まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

求人誌に見る、国の大盤振る舞い

2007年06月10日 | 社会的全般
久々に、朝の番組で沢田知可子さんの「会いたい」を聞いた。
これ、だめなんでございます。
こんなヘビーな体験もないのにもかかわらず、まじ聴きすると、
涙腺が緩みます。

個人的に、考えてみれば、今でもこの歌が流れると、
何も手につかないベストスリーは、
3位が、加藤登紀子さんの「時には昔の話を」
2位が、2位が、メロディーは覚えているんだが、
いつものことで、思い出せない。

もう、最近は、珍しいことでもなんでもない。
思い出せないのだ。
全く。
というわけで、安室奈美江のNEVER ENDをあげておこう。

そして、1位は、先にあげた、「会いたい」。
なんだかなぁ、いいのかどうか、本人的に、納得がいかないが、
どうも、物忘れが酷くて、
何がいいかを問われて、最近は、本当に即答できなくなってきた。

今日の「求人チラシ」。
相変わらず、求人会社の「バブル」続行中。
もう、日曜日は、新聞より、ページ数が多いんじゃないか?
想像がつくであろうか?

先日、地方、この言い方も語弊があるかもしれないが、
まるで就職できる会社がない、というコメントをいただき、
一方的に書きすぎる自分を反省したもんだが、
東京は、いったい、どうなっているの?というくらい、
資格年齢も上昇中。
60歳までOKの会社が増殖している。

中京地方、多分、名古屋辺りのことを言っているんだろうが、
東京よりも、「異常事態」だという話を聞いた。
どんな感じになっているんだろうか?

そういえば、今日の求人で、
「年金ダイヤル」の受付。
大募集していた。
これが、堂々と、社会保険庁だと思うが、ここが「依頼」している。
ええ、人材派遣だ。

短期的な「採用」であるためだろうか。
派遣に頼る、そういう感じ。
で、時給が1100円以上。1300円にも届く。
年金相談から始まる、電話の受付。
もちろん「研修中」は時給が下がるが、大募集。

ところがその上で、「介護」の募集もいくつか出ている。
これが哀しいことに、1000円なんて、とてもいかない。
900円とか950円とか、
想像しうるに、内容はハードなはず。
いわゆる肉体系の仕事なのに、今時、1000円を出せない。

その下に、1000円を軽く越える、年金ダイヤルの募集が、
その介護の募集の4倍くらいの「大きさ」で、広告がうたれている。
資金量も、内容も、「どんだけ違うんだ!」というくらい。

高待遇も、多分、市民からの「苦情」処理も考えに入れてのことだろう。
自治体の職員に、「手当て」ということで、
あまたの種類が、前に、色々と問題にされたが、
例の「危険手当」とか、「OO処理手当て」とか、
そういう、普通、当たり前だろうが、という内容も、
「人が、みるから嫌に思えるものは、全て手当てで処理しましょう」
という姿勢が、この時給に反映されているのかもしれない。

にもかかわらず、介護関係の時給は、正直、「競争力」が無いくらい、安い。
多分、勝手に思っていることなんだが、
こういう介護。
民間に「任せて」、一番、得をしているのは、
多分、行政、国だと思わざるを得ない。

年金ダイヤルに1300円近く。
業者には、普通に、1700円とか1800円払っているはず。
もしかすると、2000円の請求があるかもしれない。
この経費と、介護の経費を考えると、
やっぱり、国の仕事は、随分、大盤振る舞いだなと、
そう思ってしまう。

やっぱり折口さん、明らかに、介護ビジネス。
見込み違いだったと思うよ。
こんな自分が申し上げることではないけど。
実際、どんどん、法の改正やらで、「旨み」がなくなったし。
「崇高」な理念だけで、今の日本は、事業を「上場」なんてできやしない。

コムスンを叩き切ったということは、
国としては、介護ビジネスの裾野が広がったと判断したのであろうか?
あれがなかったら、介護に関して、
早期に、何らかの問題提起が、色々と起こっていたはずだと、
思うんだが。違うのかなぁ?


