まなびの途中

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有給休暇だって

2012年03月29日 | 社会的全般
有給休暇に関して、目に留まった記事があったんだが、

異議あり! 有給休暇 - 守井 嘉朗

僕は経営者として以前から疑問に思っていることがあります。
それは有給休暇という制度に対してです。
お勤めの方と経営者側ではそもそも180度見解が違うものですが、
僕にとってはこの有給休暇ほど、不思議な制度はありません。

一方で、有給休暇は当然の権利です。

自分が経営者であることを書いた上でこのようなことを言うのは「私はバカです」と言っているに等しい。
なぜなら、「働かないのに給料がもらえる」のではなくて、
給与なり人的リソースの配置は有給休暇を前提として決めなければならないものなのに、
それをしていないばかりか、自分が無理解であることをネット上で吐露しているからだ。

とまぁ、まったくもって、当然のやり取りが展開される。

1980年ぐらいであろうか、
外資がどうのこうのということで、「週休2日」というものが、
この世の中にあるんだと!と、認識が深まったのは。

その頃の外資にお勤めの方が、土日に休みをもらっている。
これだけで、いわゆる「外資ブーム」がおこったくらいだ。
でもね、このあたりは、物凄く、就職難で、オイルショック以降に見られる、
氷河期と称された、一番目あたりの頃。

人気のいない、ディズニーランドにお出かけ、というのも、
まさにこの頃に誕生したアミューズメントと相まって、
次第に「半ドン」なる土曜出勤も週休2日に移行始める。

と同時に、デパート(そろそろ死語になるのか!)の花木(はなもく)!
木曜日に集客しようとしたのか、結果、人が集まっているのか、
それが、「はなきん」に時を同じくして移動。

1年間は約、52週です。
これに2日の休みをかけると、単純に104日です。
さらに祝日。これが15日。
そんで、年末年始。
うまく、土日にかからなければ、数日。

120日は、年間休日になるわけです。

ええ、単純にならすと、2日行って、1日休んで。
てなくらい、
この日本の労働環境は、その完全週休2日族に対しては、
どう考えても、立派過ぎる、ものだと。

さらにだ、有給!
これがある程度社歴があれば、20日だ。

軽く、年間休日140日だ。

労働日数 225日。

1週間のうち、4日と午前中働いて、2日と半日以上は休み。

良いか悪いかではない。
こういうのを、日本は、健康的で文化的な、標準の日本国の労働環境と言っているだけなのだ。

特に、経団連に所属している法人クラスは、全部そうだと、いうことだ。

えっつ?
どこの国の話?

てな方々が、非常に多い。
サービス産業が、増加をきたし、観光立国を目指す!なんていっている輩もいるくらいだから。
東京では、取りたくても、人がいないんだから、休めません。
交代制なんて、夢物語ですね。

(採用する年齢を上げればいいなんて、平気で言う方もおりますが、
 商売する側にとっても、来店いただける方々にとっても、
 簡単にはいきにくいテーマですので。)

で、子供手当に所得制限をかける!なんて議論があったが、
有給休暇は立派な「所得」だ。
これに、取得休暇制限なんて話は、聞いたことも無い。

100日切ったら、ブラックだなんて、平気で言われてしまう昨今。

議論が、いつも、大雑把なくくりで戦わされるから、(上の引用ね)
できれば、自分も、ぜひ、120日くらいはとりたい!
有給とか、そんな、あれば尚、嬉しい。

が、有給なんているのか?っていう経営者。
どんだけ、自分の会社で休暇日数をとらせているのかがわからないし、
さらに、
合わせて140日も取っている連中から、
当たり前のように言われると、なんか、むかっときますね。

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