6月6日、酒田港袖浦埠頭で、イカ釣り船団の出航式が行われた。
いつもなら我が家にも港から船の汽笛や太鼓の音が聞こえてくる筈なのだが、一向に届かない。詳しい時間も知らない。もうそろそろだろうと昼食後にカメラを片手に車を走らせた。
本港の合同庁舎の隙間から、烏賊釣り船が見えたので、まだ安心と港内を迂回したのだが、見事に岸壁は車で埋まっていた。
出港式のセレモニーは多分午前中に終わっていたものと思われる。
今回は、本格的に五色のテープで別れを惜しみながら、出航する場面に出会えた。
酒田港を始め石川県から北海道までのイカ釣り船9隻が、次々と出港していく。
一度岸壁を離れ、港内をゆっくりと廻った後に、外港へと目指す。船団で並んで出港するのではない。
海の男のイカ釣り船には、演歌がよく似合う。船ごとに違う曲をガンガンかけながらで、いろんな歌が彼方此方から聞こえてくる。
最近の若い乗組員は、アジア系の若者が多い。彼らは日本語の勉強と一緒に演歌も歌うのだろうか。
彼らはイカ釣りを研修し、母国に帰って船長などになるのだろう。
岸壁に散らばったテープ。海の男も女も、撤収作業は早い。いったい何本のテープが使われたのだろうか。
酒田市の背後に鳥海山が見える。
売店のテントも並んでいる。
本港側(飛島丸が停留している側)の酒田船籍が最後に出て行った。
最後まで頑張って太鼓を鳴らしていた風の会の面々。
北朝鮮や中国から邪魔をされずに、無事に大漁で帰って来れますように。
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