コムスンだけを叩いても、何も変わらない。

2007年06月09日 | 社会的全般
最近、テレビコマーシャルで、三菱UFJ、時間外手数料の無料サービスを
告知し始めた。
おまけに、本支店間の振り込み手数料も「無料」。
その昔、当たり前のことであった、手数料無料。
最近、どうやら「目玉」になってきた。

インフラやらシステム費用、メンテナンスなど、
言いたいことは山ほどあるんだろうが、
自前のキャッシュディスペンサーを設置するより、
コンビにを中心に、ネットワークが進んできたこともあって、
経費的に目処でもたったのであろうか?

銀行も、その失われた十何年にもなろうか、ドラスティックな統廃合の末、
以前のような、「殿様商売」を検証し、
リテールというか、個人、中小向けに営業を特化し始めたが、
何のことはない、
商品アイテムなど、新しく考案もできやしないし、
リスクのヘッジの仕方も、
相変わらずの「土地本位制」。

だから、こういった、金を移動する際にかかる「手数料」を中心にした、
細かい収入を頼るしかなかったんであろう。
「手数料商売」ということを、笑えるが、自慢げに言い切っていた
時代があったことを、忘れないようにしたいものだ。

ただ、どうにか、景気も回復し、
何かを「嗅ぎ取った」のであろうか、
あの90年前後の、いけいけ感が、銀行にも出始めたようだ。

本日は、コムスン事件?で、報道は一色。
「介護を食い物にした」奴、という内容で、折口さんも、
なんだかなみだ目で、2時間40分の会見をこなしていた。

記者が、「ぼろ儲けできると思っていたんじゃないか」とか、
「食い物にしやがって」など、これは、質問でもなんでもなくて、
相変わらず、「悪を糾弾する」
そういう「態度」、お前らだって「何様」なんだよ、
と言う気がしながら拝見していたが、

報道ステーションに登場していた、あの下流社会の現象を著していた
山田さん。
冷静なコメントでした。

結局、こういう「公共的なサービス」(ええ、フルに近い税金が投入)
にもかかわらず、我々は、官ではなく、民を選択した。
質をいくらあげようが、金銭は変わらない。
こういうインセンティブが働かない作業を、そもそも民に任せることが
どういうことなのか、
これで、残念ながら自明に成ったということでしょう、
そういう内容であった。

利得を考えない、崇高な精神で、薄利できつい作業を、
ごめんなさい、表現が悪いんですが、
民は、到底できません。当たり前です。
記者が、ぼろ儲けしようと、という、この言い方は、ヒステリックすぎて
知性を疑いますが、
そもそも、利得を考えてなんぼの代表者に向かって、

「あなたの給与はいくらですか?」
なんて聞く記者には、ほとほとがっかりした。
上場企業の、いくら、ルール違反をしたからと言って、
それは、もう、全然、関係ないだろう。
だめだろう、どこの記者だ、いったい。
何を、期待しているんだ、そんな質問をして、
誰をむいて、やっているんだか。

モーニングという雑誌で連載中の「ヘルプマン」という漫画ではあるが、
そもそも、この介護のシステムが、いかに、いい加減で、
でたらめに大変な「事業」であるか、
現場の実態を、ほとんど反映していない、
そういう「行政」の「管理」と「ルール」の中で、
心を込めて、やればやるほど、自分を追い詰めざるを得ない
この介護のシステム。

しかも、超、安いし。
知り合いが、デイケアサービスを事業化しようとし、四方山話を受けたが、
即答、止めておけと、あれは、民が事業化するものではない。と。

今回は、コムスンが、こうしてあげられたが、
実態は、どこも、四苦八苦で、似たようなものであろう。
特養老人施設など、もう、全然人が足りなくて、
真面目にやろうとすればするほど、
人材が、壊滅的にいなくなってしまう。

むしろ、簡単な「悪」を、どかどか叩くより、
もう少し、根本的な問題意識を持って、ニュースとして提起してほしいものだ。
そうそう、年金の問題だって、
同じことだ。


実は、白旗あげている厚労省、年金問題。

2007年06月07日 | 政治
昨日、報道ステーションで報道されていた内容。
話題沸騰中の「年金問題」だ。
さらに14000件ものデータが発覚し、その杜撰というか、
もう、誰の責任かなんていう問題を通り越して、
税金も含めて、
もともと、いい加減な「国」なんだ、ということが明白になった感じ。

もう、国民から「しょば代」を取るのは当たり前。
それをどう使おうが、「どんぶり勘定」。
全てを先送りしていく中で、
本当に、遠い昔のことまで、「出てきてしまった」。

まぁ、むしろ、こういうデータが、出てきたということが、
昨今の「モラリティー」からいって、
正常化されてきたんだなぁ、という方が正しい?
だって、以前だったら、確実に「世に出てこなかった」んじゃないの?

