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閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ホシミスジ

2023-10-05 | 昆虫
載せるのがやや時機遅れになってしまったが、我が家の庭で3週間ほど前に見掛けたホシミスジ。このブログにはたびたび登場しており、今年も4か月前の6月22日に載せたから特徴は省略するが、ひらひらとゆっくり飛んでは直ぐに枝葉に止まって翅を広げたり閉じたりしてくれるから、見失うこともなく写真に撮りやすい蝶だ。幼虫の食草はユキヤナギやコデマリなどだという。








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アカボシゴマダラ

2023-09-29 | 昆虫
尾張旭市の愛知県森林公園でアカボシゴマダラを見掛けた。東アジアに広く分布するタテハチョウの仲間で、元々は奄美大島にいる亜種以外は日本にはいなかった蝶だが、1995年に埼玉県で初めて確認されてから数年間で関東地方で広く発生し定着するようになったそうだ。2010年以降には関東地方から福島県にも広まり、山梨県や静岡県、さらには愛知県や京都府にも分布の拡大が続いているという。綺麗な蝶ではあるが、幼虫の食樹であるエノキが在来種のゴマダラチョウと競合するし、ゴマダラチョウとの雑種の可能性も危惧されているために特定外来生物に指定されている。









卵を産み付けているように見えたが、フェンスがあって近寄れず確認はできなかった。
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ムシャクロツバメシジミ

2023-09-24 | 昆虫
名古屋市東部の住宅地の草むらで今月初めに見掛けたムシャクロツバメシジミ(Tongeia filicaudis)。ヤマトシジミやツバメシジミと姿は似ているものの、黒い斑点模様が違うし、この辺りにはいない筈の在来のクロツバメシジミではないから、たぶんムシャクロツバメシジミだろう。ネットで調べてみたら、中国や台湾に棲息し、日本では2013年10月に名古屋市西区で初めて確認され、その後、この10年の間に福岡県や神奈川県でも見つかっている外来種だそうだ。名古屋市では西区や北区、守山区だけでなく、近隣の春日井市などにもいるそうなので、いずれは周辺の他県にも拡がるのではないかと推測される。幼虫の食草はツルマンネングサなどのベンケイソウ科の植物で、名前の「ムシャ」は台湾中部の「霧社」という地名に由来するという。今後さらに温暖化が進めば、海外からの物流によって昆虫や他の動植物の外来種がさらに日本に入ってくる可能性があるだろう。








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ヤマトシジミ

2023-09-23 | 昆虫
このブログでは去年の11月19日に載せたが、ヤマトシジミは春から秋まで年に数回羽化するから、日本中どこでもよく見掛けるシジミチョウだ。翅の表側の色は、メスは濃い褐色だがオスは4枚目の画像のような綺麗な青色ないし水色をしている。幼虫の食草は繁殖力が旺盛でどこにでも生えているカタバミだから、棲むには困らないのだろう。













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ベニシジミ

2023-08-04 | 昆虫
ベニシジミは年に何回も羽化するから、あちこちでよく見掛けるシジミチョウだが、さすがにこの暑さでは日陰にいることが多いのか、出会う機会は少ない。ベニシジミは、翅の形がやや尖っている方がオスで、丸みを帯びている方がメスだと言われているが、並んで止まっていないと判別は難しい。ベニシジミには春型と夏型がいて翅の表側の色に違いがあり、春型の方が色が鮮やかで綺麗に見える。





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ルリシジミ

2023-07-29 | 昆虫
体温を超えるほどの猛暑が続くようでは、暑さのせいか蝶はあまり飛んでいないが、道端の笹の茂みにルリシジミがいた。直ぐに飛び去ってしまったから確かではないが、翅の表側の色が黒褐色のようだったから、これはたぶん♀だろう。♂の翅の色は青色をしている。





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ハラビロカマキリ

2023-07-14 | 昆虫
アジサイはほぼ終わりのようだが、咲き残っていたガクアジサイの花に小さな子供のハラビロカマキリがいた。カメラを近づけても逃げる様子もなく近寄ってきて、興味津々のようだった。仲間とでも思っているのかもしれない。








