アサザの仲間のガガブタ(鏡蓋)だ。アサザと同じミツガシワ科の水草で、花の色以外はアサザとよく似た花を咲かせる。花の大きさは1~2cmくらいしかない。まだ絶滅危惧種には指定されていないが、絶滅の危機が増大している種の一つだそうだ。
「みずの森」で咲いていたアサザ(淺沙)だ。昔は、日本各地の池や沼でよく見られたようだが、今ではもう植物園でしか見られないくらいにまで数が減少してしまったらしい。環境省の絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている貴重な水草だ。
1998年にアメリカで作られた新品種で「ブラック・プリンセス」という“黒いスイレン”だそうだ。黒とは言っても濃い赤色であるが、耐寒性スイレンと熱帯性スイレンを交配したものだそうだ。
この他にも、ピンク色の花弁が100枚もあるフランス産の「グルワール・デュ・タンプル・シュル・ロート」と言う長い名前の“幻のスイレン”とか、この水生植物園「みずの森」と同じ名前の「ミズノモリ」という品種名が付いたスイレンもあるらしいが、開花時期でなかったのか、または見落としてしまったのか確認できなかった。