その番組で、面白い内容が報告されていた。
スゥエーデェンの年金事情。
国民に、毎年?報告書が届くと言う。
レターには、経済成長率が毎年2%アップすれば、
あなたの年金はいくら支給されます。
4%成長すれば、いくら支給されます。

こういうしっかりとした報告書を送付している。
いや、凄い。
もう国のあり方からして、意識が違うね。
日本では、鉄板で、こういう約束なんて、できやしません。

ところが、厚生労働省、なんか、謎な報告書を出しているらしい。
これが面白かった。
国民には、なんか、オレンジレターなる名称で、
納付状態を通知しているらしいが、
末尾に、「これからも納付をよろしくお願いいたします」
なんて、お前は「会費」なのか、
なんて文章を付け足しているらしいが、

厚労省が出したレポートでは、
今現在、年金、23万円前後が払われている。
現在45歳?の方が受給年齢の時の支給額の予想は なんと 28万円
現在20歳?の方が受給年齢の時の支給額の予想は なんと 37万円

これ、正式なレポートだそうです。

本当ですか?
まじっすか?
いやー、払わないと、まずいじゃないですか!

という反応が、当然、起こるし、もし、これを本当にこの国がやれるのであれば、
もう、公務員の人件費削減なって、
そんな細かいこと、2度と問題になんかしませんよ、
というくらい「衝撃的な」内容なんだが、

相変わらずだ。
その根拠となるデータ。笑った。

どうやら、この国は、今年より、毎年「成長」するというのが「大前提」。
さらにだ、凄いこと言っているぞ、この国の官僚は。
なんと、今年より、平均賃金が、毎年、同じ理由で、2.5%、
必ず上昇する!というのが「大前提」。
で、さらに、集めた「積立金」の運用。
これも毎年、4.5%の運用実績をあげられる!ということ。

昔、国交省が、道路利用調査なるデータを、臆面も無く「創作」してきたことを
明確に思い出したが、
まだ、この方々は、性懲りも無く、やっている。

これでいけば、何十年後には、国民の平均年収が1000万円を超える!
これで、38万円の支給って言ったら、
今の感覚で言えば、完全に「目減り」しているわけじゃん。
つまり、数字上、一見「ばら色」を見せときながら、
実は、「今の水準を維持することができません」
と、完全に「白旗」あげているってことじゃない。

いやいや、細かい内容なんて、どうせ、わかりっこないよ、
なんて感じで出したレポートなのかどうかわからないが、
あの国交省で、これくらいの交通需要がありますからと、
四国に4本つくったり、アクアラインつくったりした時よりも、
確実に、馬鹿にしている。

物価上昇率も、経済成長率も、そういう細かな所は拝見していないが、
仮にあったとしても、運用益4.5%?
絶対だな、絶対、できるってんだな!
5万件の行方不明の厚生年金データで、歴代社会保険庁長官を引っ張り出せ!
というくらいなんだから、
これで、4.5%を毎年出せなかったら、
どういう「責任」を取るというのだろうか。

いやー、こんな時に、つくづく、笑わせてくれる国だなって、
今、妙に、感心しちゃっています。


サラ金の過払い問題の「その後」

2007年06月06日 | 社会的全般
先日、消費者金融の件で、「再チャレンジ」が難しい日本、
そういったことを書かせていただいたが、
例の、サラ金。
グレーゾーン金利の「過払い」訴訟。
恐らく、この訴訟で、清算を勝ち取った方々が、安堵の日々を送られているだろうが、
やっぱり、そうは問屋が卸さない。

