まなびの途中

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勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

わが国民だけは、なにもせず、全て、一流のサービスを、どうやら、無条件に欲しいらしい

2012年04月14日 | 社会的全般
北朝鮮の「ミサイル」は、騒動の大きさに比べて、散々な結果になったようだ。
いや、事態は、ある意味、さらに深い騒動に発展するかもしれないが、
日本国内では、もう、べつの騒動に話が展開している。

官邸は何をやってんだ。

そういう意味で。

情報の遅れから、精度に関して、あの原発以来少なからずの国民は、
政府に対して不信感を露にしていて、
例のツイッターは、その「はけ口」として、ある意味上位の2チャンネル化が激しく、
見ていて気が滅入る程度の文言が貼り付けられている。

自衛隊。

この組織について、国防を含め、有事の際にどういう位置づけなのか。
そういう議論がちゃんとできるようになったのは、
ごくごく最近のことだと思う。

それまでは、マスコミも、「触れてはいけない」タブーとして、
さらには、不祥事が起これば、われ先に何の躊躇も無く叩く。
そんな対象として、冷静に、議論を尽くすことは無かった。

北朝鮮の「ミサイル」の件でも、多くのマスコミは、PAC3の配置に関し、
聞いたことも無いだろうに「軍靴の足音が聞こえる」風の社説をあげ、
どういう根拠なんだろう、あの物体を、あくまでも「ミサイル」と呼び、
あげく、イージスのレーダーにかかる前に墜落した物体を、
補足出来ない事実をもって、
何かを隠蔽していたのか、怠けていたのかも含め罵倒をし、

環太平洋の戦略的な国家間の取り組みの中で、
日本のポジションを知ろうともせずに、
「なぜ、できないんだ」「世界の笑いものになっているんだ」

わが国民だけは、なにもせず、全て、一流のサービスを、どうやら、無条件に欲しいらしい。

あの原発にしても、
表にせず、あれも、「腫れ物に触れてはダメよ」という風が、
こういう事態を招いてきたわけで、

今より良くなったことは、自己努力。
悪い結果は、全て、国のせいと、最近の振り切れ方は、見ていて清々しい感がある(笑)。

先日関東で「爆弾低気圧」の影響で、都市の交通がほぼ麻痺した。
運転を取りやめる電車が続出する中で、
大概は、その状況を受け入れ、吹き荒れる嵐の行方を見遣っていたが、
成すすべの無い駅員に向かって、思いつく限りの罵詈雑言を浴びせる客も多くいた。

あらゆることを、無条件に、サービス授与者として慣らされて、
快不快を脊髄反射の如く返すしか無い、そういう輩が増殖して、
それをありがたがって、多くマスコミや、テレビが、国民の声と称して
映像に取り上げて。

間もなくすると、よもやの展開で、こういう安易な「世論」をリードしたツケが、
この国の冷静な判断を誤らせるかもしれないと思うと、
しばし、暗然とする。



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