パスポート

夢を見た。
来週、みんなで旅行に行くので旅費を払い終わって、さて準備をするかと思ったら、パスポートの期限が切れているのに気が付いた。1週間で申請して出るものなのか、このままではキャンセルする以外にない。と、あせったら目が覚めた。

来週、旅行に行くのが本当なら、パスポートが切れてしまったのも本当の話だ。ただ、行くのが国内だったから、必要はない。パスポートも、これから何度も行けると思って10年間の物にしたのに、行けたのはたった1度だけ。なんて効率が悪いのだろう。こんな夢を見たのも、片付けの時に、期限の切れた物を、燃えるゴミの袋に放り込んだからだ。海外に行くのに、申請をし直す元気も現金もない。これさえあれば、いつでも行けるさと言う支えのような物まで、捨ててしまった気がする。

先日、市役所へ出かけた時に、市民課の窓口の、料金を支払う隣で、「パスポート受付」のコーナーが出来ていた。今までは庄内総合支庁へ出向いていって申請をした。メガネの反射がどうの、前髪の長さがどうのと言われたのも懐かしい。市役所で受け付けられるのは、申し込む人間が増えたせいなのか。県の仕事を市町村で行うようになったのか、これも市町村合併で酒田市が広くなった事も関係しているのだろうと思う。

地方に住んでいる人間にとって、海外旅行は国内の移動も含めると、かなりの割高になる。飛行機の発着の時間によっては、ホテルに一泊することにもなる。すぐ近くに国際空港があるのは、とても便利だ。国内に空港が増えたのは有り難いが、JALの一件で、華やかに見えた航空業界も、大変なのに驚かされた。庄内空港からJALに乗ったことはないが、伊丹－羽田で乗った時には、素敵だなと思っていたのに。

今回の旅行も飛行機を乗り継いで行くことになる。新しい羽田は見ることが出来るかな。