こういった「個人情報データ」。
特に、金融がらみのデータを扱う団体が、大きいもので日本に4つ?ある。
データを共有して、もちろん、「借りすぎ」を予防するために、
国からの要求も厳しい折、
どの金融機関も、それぞれ、このデータを「参照」しているが、

内容としては、現在の借り入れ状況。
また、過去の借り入れ記録。
さらに、自己の履歴。
こういったところが大きな部分。

このため、現在、借金がまるで無くとも、過去の履歴があったりすると、
「またこいつは、何かがあれば、借りる」、
そういう考え方で、借り入れが制限されることになる。
さらに、先に言った、過払い訴訟。
これで清算ができた者。

なんと、この最大手「全情連加盟情報センター」では、
なんと債務整理という欄にチェックが入る。
完済ではないのだ。
なるほど、業界の「怨念」を感じるではないか。

正当な裁判を通して、正当な判決が出て、過去に遡って、
その「違法性」が問われ、市民の真っ当な立場が保全された、
そう考えて良いのに、
彼らがとった手段は、「債務整理」という名称だ。

この債務整理にチェックが入れられると、当然、「事故」扱いになる。
当たり前だが、かなり長い間、本当に、長い間、
恐らく、2度と、まともな「融資」を受けられない。
クレジットサラ金連絡会?だっけ、
頑張るのはいいけど、こういうところを、ちゃんとしなければ、
単なる「売名行為」と言われてもおかしくない。

もう一つの大手、CICの方は、どうやら、完済扱いになっていて、
当たり前の扱いをしているようだが、
こういう「陰湿」な管理の仕方、誰も問題視しないのはどうかと思う。
確か、本日付の朝日新聞が取り上げていたが、
多くの政治家も、官僚も、
まるでわかっていないんだろう。


命をかける内容が違うと思うんだけど。

2007年06月05日 | 政治
ニュース番組を見ていると、例の年金問題が中心。
街頭インタビューも、各番組、必死に市民の声を拾っている。
大概の人は「国を信用できない」「安倍さんなんか信用していない」
なんて、年金の対象者である高齢者が応えていたが、
だめだろう。
国民。

安倍さんの時に「発覚」したのは事実だが、
これを「争点」として「政局」にしてしまうのは、
あまりにも「安易」な報道と言わざるを得ない。

そもそも、この先に訪れる参院選挙。
青木さんなんかがニュース番組に映像を拾われているが、
「このままでは選挙に勝てません」
一方で、安倍さんがコメントしているが、
「支持率のために政治をやっているわけではありませんから」

ええ、良い悪いは別にして、
この年金問題。
選挙のたびに、「影響」を考えて、そのままずーーーと、先送りにしてきた
そういう問題。
この間に、メインで「有権者」として参加していたのが、
先の街頭インタビューに答えていた高齢の方々。

つまり、どう考えても、ここに至る結果も経過も含めて、
それぞれが、マスコミも含めて、
煮え煮えの「関係」を繰り返してきた、その顛末であろう。

今回も、どうやら、この関係は、変わらないらしい。
社保庁法案と年金救済法案、参院で審議入り

  社保庁改革関連法案は、(1)社保庁を廃止・解体し、年金業務を引き継ぐ非
  公務員型公法人「日本年金機構」を平成22年1月に設立(2)機構業務は可
  能な限り民間委託(3)民間委託する業務範囲は、法案成立後に内閣官房に第
  三者機関を設置し決定(4)悪質滞納者の強制徴収は国税庁に委任-すること
  が主な柱。

違うだろう。
こんなんじゃないだろう。
確かに、いい加減な「組織」として、華々しく報道もされたが、
こういう組織にしてしまったのは、
そういう「法律」を成立させてきた、歴代の「国会」なんである。
これには、今の当選回数が古い連中は、
与党、野党問わず、皆当事者。

官僚の「意のままに」操られた政治家たちが、
ろくな審議をせずに通してしまった結果が今日問われている。
さらに、問題は、先進国で、最も早いスピードで「高齢化社会」に突入した日本。
この「先を読む」ことを、先送りにして、
場当たり的に、顔色を伺いながらやってきたことも事実。

で、先の青木さんではないが、
毎度のように「政治生命」をかけるのは、
選挙の結果で、政策ではないこと。
あんなに小泉さんが上手くやったのにも関わらず、
まただ、選挙に命をかけている。
青木さんの本領って、やっぱ、選挙?
こういう時にしか、目立たないよね。
「これでは、選挙、勝てませんわ」が、キャッチフレーズ?

