を命ずる。何球も岡本のバットの芯を外す速球で果敢に攻める望月。若い二人のライバルとしての勝負は来年も、それ以降も続く予感がした。

場面場面で敵味方なく劇的演出するのも監督の技量である。惜しくも今年の金本阪神は精彩を欠いて最下位に沈んだが、優勝以外はどこも同じ。来年に賭けようではないか。

金本阪神の尋常勝負によって岡本は2打席連続ホームランで、念願の100打点に到達した。野球の面白さはこういうところにあるはずだ。

巨人は原の再登板を画策しているようだ。原はラミレス同様「策士」。尋常の勝負の嫌いな人格なのだ。読売そのものもそんな体質だからよく理解できるのだろう。

ようやく育った若い大砲、すくすく育てば今後10年は巨人の4番が確定するはず。策士・原はそんな若者を壊すかもしれない。バントを命じて。目の前の1勝のために。そんな野球見たくもない。