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ナナフシ

2023-07-07 | 昆虫
ナナフシの仲間のエダナナフシかナナフシモドキのように見えるが、手元の図鑑やネットで調べてみたものの、確かな名前は判らなかった。このブログでは、5年前の2018年6月25日にもナナフシを載せたが、それとは大きさも色も違うようだから、たぶん別の種類かもしれない。日本にはナナフシの仲間が十数種類いるようで、“七節” という名前のとおり、草や木の枝に擬態して外敵から身を守っているのだろう。ナナフシの多くは翅が退化したものが多いようだが、中には翅を持って飛ぶことができるものもいるそうだ。これは翅がない種類だが、大きさは10㎝くらいだった。体長の割に脚も長く動きも鈍かったので、小枝に擬態していても、鳥やトカゲ、カマキリなどの外敵は多いから、見つかれば直ぐに捕食されてしまいそうだ。そのためか、2枚目の画像のように、一番前の脚を前にいっぱい伸ばして大きく見せているつもりなのだろう。








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ウバタマムシ

2023-07-04 | 昆虫
去年も7月8日に載せたウバタマムシ。先月下旬に近くの公園を散歩していたら、どこかから突如飛んできて頭に止まったので、捕まえて近くの葉の上に移動させて撮ったものだ。ウバタマムシは松の枯れ木に穴をあけて産卵し、幼虫はその材を餌にして育つそうだが、卵から成虫になるまでに3~4年かかるという。





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ホタルガとシロシタホタルガ

2023-07-01 | 昆虫
ホタルガもシロシタホタルガもいずれも黒地に白い帯のコントラストが綺麗なマダラガ科の蛾の仲間だ。初めの2枚がホタルガで、後の2枚がシロシタホタルガだ。4年前の2019年7月17日に載せたように、前翅の白い帯模様の位置が微妙に異なり、V字形か直線状かの違いがあるが、互いに姿はよく似ているから遠くからは見分けがつきにくい。













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ヒオドシチョウ

2023-06-28 | 昆虫
3日前に載せたウラギンヒョウモンがいた公園の散策路脇の花壇の仕切り板の上に突然ヒオドシチョウが止まった。近寄ろうと動いたら直ぐに飛び去ってしまったので、画像はこの2枚しかない。ヒオドシチョウはキタテハの近縁種で、翅の裏側はルリタテハのように濃い褐色で地味だが、表側はオレンジ色が鮮やかな綺麗な蝶だ。年1回春ごろに孵化した幼虫は、食草(食樹)のエノキの葉を食べて育ち、今頃から初夏にかけて羽化した個体がそのまま成虫で越冬するという。ヒオドシチョウはこのブログでは過去にもたびたび載せたことがあるが、成虫が見られる期間はけっこう長いものの、年1回しか孵化しないから個体数は少なく、絶滅危惧種に指定している自治体は多い。






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ウラギンヒョウモン

2023-06-25 | 昆虫
公園の花壇で見掛けたウラギンヒョウモン。ヒョウモンチョウの仲間には似たようなものが多いが、後翅裏側の銀白色の斑模様からウラギンヒョウモンで間違いないだろう。エキナセアと思われる花で吸蜜していたが、前翅表側に性標と言われる細い2本の灰褐色の筋模様があるから、これはオスだろう。幼虫で越冬し、春から梅雨時にかけて年1回しか羽化しないから、いつも見られる蝶ではない。孵化した幼虫の食草はスミレ類だ。








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ホシミスジ

2023-06-22 | 昆虫
草むらでひらひらと飛んでいたホシミスジ。近縁のコミスジは、同じタテハチョウ科の仲間で翅の色や模様がよく似ているが、前翅と後翅の表側も裏側も模様が微妙に異なっている。ホシミスジは前翅表側前部の白い帯状の斑点模様がコミスジのように1本の白帯ではなく、それぞれの白斑模様が不連続で繋がっていない。また、ホシミスジは後翅裏側前部に黒い斑点模様があるが、コミスジにはそれがないことが相違点だ。








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ハナムグリ

2023-06-04 | 昆虫
公園の花壇で咲いていたオルレアの花にいたハナムグリ。コガネムシの仲間で、日本にはいくつかの種類がいるが、いずれも花粉や蜜を餌にしている。同じところに3種類が集まっていたが、画像の上から順に普通種のハナムグリと茶色がかった色違いのハナムグリ、クロハナムグリ、アオハナムグリ(たぶん?)だと思う。











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アオスジアゲハ

2023-04-19 | 昆虫
ドウダンツツジの花が例年より早く終わりを迎えようとしているが、アオスジアゲハが吸蜜に来ていた。いつもならクマバチミツバチなどが多く集まってくるのに、今年は気温の影響で開花が早かったためか、蜂の仲間は少ないように思う。








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