民主党だって、根本的に「福祉」を考えるんであれば、
消費税を主体とし、さらには、控除も含んだ、
サラリーマンにとって、納得のいく、平等な税制を提案していかなければ
ならないのに、
あくまでも「歳出削減」だ。
本当の裕福者は、「源泉徴収」なんかしていないって!

これじゃ、いつまでたっても、「景気がよくならなければ議席を伸ばせない」
成り行き任せの、ばら撒き型政策党のまま。
だから、与党と「ちょっと違っている」だけの政策論議。
だから、結局、何を「もめているのか」全然、解からない。

本来なら、市場型の小さな政府を目指す与党に対抗して、
平等社会共生型の大きな政府を目指さなければならないのは、
どう見ても、民主党。
そろそろ、命かけて、政策を「論じ合わなければ」、
いつまでたっても、マスコミも成長しないと思うんだけど。
そして国民も。

深夜にたむろする少年たちに声をかける警察官

2007年06月04日 | 雑感(日記)
夜遅く、帰宅を急ぐ途中、コンビニの前での出来事。
普通に見る光景であったが、
「少年」と思われる人間が、数名、自転車にまたがって、
立ち話をしているように見えた。

突然、全速力で1台の自転車が走り寄ってくる。
警察官だ。
まだ若い風貌の彼は、その数名の前に止まって
「こんな遅く、君たちは何をやっているのですか?」

誰もが立ち止まるくらい、大声で話しかける。
それも、まったく上下に音程がゆれない、
つまり「棒読み」。

若者たちは、逃げるまでも無く、ごにょごにょと警察官に応えている。
すかさず、警察官は、
「ちょっとお話を、駅前の交番で聞かせてくれないかな」

ええ、「聞かせてくれないかな」
このセリフ。
もう、テレビでも映画でも、いわゆる「ちょい役」の方々が、
全身に力が入った感じで、大根役者丸出し、
生活感が一分も無い、あの話し方。

おいおい、なんてセリフ読みをするんだ、と絶句してしまうような感じ。
あれだ。
びっくりした。
これ、実話だったんである。

あまりもの素人が、なんかスポンサーの関係で、こんな話し方をする役者を
仕立てたんだろうと、普通に思っていたんだが、
あれは、「リアル」だったんである。
だって、目の前に、まさに、同じ感じで喋る警察官を
見てしまったんだもん。

もう、目の前で仕事をする警察官。
これがドラマや映画であれば、何回「取り直し」が出るんだろうというくらい、
ど下手なセリフ。
でも、言っちゃってます。

人間って、確かに、強張った時、思わず、一本調子の「声」が
出てしまうことがありますよね。
このようなちゃかした話題にするのは申し訳ないんですが、
こういうシチュエーションの時は、
普通、2人1組でかかるはず。

1人で「行っちゃっている」のは、いやいやリスキー。
大丈夫なんだろうか?という思いが立ったのも事実。
だが、若い警察官に促されて、
自転車をひいて、交番に向かう「少年達」。

ひょっとすると、すでに何かの事件があって、
容疑人ではなく、参考人としての自覚が彼らにあったのかしら?
なんて色々考えながら、
自分も、確かに、震える声で、情けない「上ずった」トーンで
昔、やりあったことがあるのを思い出す。

色々な意味で、本当に、警察官は大変な職業だ。
どのような展開になるのか、しばし色々と想像を巡らしてはみるものの、
とりあえず、帰宅を急いだのである。


「チーム・マイナス6の謎」って大袈裟な話じゃないです。

2007年06月02日 | 社会的全般
いつ完全に統合するのであろうか、なんて、思っていたが、
UFJと東京三菱は、このまま、UFJを切り捨てて、
いいとこ取りをしたうえで、切り捨てちゃうんだろうな。
結構、露骨な感じで。

ニューヨークヤンキースのジータ選手。
もう、とっくの話題になっているんだろうけど、遅いかしら?
阪神の今岡選手。なんか、風貌も、打ち方も、姿勢も、似ていて、
ちょっとおかしかった。

それにしても、いつのまにか、ヤンキースの1番から9番までの
打順ごとに、選手名をすらすら言えるようになっている
自分に驚いた。

そういえば、「エコ」と言われて久しいが、日本では自然エネルギーを
取り入れた利用が、はなはだ少ない。
最近、よく遠出をするんだが、列車の窓から眺めると、
どこまでも続く家々の屋根、
ごく稀にしか、ソーラーパネルが見当たらない。

プロペラ型の発電機が東北だとか北海道で、官主導で導入されているが、
その多くの部分が「メンテナンス中」だとか。
そういえば、お台場近くの夢の島。
プロペラ発電機が何台も立っているが、
半分くらいが、あっちをむいたまま、ただ立っている。

もう、見た感じからして、「熱心」さを感じない風景にがっかりするんだが、
いわゆる「売電」という方式。
当たり前だけど、各電力会社にとって、どうやら迷惑なシステムなんだろう。

排出ガスだとか、温暖化だとか、
減らさなければならない、そういう目標がありながら、
結局、何をしたらいいのか、
さらには、エアコンの温度を上げたり、下げたり、
「国民運動」にもっていって、それでいいのか?

技術大国日本として、そんな原始的な方法でよいのか?
なんて思うことがよくある。
石油やらガスやら、そもそも、そのエネルギー産業が「資本主義」世界の
原点である以上、
これをベースにした、製品やら、なんやらが多すぎる。

最近、「オール家電」と銘打った、マンションなんかが賑わっているが、
確かに、ガスより安い気がする。
しかしながら、大型ショッピングモールだとか、
それこそ、アミューズメント施設だとか、
1ヶ月の電気の使用量が、何十万円もする世界もあって、
そこまでくると、「節電」が現実味を帯びてくる。

だが、なんでか、ソーラーパネルとか、プロペラ発電機が、見当たらない。
なんか、欠陥でもあるのか?メンテに問題があるのか?
なんて考えていたら、
どうやら肝は、バッテリーにあるようだった。

結局、ソーラーパネルであろうが、プロペラであろうが、
電気を「蓄電」しなければ、
自転車の発電機と一緒。
いわゆる、その場限りの、垂れ流し状態になってしまう。

売電とかいうのであれば、そのまま、電力会社へ「送電」すればいいことなんだが
当初は、どうやら、色気が多くて、こっちに特化してしまったらしい。
当たり前なんだけど、
本当に、当たり前なんだけど、
家庭、普通の市民。
どうやら、あんまり気にしていないようなんだけど、

本当は、ソーラーパネルもプロペラも必要ない。
高性能のバッテリーがあれば、
「夜間電力」で、蓄電するだけで、
電気料金は、おおよそ、半分近くなる。

多分、こんな話を強力に「国民運動」で展開したら、
確実に、巨大な抵抗勢力が出現してくる。
だから、誰も触れないし、技術的に安価に安定したものを作れるはずなのに、
この「併用電源」の利点を、指摘もしない。
これで随分、目標値をカバーできると思うんだが、
やらないよね。


あーあ、また長々と書いちゃった、でも「自由」だし?

2007年06月01日 | 社会的全般
たまたま読んだ本で、「日本とフランス 二つの民主主義」。
この本を読んで、実は、自分は、まだまだ何にも知らない奴だったんだと
気づかされた。

もう日本は「お手本」にする社会も何も、あまり無い、成熟した社会だ、
そういう意識があった。
日本のオリジナルを、それこそ世界に発信する、
そうい使命こそが、今の我々のモチベーションになるのではないか、
難しいことだが、そうに違いない。
なんて、能天気に考えていた。

が、どうやら、世界には、今の日本と同じように、様々な問題点を抱えつつ、
それでも、何を目指して、何をしていこうか、
しかも、日本とは、全くアプローチの違う方法で、
社会を「組織」している国がある。

確かに、フランスのことは、全然知らなかった。
「平等を保障」する国だと言うことも、それが何か?
という程度のもので、実際に、何をどのようにしているのかすら、
知ろうともしなかった。

そしてその平等という「意味」ですら、
今の日本の「福祉」的なイメージをしてしまい、
またも、それが何か?という体たらくだ。

いやいや、凄い「徹底」ぶりだ。
とにかく、平等な社会を実現するためには、こんなにも「自由」を制限される。
商店を「守る」ということか、意味合いは違うんだろうけど、
日曜日は、完全に「休業」させる。
バーゲンですら、アウトレットモールみたいなものも「禁止」。
やるのであれば、「決められた日数と日にち」を遵守する。

雇用にしても、正規社員の率が高いが、
いやいや、パートタイムを採用する場合、完全に「期間の契約」をし、
給与も正規社員と全く変わらない。
あげく、「退職金」まで、完全に支給される。
よって、どの企業も、パートタイマーを雇用する場合、
正社員より「コスト」がアップすることを覚悟しなければならない。

思った。
これは、今の日本から移り住んだら、大変なことになる。
適応できないかもしれない。
がんじがらめだ。
面白くもなんとも無い。

だって、自由がないじゃないか、と。
もちろん、そのやり方が、上手くいっているか、どうなんだ、ということは
当たり前だが、どの国でも一緒で、
フランスも、大きな問題をいくつも抱えている。

自分も、フランスのあり方が、本当にいいのかどうか、
実は、今でも、よくわからない。
ただ、日本の「迷走ぶり」が際立つ今日、
社会福祉を受けるものが、
「弱者」「障害者」というくくりで、平気に考えられているこの国で、

どの人間も、富裕者であれ、貧困者であれ、
誰もが当たり前のように社会福祉を「受けられる」ことで、
日本のように、受けることで「卑屈になったり」「差しさわりの無いように」
「触れないようにしよう」なんて、考えもしない国があるなんて、
想像すらしたことがありませんでした。

自由、という考え方も、言葉も、いつのまにか当たり前のように
それを前提に考えている自分に、初めて気づきました。

【溶けゆく日本人】乱れる性行動

 「えっ、間が持たない?」
  エイズ(後天性免疫不全症候群)予防研究のため、中学・高校生らの性行動に
  ついて全国でインタビュー調査を重ねている木原雅子・京都大学大学院医学研
  究科准教授(社会疫学)は、西日本に住む高校2年の女子生徒が発した言葉に
  耳を疑い、思わず聞き返してしまった。

  生徒はトップクラスの成績で、国立大学を受験する予定だという。彼女がこれ
  までに性関係を持った男性の数は6人。なぜ相手が次々と変わるのか理由を尋
  ねたところ、「間が持たないから」と答えたからだ。

これに長々と言及するには、例によって、悪い癖で、
今日の文章も「長すぎます」。ですから一言。
本当は、この記事をメインに書く予定でしたのに.....。

ええ、「何でだめなの?」「だめなものはだめだ」
ということが、実は、個人レベルでも、社会レベルでも、
通用しなくなってしまったのが、今の日本、だということです。

なんでだめなのかを、いちいち、物凄いエネルギーを使って説明する、
そして納得させることが出来なければ、
それは、個人の自由を阻害してしまうのではなかろうか、
という漠然とした「空気」が、
この日本の戦後、主流になっていた。

押さえつける、抑止する、躾けるもそう、
全てが、あの戦争以降、「悪の権化」としてしまったことが、
なにやら、自由こそが、それに代わる「価値観」として、
全体的に、承認されてしまった、この国。

そして、国に参加するのも「自由」だし、
「いい思いを一人だけすることも」自由だし、
見つからなければ、誰かに言われなければやっても、
それも自由だし。

他人なんて、考えもしない、その先のことさえも、考えも及ばない。
どう、自分が生かされて、どう社会的に存在しているかなんて、
そもそも、そういうことを考えないことも、自由だし。

なんだか、どんどん、そうやって、一人一人が、支えも無く、
自由に浮かんでいるかのように、
つながりもなく、それが、多分、行き着くであろう、
自由な社会。

多分、間がもたねぇな、こんな社会も。
嫌だな。